全社のIT活用促進のためデータバックアップと社内LANのセキュリティを強化東京重機株式会社さま
- お客さま情報
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テキストテキスト
- 業種:建設業
- 社員数:230名
- 拠点数:6
- 事業内容:建設用重機および荷役機械のリース、自動車両の販売・修理・賃貸、オペレーター・メカニック等の派遣
- 導入ソリューション
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Barracuda Backup、SubGate、データ保護安心パック
課題
- ファイルサーバーで受注情報などを一括管理するデータの保護。
- ウイルス感染拡大の防止など社内ネットワークのセキュリティ強化。
- ファイルサーバーの運用管理などIT関連業務を担当するスタッフの負荷軽減。
解決策
- ローカルとクラウドの双方でデータをバックアップする装置の導入。
- ネットワーク内部の脅威を検知・防御するセキュリティスイッチの導入。
- ファイルサーバーの設定変更や障害復旧を支援するサービスの利用。
導入効果
- データ消失やウイルス感染のリスクが減りファイル共有などIT活用が活性化。
- 設定変更などを外部に依頼できるようになりIT関連業務の割合が減少。
- データのバックアップや万が一の際の復旧のプレッシャーから解放。
課題・導入背景
現場のオペレーターにタブレット端末を支給し社内ポータルサイトにアクセスして情報を入手
建設業は「2024年問題」でも話題になるように働き改革が求められています。当社では建設現場でクレーン車を操作するオペレーターにタブレット端末を支給し、情報の入力や共有をしやすいIT環境の設備を進めています。例えば、オペレーターはタブレット端末を活用し、社内のポータルサイトにアクセスしてクレーン車の技術情報や部材情報を入手したり、営業担当者と現場のオペレーターがメールで情報をやり取りしたりしています。今後、より一層のIT活用が見込まれますが、活用が進むことでウイルス感染などの情報セキュリティに対する懸念も増え、対策の必要性を認識するようになりました。取引先からもセキュリティ強化の要請がくる時代です。どのような対策が必要になるのか、社内で検討を進めていました。
ファイルサーバーの更新に合わせてデータバックアップや社内LANのセキュリティを強化
ファイルサーバーには本社・支店で利用するさまざまな情報が保管されています。例えばオペレーターの資格情報を入手・更新・保管し、営業担当者が顧客との商談時に建設現場のクレーン操作に必要な資格を持つオペレーターを検索するといった使い方をしています。また、支店の責任者や営業担当者が定例の営業会議の開催までに直近の受注データを更新するなど、ファイルサーバーは業務に欠かせません。その一方、データを暗号化するランサムウエアなどの懸念もあり、データバックアップの必要性を感じていました。さらに、社外から社内システムへアクセスすることで、ウイルスが侵入するリスクも皆無ではありません。社内ネットワークに入り込んだウイルスなどを自動的に検知・防御する仕組みが必要でした。
解決策
データバックアップアプライアンスとセキュリティスイッチをセットで導入
以前は外付けHDDとバックアップソフトの組み合わせで、ファイルサーバーのデータをバックアップしていましたが、ランサムウエアの感染被害が深刻化しており、セキュリティ対策の強化が必要でした。ファイルサーバーのリプレースに合わせ、データ保護対策としてバックアップ用アプライアンス機器の『Barracuda Backup』を導入しました。本社に設置するアプライアンスとバラクーダのクラウドの双方にバックアップしています。クラウドだけにバックアップするサービスもありますが、アプライアンスが社内に置いてあるので、安心感があります。また、社内ネットワークのセキュリティ脅威を自動的に検知・防御する『SubGate』を導入し、本社の各部署のスイッチを収容しています。セキュリティ対策はゴールがないと言われますが、キヤノンS&Sの提案内容はコストに見合う納得感と安心感が得られました。
導入効果
システムの運用管理や障害復旧を任せることでシステム担当の精神的な負荷も軽減
ファイルサーバーの共有フォルダー作成やアクセス権限の設定・変更などの運用管理の負荷軽減策として、ファイルサーバー、バックアップアプライアンス、その運用を含めてパックにした『データ保護安心パック』をキヤノンS&Sから提案され加入しました。その他、既存のUTMや無線LANなども運用保守に加入する事で機器の監視や障害復旧などもサポートしてもらえるようになり、「トラブルがあったら一人で対応しなければ」というプレッシャーが軽くなりました。ほぼ「一人情シス」のような状態のため、これまで総務の仕事が5、ITが3、他の業務が2といった割合でしたが、ITの運用管理の負担が減って本業に専念できる時間が増えました。
導入ソリューションデータ保護、ウイルス拡散防止、運用管理
今後の展望
どこまでセキュリティにコストをかけ、対策を講じるかを検討
以前、キヤノンS&Sの提案でIT導入補助金を申請する際、その条件となるSECURITY ACTIONの「一つ星」を宣言しています。現在、キヤノンS&Sのサポートを受けながら「二つ星」に向けて取り組んでいます。本社と各支店の情報セキュリティの現状を把握する環境調査を行い、どこまでセキュリティ対策にコストをかけ、どこまで対策を講じるかを検討するためのベースづくりを進めているところです。今後は社内のコンセンサスを取りながら、「二つ星」に必要な情報セキュリティ基本方針を定め、外部への公開を宣言する予定です。
東京重機株式会社さま
クローラクレーン、オールテレーンクレーン、ラフテレーンクレーンといった移動式クレーンやトレーラーなどの大型建設機械と、それらを操作するオペレーターをゼネコンなどの建設現場へ派遣する建設機械専門リース事業者として発展。横浜、千葉、新潟、宮城、埼玉に支店があるほか、関東、東北、上越各地に機材センター、工場、営業所、モータープールなどを構える。
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-33-2
社員数:230名
事業内容:
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建設用重機および荷役機械のリース
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建設機械・自動車両の販売・修理・賃貸
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オペレーター・メカニック等の派遣
2023年12月現在
関連情報
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キヤノンシステムアンドサポート株式会社