複合機を使ってCO2削減!?
SDGs(持続可能な開発目標)やESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)投資など、環境への取り組みが注目を集めている今、CO2を削減できる機能やちょっと変わった複合機の活用の仕方をご紹介します!
1 スリープモードを活用した、節電によるCO2削減
複合機の(設定/登録)→ 環境設定 → タイマー/電力設定 では、スリープモードに関する以下の設定をすることができます。オートスリープ移行時間を短くしたり、スリープ時の消費電力を少なくしたりすることで、節電となり、CO2削減につながります。
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オートスリープ移行時間【10秒~2時間】
一定時間操作が行われなかった場合に、自動的に節電モードに切り替わるまでの時間を設定できます。
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スリープ時の消費電力【<少ない>、<多い>】
スリープ状態のときの消費電力を設定できます。
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オートスリープ時刻の設定【<日曜日>~<土曜日>まで00:00~23:59(1分間隔)】
自動的にスリープ状態にする時刻を曜日ごとに設定できます。
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エコ復帰【<ON>、<OFF>】
スリープモードを解除して操作を始めるとき、必要な機能から順次起動させることができます。まず操作パネルを起動し操作可能にしたあと、ユーザーの操作に応じて必要な機能が起動します。不要な機能をなるべく起動させないことで、省エネと静音性を高めることができます。
2 印刷枚数を減らし、紙を使わないことによるCO2削減
コピーやPCからのプリント、受信FAXなどは紙に印刷されますが、広くとらえるとその紙を製紙するのにもCO2が使われます。印刷枚数を減らし、紙を使わないようにすることで、CO2を削減しましょう!
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2in1(集約)印刷
コピーの場合はコピーの基本画面 → その他の機能 → ページ集約 を設定することで、パソコンからのプリントの場合はプリンタードライバーのページレイアウトで指定することで、数ページの原稿を1枚の用紙の同じ面に並べることができます。
受信FAXの場合は(設定/登録)→ ファンクション設定 → 受信/転送 → 共通設定 → 2in1記録 の設定を<ON>にすると、受信文書を2 in 1でプリントすることができます。
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受信FAX転送
(設定/登録)→ ファンクション設定 → 受信/転送 → 共通設定 → 転送設定 で転送条件を登録することで、受信FAXを紙で出力せず、PDF形式などでEメールアドレスやPCの共有フォルダに送ることができます。
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強制留め置き印刷
(設定/登録)→ ファンクション設定 → プリント → 強制留め置き で<ON>を押し、必要な条件を設定することで、パソコンから文書を印刷する際に、印刷データを本機内にとどめて(すぐには印刷されないようにして)ミスプリントを防止することができます。
3 キヤノンのカーボン・オフセットにおける、オフセットクレジットの移転によるCO2削減
キヤノンは複合機のライフサイクル全体の環境負荷CO2を実質0にしています
オフィス向け複合機には原材料・部品の調達から製造、流通、お客さま先での消費・使用・維持管理、廃棄、リサイクルといった製品ライフサイクルがあります。キヤノンではその過程で発生するCO2をさまざまな工夫によって削減してきました。
しかし、どうしても削減しきれない分については、オフセットクレジットを購入することでカーボン(CO2)をオフセット(相殺)し、複合機のライフサイクル全体の環境負荷CO2を実質ゼロとしています。
(企業などが再生可能エネルギーを活用したり、製造装置をバイオマス発電の機器に更新する等の省エネ活動で「削減されたCO2」や、森林を持つ自治体等が植樹・間伐等の森づくりを行うことで、森に「吸収されたCO2」を、一定のルールに基づき定量化することで『クレジット』と呼ばれるものに変えることができ、市場で取引が可能となります。)
(参考)環境省のカーボン・オフセットの定義
市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量等を購入すること又は他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施すること等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせることをいいます。
さらにオフセットクレジットの一部をお客さまに提供しています
さらにキヤノンでは、この購入したオフセットクレジットの一部(お客さまの複合機ご使用時に排出されるCO2相当分)を、複合機をご購入いただいたお客さまに対して無償で提供(移転)する取り組みを行なっています。
つまり、キヤノンが提供(移転)した『クレジット』は、お客さまのCO2削減量として国へ報告したり、CSR 報告書や企業ホームページ等でアピールいただけます。
オフセットクレジットの移転は、申請時の「2年前の1月1日以降設置分」まで遡って適用することができますので、最近ご購入いただいたお客さま、今後複合機の購入を検討されているお客様はぜひご検討ください。
また、カーボンオフセットを通じて地域貢献ができる仕組み(地産地消)を構築した自治体(神戸市や名古屋市等)も出てきました。言わば「MFPの導入によって地域に貢献できる」ということになります。今後も新たな取り組みがあれば当社営業担当者より情報提供をさせて頂きたいと思います。
節電といった身近なところからカーボン・オフセットという取り組みまで、複合機を活用してCO2を減らす方法をご紹介しました。ほんの一例ではありますが、環境への取り組みとしてお役立ていただけますと幸いです。
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上記の設定方法は一例です。お使いの機種によっては機能や設定項目が無い場合や、設定手順が異なる場合がございますのであらかじめご了承ください
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