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医療クラウドサービス

ヘルスケアITソリューションの新しい集いのかたち

医療クラウドサービスとは

医療クラウドサービスとは、診療情報や医用画像をはじめとするさまざまな医療データをクラウド環境で保管・利用できるサービスです。院内で保管・利用していた電子カルテやレントゲン、CT、MRIの画像を管理するシステムなどが医療クラウドサービスで提供されています。また、クラウド環境を用いることで複数の医療機関と情報を共有し、遠隔地に居る医師へ情報を伝達できる地域医療連携の医療クラウドサービスも登場しています。
医療クラウドサービスは、独自にサーバーを構築する必要がないため、初期投資やメンテナンスコストを削減できるメリットがあります。

医療クラウドサービス利用のポイント

従来、医療情報は医療機関内に構築されるオンプレ型のサーバーに格納されているため、外部と連携することが容易ではありませんでした。しかし、医療の機能分化や地域包括ケアの推進に伴い、医療情報を安全な環境で保管し、セキュリティが確保された通信環境で連携することが求められております。医療情報をクラウドで取り扱うためには、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」、および経済産業省・総務省「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」の3省2ガイドラインを遵守する必要があります。
最近では、画像診断領域におけるAIの診断支援機能が登場し、複数の診断支援サービスと連携するクラウドサービスが提供されるようになり、今後さらに診療業務の効率化と医療技術の発展に寄与していく需要なツールとなっていくと考えられています。

キヤノンITSメディカルの医療クラウドサービスの特長

2014年10月より医用画像クラウド基盤として「Medical Image Place」(メディカルイメージプレイス)の提供を開始し、第一弾として遠隔読影事業者と医療機関をつなぐ “遠隔読影インフラサービス”の提供を開始しました。その後、地域中核病院と周辺の医療機関をつなぎ、検査予約から検査画像・読影レポートの共有を可能にする“地域連携サービス”を提供、また、医療従事者が外出先や在宅医療の現場でスマートフォン、タブレットなどのモバイル端末を用いて画像の参照ができる“モバイル画像参照サービス”を展開してきました。そして、医療業界の環境変化やニーズを捉え、AIをはじめとする解析アプリケーションを提供する事業者と医療機関をつなぐ“アプリケーションコネクトサービス”、循環器領域におけるペースメーカーの遠隔モニタリングデータを一元管理できる“ペースメーカー統合管理サービス”など、さまざまなサービスを随時展開し発展して来ました。今後もさまざまな環境の変化に対応し、医療従事者を支える一つのインフラとなれるようサービスを拡充していきます。

第四ソリューション本部

キヤノンITSメディカル株式会社

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