ChromaXRM-500|概要マイクロX線CT顕微鏡
基本情報
マイクロX線CT顕微鏡 ChromaXRM-500【NEW】
ChromaXRMは、特許取得済みのSigray社製高輝度マルチターゲットX線源(最大5種類のX線エネルギーを選択可能)を備えたマイクロX線CT顕微鏡です。従来の連続X線を用いたCT装置と異なり、高輝度かつ単色X線の出力が可能となったことで、サブミクロン空間分解能、密度の定量化、コントラストとスループット向上を実現しました。
おもな特長
ChromaXRM-500
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ダイヤモンドに微小ターゲットを埋め込む独自構造により、高輝度かつ単色のX線を実現。高コントラスト撮像・マルチターゲット分析が可能に。
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業界最高レベルの空間分解能0.5µmを実現
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視野と分解能に合わせて、最大5種類の倍率を選択可能
1.高コントラスト撮像・マルチターゲット分析を実現
ChromaXRMに搭載されているSigray社独自の高輝度X線源は、ダイヤモンドの中に微小ターゲットを埋め込むことで高輝度かつ単色のX線を実現しました。これにより、軽元素材料においても高コントラスト撮像と、高スループットでの分析が可能となりました。一般的なCT装置では見落としてしまう詳細情報の可視化・測定の効率化に貢献いたします。
2.業界最高レベル 0.5µm空間分解能
ChromaXRMは、最高レベルの空間分解能0.5µmを実現します。
以下に示すのは、ミジンコの耐久卵内の卵です。
3.5個の検出器によるマルチ視野
最大5個の検出器を搭載可能で、光学顕微鏡と同様に、分解能と視野に合わせて倍率を設定可能です。
以下は、ソフトウェアによって検出器モードを切り替えて、薬容器内の関心領域にズームして測定した事例です。
装置の特長
特許取得済みの高輝度マルチターゲットX線源
ChromaXRMのX線源は、最大5個のターゲット元素を選択できます。下にある例に加えて、追加のターゲット(例えば、PtやAg等)もリクエストによりご提供可能です。
X線ターゲットの変更によりアプリケーションごとにX線スペクトルを最適化でき、コントラストとスループットを最大化出来ます。
5個のX線スペクトルそれぞれに、可視光の「色」の概念と同様に、独自ピークのX線エネルギーと波長があります。例えば、青色の波長は450nmで、赤色の波長は750nmです。同様に、クロム製のX線管球のターゲットは2.3Åの波長のX線を生成し、銅製のターゲットは1.55Åの波長のX線を生成します。
照射されるX線の色が適正な場合に、様々な組成や大きさのサンプルの撮像が、最適化されます。その結果、高コントラストと高スループットが実現可能です。他のXRMやマイクロCT装置では、タングステンターゲットのみのX線源を提供する場合が多いです。この場合、透過性は良いのですが、多くの撮像困難なサンプルで、コントラストが低くなります。
ソフトウェア:GigaReconトモグラフィとSigray3D収集
GigaRecon
毎回、高品質な画像の生成が可能な比類のない特長と最速な再構成時間を組み合わせたトモグラフィ再構成ソフトウェア。2048x2048x2200データセットの再構成時間は45秒以下です。GigaReconは、市場では最速な逐次近似画像再構成を提供し、従来のFDK再構成と比較して、大幅にトモグラフィ測定時間を短縮可能で、5倍以上の短時間データ収集で、高品質な画像を生成します。
Sigray3D|直感的な収集
- 簡単で、直感的な操作性のソフトウェアにより、すぐに測定を開始できます。
- AI搭載したAutoPilotにより、各々のサンプルに最適な測定条件を提案します。
- 自動サンプル・ハンドリング・ロボット(SHR)で、最大20個のサンプル測定を実行できます。
関連情報
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