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学校・教育関連ではどう使う?
ドキュメントスキャナー体験リポート

業界あるある紙事情 「高校の英語教師編」授業の中でもサッと使える高速スキャン性能に感動

読者モニターの方々にキヤノン製ドキュメントスキャナー「imageFORMULA」シリーズの「DR-C225II」と「DR-P208II」を試用してもらい、使い勝手や活用方法をうかがう当企画。都内の私立高校で教鞭をとる英語教師のYさんが語った、据置型のドキュメントスキャナー DR-C225IIの感想を紹介しよう。

今回は都内の私立高校 英語教師 Yさんに、「imageFORMULA DR-C225II」を実際に使ってもらった

手元に”マイスキャナー”がある幸せ

Yさんが日常的に管理する紙資料はとても多い。具体的には、生徒に配布する教材やお知らせのプリントのほか、教職員向けの事務書類、研修資料、論文資料など、種類はさまざまで、週に数十種類は扱っているという。Yさんはこれらの資料をすべて保管しているとのことだが、たまりにたまった紙資料を整理するのは年に1回程度。なかなか捨てることができない性格ということもあり、毎回、苦労しながら作業しているらしい。

「『なくても大丈夫!』と考えられる人は、資料の整理が上手なんですよね。でも私は何でも取っておきたい性格なので、紙の資料がどんどんたまってしまいます(笑)」

Yさんの高校では文書のデジタル化がほとんど進んでおらず、資料の管理は個々の先生に委ねられているという。スキャナー導入の要望を出してはいるものの、さまざまな理由から実現は難しいとのこと。

「指導や訂正のために、生徒の答案用紙をコピーすることもあるんですよ。だから、手元にスキャナーがあれば便利だなと思っていました」

そんなYさんがDR-C225IIを使ってみたところ、まるで印刷機のように紙をどんどん取り込んでいく様子に驚いたという。Yさんは、10年前に購入したフラットベッドスキャナーを個人的に所有しているそうだが、設定の煩わしさなどがあるため、面倒で使っていないらしい。だがDR-C225IIに付属のスキャンソフト「CaptureOnTouch」は操作が簡単で、特に設定をしなくてもすぐに使えたと話す。

DR-C225IIに標準付属のスキャンソフト「CaptureOnTouch」。Yさんが「特に何も設定しなくて使えた」と語るほど、カンタンな操作性が魅力だ

これまでにもお伝えしてきたように、DR-C225IIは本体がコンパクトなので置き場所に困ることはない。この点についてはYさんも満足しており、基本的には気にいっているという。

「技術革新ってスゴイですね。この価格でこの性能なら、個人で購入してもいいかもしれませんね」

片面/両面混在、向きがバラバラ……
でも、まとめてスキャンOK

モニターした時期が高校の試験期間ではなく、比較的時間的な余裕があったため、Yさんは生徒が提出したレポートをスキャンしてみたそうだ。レポートによっては汚れていたりシワが寄っていたりするものもあったのだが、20枚くらいまとめてスキャンしても問題なかったという(編注:DR-C225IIのADF容量は30枚)。折り目がついていた用紙も、画像の補正機能によって線がほとんど消え、読みやすくなったらしい。

生徒が提出するレポートには、用紙の表面しか書かれていないものと、裏面にも書かれているものがある。つまり、片面原稿と両面原稿が混在していたわけだが、これらをまとめてスキャンしたところ、表面しか書かれていないページは片面だけ、表裏に書かれているページは両面が自動的に認識されたとのことだ。また、Yさんは名刺のスキャンにも挑戦したそうで、複数枚の名刺を文字向きが上下バラバラでセットしても、すべて正しい向きに自動変更される点が便利だという。

「いままで、紙の資料は捨てるか取っておくかの二者択一だったのが、スキャンするという新たな選択肢ができました」

あきらめて捨てるしかなかった資料が、スキャナーを使うことで場所を取らずに保管しておける ―― Yさんのように記録を大事に取っておきたい人にとって、スキャナーによる資料のデジタル化は最善な方法の1つだと言えるだろう。

Yさんは、レポートやテストの答案用紙など生徒に返却する紙も、返却する前にスキャンしておきたいという。Yさんにとっては、これらも生徒との大事な”つながり”の記録なのだ。スキャナーを教室に持ち込み、生徒から受け取った課題をその場でスキャンしてすぐに返す……といった活用方法も考えているらしい。

余談ではあるが、日本の学校ではB4用紙を扱うことが多いらしい。企業や自治体、大学などではA4用紙が一般的だが、学校の現場では、テストの答案用紙や大きめのお知らせプリントなどでB4サイズが使われているケースが多い。A4では小さくA3では大きすぎる……というのがその理由とされているようだが、生徒の多くがB5サイズのノートを使っていることを踏まえると、「用紙を半分に折ると、標準的なB5ノートと同じ大きさになるB4用紙まで標準で対応してほしい」とのことだ。DR-C225IIは用紙を半分に折ることで最大A3サイズまでスキャン可能(半折りスキャン)だが、YさんはあくまでもB4の標準スキャン機能が欲しいという。

「B4サイズ以上の原稿に対応したスキャナーを導入している学校は多いと思いますが、高価なのがネックです。もし、DR-C225II のような価格帯でB4サイズの原稿を普通にスキャンできたら、多くの学校関係者が飛びつくと思うんですけどね(笑)」

仕事の資料だけでなく、自身のコメントを付記し、生徒とやり取りしたレポートや答案用紙も保管しておきたいというYさん。ぜひDR-C225IIを活用して、生徒との”つながり”を大切に記録していただきたい。

imageFORMULA ドキュメントスキャナー ラインアップ

DR-C225 II

毎分25枚、積載量30枚(A4、80g/m2)、読取り目安:~5,000枚/月 ※白黒・A4タテ片面・200dpi時(DR-P215II USB3.0×1本、DR-P208II USB2.0×1本接続時)

DR-P215II

毎分15枚、積載量20枚(64g/m2)、読取り目安:~1,000枚/月 ※白黒・A4タテ片面・200dpi時(DR-P215II USB3.0×1本、DR-P208II USB2.0×1本接続時)

DR-P208II

毎分8枚、積載量10枚(64g/m2)、読取り目安:~500枚/月 ※白黒・A4タテ片面・200dpi時(DR-P215II USB3.0×1本、DR-P208II USB2.0×1本接続時)

  • 白黒・A4タテ片面・200dpi時(DR-P215II:USB2.0×2本/USB3.0×1本/USB2.0×1本+ACアダプター接続時、DR-P208II:USB2.0×1本接続時)。
  • ADF(Auto Document Feeder):複数枚の原稿を自動的に給紙する装置。記載の枚数は最大トレー積載量です (※用紙の種類によっては積載量が増減します)。