非接触測長計|よくあるご質問
1.測定対象に関する質問
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Q1どのようなものが測定に適した測定対象物ですか?
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A1
鋼材、紙材、線材、住宅建材、繊維、食材(チョコレート、チーズ等)、コンクリート、アスファルト、横断歩道など多岐に渡ります。
ただし、対象物の表面状態によって測定精度は変わってきます。事前にデモの実施を推奨致します。 -
Q2測定できないものはどんな物ですか?
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A2
光沢紙、ツルツルした表面、細い糸やケーブル、透過するフィルム、ガラス、測定面に蛍光灯のエッジが鮮明に映るような表面などです。
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Q3曲面の測定は可能ですか?
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A3
可能です。ただし対象物が細すぎる場合はうまく表面を見ることができない可能性がございますので、あらかじめ測定デモなどを推奨致します。
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Q4測定対象が円筒状の場合、対象物の大きさに制限はありますか?
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A4
直径約40mmまでは測定が可能です。ただし、対象物の表面状態によって測定精度が変わってきます。事前にデモの実施を推奨致します。
2.使用環境に関する質問
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Q1外乱光の影響はありますか?
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A1
一般的な使用では影響ありません。
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Q2水、油、塵が飛散する環境で本製品を使用できますか?
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A2
使用できます。規格はIP65対応です。防水専用ケーブル、専用キャップを装着下さい。
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Q3加工油などが付着したワークも測定可能ですか?
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A3
問題なく測定できます。また、PD-704に油が付着する可能性がある場合は、オプションの保護カバーユニットのご利用を推奨致します。
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Q4装置に振動が伝播する環境での測定は可能でしょうか?
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A4
多少の振動は問題ございません。ただし、振動が無ければないほど測定の精度は向上致します。
PD-704の取り付け位置や治具などを工夫して測定することを推奨致します。 -
Q5測定対象物の反射光量が大きく、上手く測定できない時はどうすれば良いでしょうか?
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A5
モード変更により上手く測定できる可能性がございます。詳細は「モード機能について」をご覧下さい。
それでもワーニングが発生する場合は、お客さまご用意のNDフィルタを使用して反射光量を落とすことで測定できるようになる可能性がございます。
3.その他
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Q1切断された鋼板などを測長する方法を教えて下さい。
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A1
測定開始と終了のトリガーが別途必要になります。トリガーには光電センサーを推奨致しますが、搬送速度と光電センサーの応答速度が測定精度に影響致しますので、光電センサーの応答性、取り付け位置にご注意下さい。
また測定対象や環境により光電センサーを用いても測定できない可能性がございます。 -
Q2校正は何年で受けますか?
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A2
年一回を推奨致します。
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Q3校正費用をお教え下さい。
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A3
販売取扱店にお問い合わせ下さい。
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Q4メンテナンス品はありますか?
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A4
LED以外に交換部品はありません。レンズ面に汚れや傷が付かないよう交換可能な保護カバーユニットの装着を推奨致します。レンズ面が汚れた場合は柔らかい布で傷が付かないよう清掃下さい。
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Q5LEDの寿命はどのくらいですか?
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A5
使用環境にもよりますが、10年程度です。
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Q6実際に測定している範囲は?
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A6
Φ30mmの照明光の内、4.8×0.2mmの範囲が実際の測定エリアとなります。アライメントが困難な場合は、測定距離調整工具(オプション)をご利用下さい。
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Q7どの程度の直径の曲面から測定出来ますか?
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A7
大よそΦ40mm以上は測定可能です。
Φ40mm以下の径も測定できる場合がございますが、測定精度に影響します。
測定対象に対して本体を垂直に設置して下さい。 -
Q8この製品だけで生産ラインを制御できますか?
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A8
できません。PD-704は対象物の距離や速度を算出する計測装置です。測定値はA/B相のパルスで出力可能ですので、お使いのPLCなどと接続して、生産ラインのシステムにご活用下さい。
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Q9付属ソフトウェアでの連続測定時間はどれくらいですか?
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A9
40Hzで測定した場合は連続で600秒の測定が可能です。
4KHzで測定し場合は連続で200秒の測定が可能です。 -
Q10対象物からどれだけ離して測定が可能ですか?
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A10
対象物から70mm±15mmの範囲で設置して下さい。
70mmに近いほど精度良く測定が可能です。正確にアライメントを調整するために測定距離調整工具(オプション)の活用を推奨致します。 -
Q11具体的な測定精度を教えてください。
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A11
精度は対象物の表面状態や測定環境によって異なります。
デモの対応をしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。 -
Q12測定対象が動いている状態で測長は可能でしょうか?
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A12
測定対象が動いている状態で測定開始、終了のボタンを押すと正しい測定が出来ません。測定対象が停止した状態で測定を開始して下さい。