金融・証券・保険業務ではどう使う?
ドキュメントスキャナー体験リポート
業界あるある紙事情 「個人投資家編」自分のスタイルに合わせた情報管理が可能に
読者モニターの方々にキヤノン製ドキュメントスキャナー「imageFORMULA」シリーズの「DR-C225II」や「DR-P208II」を試用してもらい、使い勝手や活用方法をうかがう当企画。今回は、個人投資家のKさんに、オールラウンド・モバイルスキャナー「imageFORMULA DR-P208II」を使っていただいた感想を紹介する。
「スキャナーが届いて箱から出して、第一印象はとにかく、小さい!! ですね。ノートパソコンと一緒にかばんに入れて持ち運べるサイズ感です。私はいままで個人ではスキャナーを使ったことがなくて……。会社勤め時代に見たことはあったのですが、”大きい”という印象があり敬遠していました。これは便利そうですね」
Kさんの「DR-P208II」への第一印象だ。Kさんは、サラリーマンをリタイアした後、退職金と貯蓄を元手に個人投資家へと転身。実家の手伝いなどもしながら、主に自宅で投資家業を行っているとのこと。
いつでもどこでも、欲しい情報が手元に
Kさんは投資活動をしながら実家の手伝いをしているという、いわゆる”兼業トレーダー”だ。例えば頻繁にトレードを繰り返すデイトレイダーのような方たちだと、机に張り付く必要もあるようだが、外出する機会が多いKさんはスマートフォンやモバイルノート等、出先でモバイル機器を使用して取引をする時間の方が圧倒的に長いという。外でトレードしている時に、本棚にある資料が手元になくて歯がゆい思いをしていたと語るKさん。しかし今回、「DR-P208II」を使い資料をデータ化しクラウド上にアップロードしておくことで、ほしいデータをいつでもどこでも閲覧できるようになったとのこと。
「投資の世界は生き馬の目を抜くような、とよく言われますが、突発的なニュースなんかで市場が大きく動くタイミングはいつくるかわからない。でもそのときは頻繁にくる。例えば最近だと日本銀行が金融政策を大転換するだとか、状況そのものが突然大きく変わるんです。ここぞ、という大きな投資のタイミングに、どういう投資行動をとるべきなのか、前に雑誌で見た銀行の国債保有ランキングがあれば…… など、見るべき資料がいつでも手元にあることが大きく影響します。外出中、ほしい資料が見られないことで投資の判断に迷うことがありましたが、資料をデータ化したことで、いつでも必要なデータがチェックできるようになり、スムーズに投資の判断ができるようになりました。」
まだ全ての資料をデータ化できていないそうだが、今すぐにでもスキャンして電子データ化したい資料が山のようにあるという。企業の最新勢力図がひと目でわかる業界地図や、投資雑誌の投資指標ランキング等を電子データ化してクラウドストレージに放り込んでおけば、机の前にいる時と同じ情報を、日本中どこにいてもすぐ参照できる。
「また、小型ながらも、ADFで連続スキャン・表と裏の同時スキャンもできる点も気に入っているポイントです。斜行補正もついており、用紙サイズを自動で検出してくれるので、資料がたくさんある場合でも効率よく電子化できて嬉しいです」
自分のスタイルに合わせた情報管理ができる!
最近は株ブームでもあるので、机の上にパソコンのディスプレイが何台も並んだ環境、雑誌やテレビで見たことがある人も多いだろう。Kさんの自宅の環境もまさにあんな感じで、机の上にディスプレイがいくつも並んでいるのだという。
「国内株式への投資がメインですが、外国株式とFX(外国為替証拠金取引)も少しやります。企業のデータや時事ニュース、値動きのチャートを随時並行してチェックするために、たくさんのディスプレイが必要なんです。でも、机のサイズには制限がありますから、必要な時だけサッと取り出して、使い終わったら隅にしまって置けるこのサイズはさっそく好印象でしたね。しかもオプションでWi-Fi機能もついていて、電源もUSBバスパワーで動いてしまいますから、可搬性はかなり高いですよね」とKさんは語る。「DR-P208II」の本体の横幅はA4用紙くらいで重量は600g程度。このコンパクトさがKさんのワークスタイルにぴったりハマったようだ。
もう紙だけの管理には戻れない!
以前から集めていた新聞記事や業界誌のスクラップを、これを機にすべて電子データ化したというKさん。
「どこどこの企業が新技術を開発中だとか、将来どういった事業で成功を目指して設備を整えているとか、定期購読しているような紙媒体から受動的に入ってくる情報の切り抜きですね。ある程度は覚えていたり知っている、能動的に調べられる情報であれば、今時ですからネットで出てくるんですが、チェックしている企業数が多くて、すぐに忘れてしまうんです。今は紙のキャンパスノートでつくっていますが、ストックは日々増えていきますし、このスクラップを電子データにしておけば場所をとりません。キーワードで中身を直接検索できるのもすごく便利です」
「DR-P208II」では電子データ化する際、スキャンした資料の文字情報をOCR処理しテキスト情報としてPDFファイルに付加してくれる。キーワードで検索できるのはこの機能のおかげだ。また、ハサミと台紙で切ったり貼ったりとアナログで工夫して作ったものを、そっくりそのままデジタルに持ち込めるというのは、想像以上に便利だと喜ぶKさん。自分のスタイルにあわせて集めた情報が、どこにいても見ることができ、スマートにまとめられるというのが大きなメリットだという。
「すべての情報を紙で管理していた時は、欲しい情報がどこにあるか探すだけで一苦労でした。それが、キーワードで簡単に検索できるようになるなんて驚きです。この快適さを一度を味わったら、もう紙だけの管理には戻れないですね」
今後は、業績報告や半期ごとの配当関連の書類、年間の取引報告書など、投資先企業から郵送で送られてくる書類もスキャンしてデータ化していきたいとのこと。データで管理しておけば、税金関連の処理の時にもさっと見返せて便利なのに加え、簡単にこれまでの成績を俯瞰して見ることができる。「これからもどんな風に役立ってくれるか楽しみです」と期待を込めて話していただいた。
簡単にすばやくスキャンができ、さらにコンパクトな本製品。Kさんのようにワークスペースに制限があり、ワークプレイスも内外に広い方に、「DR-P208II」は最適な製品だろう。
imageFORMULA ドキュメントスキャナー ラインアップ
DR-C225 II
毎分25枚※、積載量30枚(A4、80g/m2)、読取り目安:~5,000枚/月 ※白黒・A4タテ片面・200dpi時(DR-P215II USB3.0×1本、DR-P208II USB2.0×1本接続時)
DR-P215II
毎分15枚※、積載量20枚(64g/m2)、読取り目安:~1,000枚/月 ※白黒・A4タテ片面・200dpi時(DR-P215II USB3.0×1本、DR-P208II USB2.0×1本接続時)
DR-P208II
毎分8枚※、積載量10枚(64g/m2)、読取り目安:~500枚/月 ※白黒・A4タテ片面・200dpi時(DR-P215II USB3.0×1本、DR-P208II USB2.0×1本接続時)
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白黒・A4タテ片面・200dpi時(DR-P215II:USB2.0×2本/USB3.0×1本/USB2.0×1本+ACアダプター接続時、DR-P208II:USB2.0×1本接続時)。
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ADF(Auto Document Feeder):複数枚の原稿を自動的に給紙する装置。記載の枚数は最大トレー積載量です (※用紙の種類によっては積載量が増減します)。