項目数の異なる表を統合する
Excelで項目数の異なる表を統合する方法をご紹介します。
問題
あなたは会議用に2つの店舗の売上実績をまとめた「売上実績表」を作成しました。
店舗ごとに取扱商品の項目数が異なり、表の行数は一致していません。
合計を出すため、2つのシートを統合して、1つの表にまとめたいと思います。
つまり、2つの表のすべての項目とそれらの合計が、1つの表に統合されるわけです。
どのような手順で進めればよいでしょうか…
さぁ、チャレンジ!
(※下記はExcel 2007環境です。)
解答
複数の表を集計する場合には、いくつかの方法があります。
例えば、表の項目が全く同じ場合「3D集計(別名:串刺し集計)」という集計方法を使うことで簡単に数値が集計できます。そして、今回の問題のように各表の項目数が異なる場合には「統合」機能を用いることで簡単に集計することが可能になります。
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表を挿入したいセルの左上端を選択します。(この場合A4)
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メニューより [データ]→[統合]を選びます。
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[統合の設定]
ウインドウが開きます。
今回は異なる表の合算を求めるので、[集計の方法]を[合計]にします。
次に統合元範囲を指定しましょう。
グラフアイコン(赤丸で囲った箇所)をクリックします。
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まず初めに、川崎店の範囲指定をします。
川崎のシートを選択し、範囲を選択しましょう。この場合は[A4:H9]になります。範囲を指定したら赤丸で囲った部分をクリックします。
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追加ボタンを押して、川崎店の選択範囲を[統合元]に追加します。
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次に、4~6の手順を参考に、横浜店の範囲を指定します。(この場合[A4:H8])
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選択範囲を[統合元]に追加し、OKを押します。
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川崎店と横浜店、2つの表が統合された表が完成しました!
項目数の異なる2つの表を各項目を集計し、1つの表に統合することが出来ました。
まとめ
「統合」を使うことで、シートをまたいだ処理が容易になります。一つ一つのセルを計算式で結ぶことでも可能ですが、「統合」処理で一発で集計がされます。
今回は3.で[集計の方法]を[合計]にしましたが、変更することでいろいろな統計結果を見ることができます。いろいろ試してみましょう。
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