姉妹施設でも使える顔写真入りの年間パスポートを即日発行して、サービス向上&さらなるリピーター獲得を推進体感型動物園 iZoo
業種:サービス| 従業員規模:1〜50名 | 成果:営業力強化・販路開拓、顧客満足度向上
日本最大の爬虫類・両生類の動物園として2012年、静岡県賀茂郡河津町に誕生したiZoo。
これまでの動物園や水族館ではできなかった飼育体験や見学の仕方をご提案する体感型動物園として開園以来、右肩上がりの成長を続ける同園では、サービス向上やさらなるリピーター獲得を目指し、姉妹施設であるKawaZooのオープンに合わせてお得な共通年間パスポートを発行しました。
そして、このパスポート発行のために、新たに導入されたのがキヤノンのカードプリンターです。
詳しい導入の背景や選定理由などについて、施設を運営する有限会社レップジャパン代表取締役でありiZooの園長も務める白輪氏と今回の導入担当である総務部内田氏に伺いました。
導入背景サービス向上とさらなるリピーター獲得のために姉妹施設との共通年間パスポートの発行を計画
爬虫類・両生類だけに特化し、日本ではここでしか見ることのできない希少な生物も多数飼育。小さなお子さまからマニアまでどなたでも楽しく過ごせる体感型の動物園として全国に数多ある動物園の中でも唯一無二の存在といえるのがiZooです。
作られたストーリーじゃないからこそ面白い
iZooの一番大きな特徴が、園内マップがないこと。「来園する度に変化のある動物園」を標榜する同園では度々レイアウトを変更するのはもちろん、代表の白輪氏自ら「うちのスタッフで全部の動物を把握してる人はいないと思う」と語るようにあえてスタッフにも知らせずに新しい生物を仕込むことも。
予定調和を壊し、徹底して新鮮な驚きを大切にする取り組みにより、中には100回以上通う方もいるなど数多くのリピーターの獲得に成功しています。
共通年間パスポートの発行で、より一層の顧客満足度アップを
そんな同園では、世界各国の珍しいカエルからおなじみのカエルまで、カエルだけを展示・飼育した姉妹施設KawaZooのオープンに際し、共通年間パスポートの発行を計画しました。総務部の内田氏が語ります。「当園ではこれまで年間パスポートのご用意がなく、KawaZooのオープンというのを一つの契機に日頃からご愛顧いただいている皆さまへのサービス向上とさらなるリピーターの獲得という2つの観点から共通年間パスポートを発行しようということに決まりました」。
選定理由迅速な発行と個人情報保護の観点からキヤノンのカードプリンターによる内製化を選択
内製化を選んだのは、スピードとセキュリティの両面から
「少人数のスタッフで受付業務を行っていること、iZooの後にKawaZooへ行くお客さまもいることを踏まえると、パスポートの作成にあたっては手間なくスピーディーに発行できるかどうかが最重要でした。そして、お客さまの個人情報を取り扱うことも考え、自ずと外注ではなく、内製化という選択肢に。いろいろと調べていく中でキヤノンのカードプリンターが候補にあがり、ホームページから問い合わせをしました」と内田氏。
使い勝手のよい専用ソフトも大きな決め手に
また、最終的な決断にあたっては、専用ソフトで簡単にパスポートのデザインがつくれることも大きかったと内田氏は語ります。「入場時に顔を見てご本人確認をしたいので顔写真を入れるのは必須だと考えていました。専用ソフトImageCreate SEを使用すれば撮った写真をすぐにレイアウトして簡単に印刷用データを作成できるということで、これが最後の決め手になりました」。
導入後の成果顔写真入り&選べるデザインが好評を博し、わずか数ヶ月で100名以上の方が購入
順調に増える共通年間パスポート購入者
2018年の導入から数ヶ月、すでに100名以上のお客さまが共通年間パスポートを購入。好みで数種類のデザインから選べて、園内を見学している間のわずか30分から1時間で自分だけの顔写真入りのパスポートをつくれるしくみが非常に好評を博しています。
内田氏が語ります。 「ImageCreate SEも含めて、操作が簡単なので、導入するにあたって難しかったことは特にないですね。顔写真は小型カメラをUSBでパソコンに取り付けて、受付の左手にある壁の前で撮影しています。 デザインのバリエーションをつくったのは、いくつかある中から選べた方がお客さまにも喜んでいただけるのではという発想から。実はカードに載せているイラストは常連のお客さまが描いてくださっているんです。あと、パスポートの裏にバーコードをつけていまして、新しいレジを使用しているKawaZooでは、そちらを読み込むことで入館いただくシステムをとっています。これにより人数もレシートに反映され、事務手続きをより簡略化することができています」。
今後の展望共通年間パスポートの効果を活かし、来場客数の倍増を実現したい
毎年デザインを変えてコレクション性を高める
最後に、今後の展望について伺いました。「簡単にデザインを変更できるので、例えば毎年デザインを変えたら、コレクション性も出てきて、新たなリピーター獲得にもつながると考えています。また、この先の課題としては、先ほども申し上げたとおり、今はUSB接続の簡易的なカメラを使っているので、もう少し画質のいいカメラで撮っていきたいですね」と内田氏。
年間パスポートを来場者数アップの核に
最後に、今後の展望について伺いました。「簡単にデザインを変更できるので、例えば毎年デザインを変えたら、コレクション性も出てきて、新たなリピーター獲得にもつながると考えています。また、この先の課題としては、先ほども申し上げたとおり、今はUSB接続の簡易的なカメラを使っているので、もう少し画質のいいカメラで撮っていきたいですね」と内田氏。
体感型動物園 iZoo
事業内容:動物園
従業員数:25人(2019年5月現在)
※本記事は取材時(2019年5月)のものです