Active Directory導入ステップ
Active Directoryの導入は大きく3つのステップに分かれます。 それぞれのステップを確実に実行していくことで導入がスムーズに行えます。
Active Directoryの導入3つのステップ

Step1 環境調査
現在の社内環境がActive Directory構築可能かどうかを調査します。 その過程で物理的なネットワークの問題点の発見や管理外のコンピューターの調査を行うことも可能です。 ここでは正確なネットワーク構成図の作成がカギとなります。
Step2 事前設計
Active Directoryで「何をしたいのか」「何ができるのか」「何をした方が良いのか」を検討します。 ノウハウがものをいう部分でもありますので、自社内での検討が難しい場合はSIer(システムインテグレーター)を積極的に利用してください。
運用を見据えた上でActive Directoryを構築するための設計図を描くことがカギとなります。

Step3 構築・展開
実際のサーバー導入やクライアントへの展開作業のステップです。 事前に設計した仕様書に従ってサーバーを構築していきます。 ここでのカギは、クライアント設定のためのマニュアル作成です。
クライアント設定の流れ

全クライアントの設定を情報システム担当者またはSIreが行うことも考えられますが、台数が多くなると費用対効果が問題となります。
そのため、ユーザー自身が確実に設定できるようなマニュアルの作成と、途中で分からなくなった場合の問い合わせ窓口の設置が効率的な施策です。

このカテゴリと関連する情報
-
サーバーの選定方法サーバーの選定にはさまざまな要素が絡みます。
用途を明確にし、先行きを見据えて機種選定することが大切です。 -
サーバーの仮想化仮想化とは、一つのサーバー(物理サーバー)をまるで複数のサーバー(仮想マシン)のように利用できる技術のことです。 この技術はサーバー運用において、コストダウンや管理の効率化など多くのメリットをもたらします。
-
バックアップ現代の企業活動はITなくして始まらないといっても過言ではありません。そのためデータのバックアップの重要性も増してきています。
一方で誤った設計により運用に負荷がかかったり、肝心な時にデータが戻せないという事態も発生しています。
万一に備えて正しいバックアップの仕組みを構築することが大切です。

Excelの豆知識、パソコントラブルのよくあるご質問など日々の業務効率に役立つ情報から、業界の最新トレンドなどをお届け!
最新のオンラインセミナー情報もお届けします。
関連情報
-
知ってトクする!なるほどオフィスのヒント集
思わず「なるほど」と唸るヒントがここに!ITをはじめ、快適なオフィスやインフラ環境構築のヒントをキヤノンシステムアンドサポートの持つノウハウと共にご提供します。
-
チャレンジ!Excel
「入力が楽になるショートカットキー特集」「経年月日の表示方法」など、Excelの便利な使い方をご紹介します。(隔月掲載)
-
パソコンなんでもQ&A
「Word:行間が広すぎるので調節したい」「Windows:スクリーンセーバーを変更したい」などIT保守サービスユーザーさま向けのコールセンターに寄せられたご相談の中から、よくある質問をご紹介しています。(毎月掲載)
-
複合機の便利な使い方
「白抜きでコピーする方法」「スキャンのお悩み解決」など、複合機の便利な使い方をわかりやすく解説します。(隔月掲載)
-
コラム:会社の処方箋
制度改正やセキュリティ・生産性向上など企業のDX推進に役立つビジネストレンド情報をわかりやすくお届けします。