Active Directoryの構築
Active Directory(アクティブディレクトリ)とはマイクロソフト社のサーバー製品Windows 2000 Server以降の標準機能で、PCやユーザーの管理機能を提供します。 Active Directoryを有効に利用することで社内ネットワークの利便性向上とともに、セキュリティ対策に効果的です。
概要
Active Directoryでできること

Active Directoryの主な機能には右のようなものがあります。 他にもさまざまな利用方法があり、オプションのソフトウエアと組み合わせて提供できるサービスもあります。
例えば全体のセキュリティの底上げには
社内セキュリティを考える場合、個々の課題ごとに専用アプリケーションを購入すれば対応可能です。この場合は特定分野で強力なセキュリティ対策ができる一方で、コストがかかり、管理方法もばらばらになりがちです。 Active Directoryを利用すれば一定のレベルまで全体を底上げすることが可能です。

例えば煩雑なパスワード管理も
サーバーが複数台あると、管理者はサーバーごとにユーザー設定が必要になります。人事異動が多いとそれだけで作業が煩雑になり、誤った設定をしてしまうことも多くなります。
ユーザーはサーバーごとにIDとパスワードを管理しなければならず、付箋に書いて貼っておくことも。
Active Directoryはそれらを一気に解決します。

サーバーやクライアントの管理では
クライアント数が多いと管理者の負荷が膨大です。遠隔地に拠点がある場合は管理者が出張しての作業も発生します。
Active Directoryではクライアントは一元管理可能です。
遠隔地のマシンも最低限のメンテナンスで運用することかできます。

さまざまな付加機能があり、管理の手間も省け、セキュリティの強化も図れるActive Directory。しかもWindowsサーバー製品群の標準機能であり、別途ソフトウエアを購入する必要はありません。Active Directoryを有効活用すれば最低限のコストで大きな成果を上げることが可能です。
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