ONVIF（オンビフ）とは？対応したネットワークカメラの探し方も

ONVIF（Open Network Video Interface Forum）とは、ネットワークカメラ（IPカメラ）製品のインターフェースに互換性をもたせるために設立された標準化フォーラムのこと。2008年にAXIS（キヤノングループ）、BOSCH、SONYの3社で設立されました。

ネットワークカメラ情報の設定や取得、カメラの光学制御やPTZ (パン・チルト・ズーム) 制御、イベントハンドリング、Video Analytics, ストリーミング、セキュリティなど、ネットワークカメラの利用に必要なインターフェイスを定義しています。

詳しくは、ONVIF公式サイトでご確認いただけます。

ONVIF準拠製品は世界で約20,000以上あります。ONVIF準拠製品を使用すると、特定のブランドに縛られることなく、ニーズに最適な製品を柔軟に選択できます。

特定のメーカーに縛られることなく、ニーズに適した製品を柔軟に選択できます。

ONVIFに準拠した製品を使用していれば、将来のシステム拡張時や変更時にもONVIF準拠製品から選ぶことで総合的なコストを抑えることができます。

ONVIF準拠製品は少なくとも1つのONVIFプロファイルに準拠している必要があります。 ONVIFプロファイルによって、準拠しているクライアント (ビデオ管理ソフトウェアなど) とデバイス (ネットワークカメラやビデオエンコーダーなど) が相互運用することができます。

プロファイルSは2012年に標準化。すべてのプロファイルのベースともいえます。プロファイルSに準拠する製品はおもにネットワークカメラやビデオエンコーダー。IPネットワーク経由での映像のストリーミングを設定、要求、および制御できます。 また、プロファイルSでは、PTZ制御、音声およびメタデータストリームの受信、リレー出力もサポートされます。

プロファイルGは2014年に標準化。プロファイルGに準拠する製品は、おもにネットワークカメラやビデオエンコーダー。IPネットワークを介してまたはデバイス自体にビデオデータを録画の設定、検索、再生などを制御できます。

プロファイルGに準拠したONVIFクライアント（ビデオエンコーダーなど）は、ONVIFデバイスからIPネットワークを介して、映像の録画設定や録画開始・停止などの制御を行うことができます。また、クライアントがこれらの機能をサポートしている場合、音声およびメタデータストリームの受信もサポートされます 。

ONVIFに適合した製品は、公式サイトで検索できます。

ネットワークカメラ（IPカメラ）製品のインターフェースに互換性をもたせるために設立された標準化フォーラム「ONVIF」について紹介しました。メリットは大きく2つ。メーカーに囚われずに機器選定ができること。そして、将来的なシステム拡張時にも安心であることです。

キヤノンマーケティングジャパンではカメラメーカーとして長年培った確かな技術と実績で、お客様にあった最適な防犯・監視・抑止・マーケティング目的のネットワークカメラソリューションをご提案しています。ネットワークカメラの導入をご検討の際には、ぜひご相談ください。