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設置・測定レーザードップラー速度計

1.光学センサーの設置方法

光学センサーは、測定環境に合わせて、測定対象物から光学センサーまでの距離を40mmタイプと200mmタイプの2種類を標準でラインアップしています。

2.光学センサーの測定方向について

光学ヘッドに(+)(-)を確認して設置下さい。

3.機器の接続と起動

3-1 光学センサーとPV-01の機器接続

コネクタの最も幅の広い凸部を上にして差し込んで下さい。

3-2 PV-01の電源ON時の画面表示

本体のスイッチをONして、約7秒後にLASERスイッチをONして下さい。
焦点距離が適正でない場合は「エラー300」が表示されます。

4.レーザー光の焦点合わせ

光学センサーから照射される2つのレーザーが交わったところが焦点位置です。
光学センサーの設置時はメジャーで測定物との距離を確認下さい。

5.測定の注意

-焦点深度-

5-1 焦点深度から外れる

測定深度から外れるとエラー300が表示されます。
測定可能な状態に戻れば速度が表示されます。

測定対象物が外れるとエラー300が表示されます。

5-2 ロールtoロールの測定の測定位置

上下振動する測定対象物はロール付近で測定すると上下振動の影響が減ります。

5-3 測定対象物がなくなる

-取付角度-

5-4 光学センサーのねじれの影響

光学センサーが進行方向に対してねじれた角度で計測すると角度誤差の影響で速度が遅く計測されます。

5-5 光学センサーの傾きの影響

光学センサーが進行方向に対し傾いて計測すると角度誤差の影響で速度が遅く計測されます。

-反射光-

鏡面度の高い測定対象について

5-6 光学センサーを垂直に取り付けた時のエラー

強い直接光が光学センサーに戻る場合はエラー301になります。

5-7 光学センサーを傾ける

強い直接光を逃がすために光学センサーの平行を維持したまま斜めにします。

  • 直接光を逃がして測定を可能にします。

-測定方向-

5-8 マイナス方向の注意

速度測定範囲を越えるとエラー表示になります。更に速度が速くなると異常値が表示されるので注意下さい。

  • 測定対象が−250mm/s(仕様200mm/s)以上でエラーが表示されます。更に速度が加速されると誤った速度が表示されるので注意下さい。

6.PV-01の操作例

6-1 単位の表示変更(mm -> m)

単位表示の変更

6-2 簡易測長モードの手順

SELECTボタンで測長開始と終了を行います。測長中にエラーがあると測長値がリセットされます。2.Display ItemでDistanceに変更すると距離表示になります。

レーザードップラー速度計のご相談・お問い合わせ

キヤノンマーケティングジャパン株式会社 生産革新機器営業部 営業第一課