生産工程全体を統合的に管理することで、製造業務を見える化し効率アップを実現生産ライン可視化ソリューション リングアンドリンク株式会社さま

技術力や品質の高さで世界中から評価を集める日本のものづくり。
その要である製造業においてはすでに何らかの生産管理システムが導入されているのが一般的ですが、本来なら経営判断にも有効活用できるはずの情報が共有されず、限定的な活用にとどまっていたり、まだまだ十分とは言えないケースもあるようです。
そこで注目を集めるのが、生産工程全体を統合的に管理できるシステムです。
今回ご紹介するのは、そうしたシステムの導入によって業務改善を果たした事例です。
リングアンドリンク株式会社 さま

金型メーカーとしてスタートして、約50年。現在は設計からソフト開発まで一貫して行う精密製品事業部と不動産業界に特化した営業支援を行うソフト事業部の二つの事業を展開しています。
本社:埼玉県所沢市松郷151-51
創業:昭和40年8月
社員数:70名
事業内容
- 精密製品の設計制作
- ソフト開発
2018年10月現在
導入背景属人化していた旧システムの運用に
使い勝手の悪さを感じて刷新を検討


選定理由営業から始まる一連のワークフローを
一つのシステムで統合管理できることが決定打に
検討の際には何社かのシステムが候補として挙がり、その中で選ばれたのがキヤノンS&Sの提案した『TECHS-S』でした。「生産管理はもちろん、決算まですべてトータルにできるというのが、一番の選定理由でした。従来のシステムでできたのは生産の手配までで、経理のほうはまた別のシステムという具合に管理が非常に煩雑だったのですが、このシステムを入れればお金の出し入れも含めて管理できるようになります。当社では営業から携わりますので、お客さまからこんなものをつくりたいと仕様の説明を受けたら、まずは営業が金額や納期を入力し、それが今度は設計部門に回って、設計が図面を描いたら、今度は購買部門、組立部門という流れで処理が進みます。従来であれば一つ一つバラバラにExcelなどで処理をし、最後には集計する手間もありましたが、その一連のワークフローをすべて一つのシステムでできるというのはとても魅力的なことでした」
導入効果進捗状況が一目でわかるなど効率化した上に
コンプライアンスの面でも大きなメリットが
「他の部署が何をやっているかも含め、全社員が情報を共有できるので、確認の手間もなく、とにかく効率がアップしたことを実感できます。また、ジョブごとの進捗状況がすぐ確認できる上に、材料手配や材料の入荷、加工の終了など、現在のステータスも一目瞭然です。あと、当社ではものを購入した人が自分で検品をしてはいけないなど、必ず一人で全部やらないようにルール化しています。自分で手配し、検品までしたら、何を買ったか会社が把握できませんし、ミスを見落としたり、場合によっては不正の温床になりかねないですからね。その点、このシステムを利用すれば、入力者の名前もわかるし、検品した人の名前もわかる。コンプライアンスの面でもメリットは大きいと考えています。当社では年に一回の決算とは別に、月次の決算もしていて、売上や在庫数、それにかかった工数などすべて、社員全員に開示しています。例えば工数をチェックして、時間がかかりすぎているようなら赤字ということになりますよね。従来なら自己申告だったことを考えると、これだけでも導入効果は計り知れないものがありますし、そのぶん実態に即した人事評価も可能になると思っています。その他、ミーティングや掃除の時間に至るまで入力できるので、勤務時間の8時間すべて誰が何をしていたか一元管理できるようになっています」
今後の展望さらなる効率化に向けて
順次カスタマイズを加えていきたい

キヤノンS&Sがご提案する生産ライン可視化ソリューション
個別受注機械・装置業向け生産管理システム【TECHS-S】
- 部品マスタの事前登録不要
- CADやMicrosoft Excelからの部品表データ活用
- 在庫品のトレース管理が可能
- バーコードを用いて、仕入れや作業実績の簡単入力
- EUC Tool(オプション)の利用によりデータの有効活用
- 仕掛中の原価と完成時予測原価がリアルタイムに把握

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