レーザー or インクジェット 特性を生かした活用法
オフィスにレーザー複合機とインクジェットプリンターの両方がある場合、どのように使い分けていますか?
レーザー複合機は一般的なビジネス文書の印刷に、インクジェットプリンターは写真やハガキの印刷、封筒や製品に貼るラベル作りなど、普通紙以外の印刷によく使われています。
レーザー方式とインクジェット方式の違いと特長
レーザー方式 (キヤノン imageRUNNER ADVANCEなど) |
インクジェット方式 (キヤノン PIXUSなど) |
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印刷プロセス | 「帯電」「現像」「転写」など複数のプロセスで印刷する複雑な機構。 プロによるメンテナンスが必要。 |
プリントヘッドから用紙に直接吐出するシンプルな機構。 メンテナンスが簡単。 |
色材と印字方式 | 粉末トナーを用紙に転写させ、熱と圧力で定着させる。 | 用紙に直接吐出された液体インクを蒸発させ定着させる。 |
用紙対応力 | 凹凸のある用紙への印字は不得意。 | さまざまな種類の用紙に対応できる。 |
メリット | 印刷スピードが速い。 どんな原稿でも印刷スピードは変動しない。 |
印刷時にシワやカールが発生しづらい。 大量に出力しても色味に変動が少ない。 |
デメリット | 設置環境や温度変化により色むらが発生する場合がある。 | インク交換などのランニングコストが高い。 インク塗布量が多い原稿は印刷スピードが遅くなる。 |
こんな印刷物はどちらが得意?
封筒に社名や宛名を印刷したい
社名入りの封筒を作る場合、外注するよりも社内で印刷して作成した方がコスト削減につながります。
キヤノンのレーザー複合機 imageRUNNER ADVANCEでは、封筒をカセットから給紙して印刷することができます。
カセットには、手差しトレイより多くの枚数をセットできるので、大量に印刷する時は複合機と自分の席を何度も往復する必要がありません。
しかし、レーザー複合機は印刷の際に用紙に「熱と圧力」がかかるため、用紙の種類によってはシワやカールが発生することがあります。また、フィルムがついている窓付き封筒は溶けてしまうため使用することができません。
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◯レーザー専用封筒
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◯カセット給紙可能
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×用紙によってはシワ発生の可能性がある
窓付き封筒など熱で溶ける素材はNG
ラベル紙に印刷したい
郵便物発送時に貼る宛名ラベルなどは、レーザー複合機で印刷できます。
プリントする際は手差しトレイにセットし、用紙設定を忘れずに行いましょう。
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※
機種によって対応しているラベル紙をご確認ください。
例: 郵便物の宛名ラベル
ラベル印刷には他にも、商品に貼る「商品ラベル」や「内容物表示ラベル」、荷物発送時の「荷札ラベル」、幼稚園や保育園などでの持ち物管理用の「お名前シール」といったさまざまな用途があります。
「インクジェット対応」のラベル紙では、和紙など素材にこだわったものや、再剥離できる物など、特徴があるものが色々と出ています。
用紙対応の幅としては、インクジェットの方が広いです。ラベル紙検討の際は対応プリンターを確認し選定しましょう。
例:製品貼付ラベル
荷札用ラベル
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