当社は事業内容が幅広く、請求書管理などもすべて事業部門ごとに行っていました。一番規模の大きい部門では個別に外注したシステムを、他部門はそれぞれ別のシステムを使っている状態でした。部門同士の連携も取れず、俯瞰して売り上げ予想も立てにくいため、何とかしたいと思ってはいましたが、どこから手をつけてよいかわからず、なかなか動き出せずにいました。

今回は各現場担当者の意見を聞いていただく時間を設け、より現場で使いやすいツールを導入したいと考えていました。キヤノンS&S側では、担当の営業の方だけでなく、基幹ソフトの知識に長けた方にも同席いただいて、導入するツールについて話し合うことができました。提案いただいた各社ソフトのデモを行っていただき、最終的には現場の使いやすさ、汎用性の面でPCAのソフトを採用しました。基幹ソフトの運用支援サービスも採用したことで、有事の際にもすぐに対応していただけるため、新しいシステムを導入したことによる運用上の不安も払拭できました。

一番事業規模が大きな部門で使用しているシステムも老朽化しており、その他の部門で使用しているシステムにも課題がたくさん残っています。最終的にはシステムを一元化し、各部門が入力した情報をすぐに確認・分析したり、請求書の発行や棚卸しが同じシステムでできたりするような状態を目指したいです。社内の効率化だけでなく、最終的にはお客さまに提供するサービスの質向上にもつなげていきたいです。