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都内各所に分散するオフィスの集約で「横串を通せる」組織へ株式会社新宝島ホールディングスさま

株式会社新宝島ホールディングスさま オフィスの統合・移転サービス 導入事例
お客さま情報
  • 業種:旅行代理店、出版・印刷業、人材採用支援・派遣業などの持株会社
  • 社員数:180名
  • 拠点数:1
  • 事業内容:グループ会社の経営管理、ならびにそれに付随する業務
導入ソリューション
オフィスプランニング、フリーアドレス、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)

課題

  • 社長が常にグループ企業のオフィスを行き来しており、相談や決裁が停滞傾向。
  • 拠点が離れていて、交流が乏しくシナジー効果を発揮しにくい状態。
  • グループ各社が個別で賃貸・運用・保守などの契約を結んでいるため調整が煩雑。

解決策

  • グループ各社拠点のターミナル駅近くへの集約によるコスト抑制と効率化。
  • オフィス内のコミュニケーション活性化を主眼にしたオフィス機能と空間の設計。
  • 物件探しのお手伝いからレイアウト設計、ファニチャー選定、ICT整備、セキュリティ、既存契約先との調整までキヤノンS&Sが一括して担当。

導入効果

  • オフィスごとに用意していた設備などを共有することでコストを大幅に削減。
  • 多彩な働き方に対応する空間設計でグループ企業間の交流が活性化し、顧客へ多様な提案が可能となるシナジー効果を発揮。
  • 顔を合わせる機会が増え、社長含め社員間の交流の増加。

課題・導入背景

グループが抱える課題に共通するのは「オフィスの分散」であることに気が付いた

オフィスの内装外観

当社グループには40社近くの企業が加わっており、10か所以上のオフィスに200名近い社員が分散して働いていました。そうした状態ですと私が社員の顔を見て回るのもひと苦労ですし、何より社員同士の交流が広がらず、グループ最大の資産ともいうべき「人の力」を生かしきれていないと感じていました。また、オフィスごとに複合機や固定電話の回線などが必要で、コストがかさんでいるのも気になっていましたので、何かいい解決方法はないだろうかと考えていたのです。

個性あるグループ企業同士の連携を促してグループの成長につながるシナジー効果を創出したい

グループの中には、不動産関連から旅行代理業、IT、派遣、印刷、さらには飲食にメディア関連と多種多様の企業があります。そこにはそれぞれ高い能力を持った社員や、多様な経験をしてきたベテランがいます。そうした人材が結びつけば新しいビジネスの芽をつくり出すことができるはずなのですが、オフィスが分散していることもあってなかなかうまくいきませんでした。キヤノンS&Sから提案をいただいたのはまさにそんな悩みを感じていたタイミングでした。

解決策

企業文化にマッチした「オープンオフィス」は課題解決の先を見据えた提案だった

カフェ風エリア

私たちのグループが抱えていた課題を解決するための戦略的な提案として、「分散していたオフィスの統合」に加え、「ABWの観点で業務内容やその日の気分に合わせて座席を決められるフリーアドレス制を導入した開放感のあるオフィスづくり」を提案されました。その提案を受けて感じたのは私たちが抱えている課題はもちろんのこと、企業文化や目指すべき未来についてもしっかりと理解してくれた上で、提案が組み立てられているという点でした。なぜ開放感のあるオフィスづくりが必要なのか、なぜフリーアドレスを導入すべきなのか、さらにはそれによって新宝島ホールディングスがどんな未来を描くことができるのか。そうしたお話をじっくりと聞き、任せるしかないと思いました。キヤノンS&Sは確認や連絡、報告といった点が非常にしっかりとしており、計画段階から実施に至るまで状況の把握が容易でした。その点も安心して任せることができた理由の一つです。

  • ABW・・・アクティビティ・ベースド・ワーキングの略

導入効果

コミュニケーションの活性化とコスト削減の効果がすぐに表れました

ファミリーレストラン風エリア

固定席を持たずに、ノートパソコンを活用して自分の好きな席で働けるオフィスづくりによって、社内の雰囲気が自然と開放的になり、グループ内の異なる企業で働く社員同士のコミュニケーションが大きく増えたと感じています。中でもベテラン社員が若い世代の社員に対して「背中で語る」とでもいうのでしょうか、良い手本となってくれている点はうれしいです。また、キヤノンS&Sの提案を受け、拠点の集約と併せて固定電話の回線を一本化。設備や備品などは共用にしているので、コストの削減効果も出ています。

導入ソリューションオフィスの統合・移転サービス

今後の展望

オフィスで生まれたシナジーをグループの成長に生かしていく

日々さまざまな企業がグループに加わる中、グループとしての成長を考えた際に欠かせないのが、企業の枠を超えた連携によるシナジー効果を生み出すことと、新しい挑戦をしていくことだと思っています。オフィス環境はそのための重要な基盤。成長の度合いによって形を変えていく必要が生じることもあるかもしれません。今後もキヤノンS&Sにアドバイスをもらいながら、改善を進めていきます。

株式会社新宝島ホールディングスさま

株式会社新宝島ホールディングス代表者さま

求人、人材派遣、旅行、アパレル製造、出版物の制作、システム開発など約40社の持株会社。中小企業活性化協議会などからの依頼に応じて、経営不振に陥った中小企業を「情熱的に生きる」「自分のできる範囲で他人のために尽くす」という2つのルールに沿って事業再生を行うことで事業を成長させている。

所在地:東京都台東区東上野4-8-1 TIXTOWER UWNO 8F

社員数:180名

事業内容:

  • グループ会社の経営管理、ならびにそれに付随する業務

2023年10月現在

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