競争に打ち勝つ企業の裏側には、必ず業界の常識にとらわれない斬新な発想があります。北関東最大のクリーニング店「クリーニング専科」をはじめ、オリジナリティあふれる店舗ブランドを展開し、クリーニング業界の革命児として大躍進を続ける株式会社ユーゴーも、まさにそんな一社です。「従来、仕方なく足を運ぶ場所であったクリーニング店。いつまでもそれではいけないと思い、お客さまに楽しんでいただける店づくりを目指して1993年にクリーニング専科をオープンしたのが当社の改革の始まりです」と語るのは、同社のブランドマーケティング部でブランドデザインマネージャーを務める吉田氏。「現在、クリーニング専科では曜日ごとにイベントを行ったり、クーポン券を配布しており、そうした告知のチラシやキャストの教育用としても機能しているフリーペーパーなど、販促物にはこだわりを持っています。今回、キヤノンS&Sから『imagePRESS』の導入を検討したそもそもの目的は、そうした販促物の印刷を内製し、在庫がなくなった時やイベントに持参したい時などに簡単に刷り足せるようにとの想いから。一歩上の画質や仕上がり、リーズナブルなコストに魅力を感じ、ショールームでのデモを経て導入を決めました」

今回導入したプロフェッショナル向けプリンターimagePRESSの用途としては、まず試作プリントが挙げられます。「大部数の販促物については主に印刷会社にお願いしているのですが、大量印刷の前にまずは社内で印刷し、店舗で実験的に使用してみたいというケースがあります。というのも、やはりトライしてみなければわからないということがたくさんありますし、お客さまの反応を確かめる意味でも必要なのがテストマーケティング。imagePRESSなら発色もよく、簡易的に印刷した雰囲気がお客さまに伝わってしまう心配もありませんし、100枚単位などスピーディーに出力して、プリンターと同時に導入したカット機で裁断しています」

内容によっては社外のデザイナーさんにお願いするケースもあるものの、コストやスピードの観点から多くの販促物は企画からデザインまですべて社内で行っているという同社。一方、印刷に関しては部数に応じて内製と印刷会社への発注を臨機応変に使い分けしていると吉田氏は語ります。「全国180店舗を超えるクリーニング専科に関しては、主にネット印刷を使用。一方、店舗数の少ないMIXMAXやコインランドリー事業『ランドリー専科』などの販促物を刷るのにimagePRESSが活躍しています。印刷会社にお願いしている販促物はもちろん、imagePRESSの導入で少ロットの販促物についても高い印刷クオリティを維持することが可能になりました」

「従来の環境では長尺紙を使用できなかったため、長尺の販促物に関してはA3で細かく出力してトンボで貼り合わせてつくっていました。今回、改めて長尺のPOP印刷が可能になったことで、より見た目の違和感もなくなり、完成物のクオリティが向上しました。例えば、長尺で印刷したものをのり付きのパネルに貼り付けて看板をつくるといったことが簡単に実現できるようになったのです。チャレンジ精神が旺盛で、新しいことにも躊躇せずすぐに行動に移していく社風なので、印刷環境においても常に高い機動力が求められます。そういう意味でもimagePRESSは満足のいく性能を備えていると言えますし、日々の業務のさまざまな局面で大活躍してくれています」

他にはない斬新なアイデアや行動力を活かし、ブランド価値の向上による価格競争の回避など、クリーニング業界の常識を超える挑戦を次々と行っている株式会社ユーゴー。最後に、この先imagePRESSを使用してやっていきたいことや新たに導入したい製品について尋ねました。「最近ですと、学生に出す手紙を厚紙で出力したり、学校単位で配布するチラシを印刷してみたりと、新卒採用のツールづくりにも重宝しているのですが、こうした分野には今後も力を入れて取り組んでいきたいと考えています。あと、まだ計画段階ですが、興味を持っているのはノベルティグッズの印刷ですね。クリアファイルや不織布のバッグなどにも印刷できるという話ですし、これができれば常連のお客さまに個別にサービスとして提供することも可能になるので、コスト面の折り合いが付けばぜひチャレンジしてみたいと思っています。また、今後導入してみたいのはB1ポスターを印刷できる大判プリンターです。印刷会社に発注している価格よりも安く社内で出力が可能になれば、よりタイムリーな販促が可能になるという意味でも導入効果は高いと思っています」