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光学式インクリメンタル方式のエンコーダー

キヤノン独自の超精密光学技術を活かした高精度回転角度センサー レーザーロータリーエンコーダー

概要

キヤノン独自の超精密光学技術を活かした高精度回転角度センサーです。光源に半導体レーザーを採用した回折光干渉方式により、超小型化と高パルスの両立を実現しました。ロボット分野、工作機械分野、計測機分野など幅広い分野で高精度な計測・制御を可能にします。

製品ラインアップ

製品特長

  • R-1SO/R-1SLは、外形Φ36mmで81,000パルス(逓倍前)、累積誤差(絶対誤差)20秒を実現。
  • M-1Sは、2MHzの超高速応答で、累積誤差(絶対誤差)25秒を実現。
  • 高精度・高安定を実現するための独自の光学系を使用。

原理

図のようにグレーティングディスクの回転中心に対し、点対称な2点にレーザー光を入射すると、レーザー光はグレーティングディスクにより回折されます。
この回折光の片側は+1次の回折光を、もう一方の側は-1次回折光を利用します。
左右各々の±1次回折光は、グレーティングディスクの1ピッチ回転により、位相が各々±2π変化します。
この±1次の回折光を左右のミラーで反射させグレーティングディスクに往復に入射させると、位相は±4π変化します。
この往復±1次1回折光を干渉させることにより4周期の明暗変化になり、グレーティングディスクの1ピッチ回転で4個の正弦波信号が得られます。

応用例

ロボットアームの高精度
角度検出・制御
検査装置用角度センサー
NCマシン用センサー