ドキュメントスキャナーの研究開発で培ってきたキヤノン独自のテクノロジーにより、安定した搬送性能を実現しながら、圧倒的なスキャン速度を両立。最新のテクノロジーから生まれたフラッグシップモデル・DR-X10Cは、A4タテ搬送時（200dpi）は、カラーも白黒も毎分100枚の高速でスキャンします。さらに、A4ヨコ搬送時（200dpi）には、カラー／白黒ともに毎分130枚の高速スキャンを実現しています。

ビジネスで使用されるサイズの異なる普通紙はもちろん、発注書や納品書などの薄紙や名刺など、多様な原稿に対応。確かな搬送力を支える「リタード方式」により、一度に2枚の原稿が搬送された場合でも、リタードローラーが逆回転し、原稿を確実に分離し、搬送します。また、「非分離モード」により、複写伝票など複数枚で構成される用紙のスキャンも可能です。さらに、用紙種類に応じて分離力を5段階で調整できる「分離アクティブトルク制御」を搭載。帳票などの薄手の原稿に適した低いトルク設定やカラー原稿・厚手の原稿に適した高いトルク設定など、原稿の種類を問わずに安定した搬送力を発揮します。

大量の書類をスキャンしても、画像劣化の要因となる紙粉の影響を最小限にするための多様な機能を搭載しています。

上下センサーガラス付近に風を送り、ほこり・紙粉などを排除。ブロワーはセンサーユニットと一体化され、搬送中は風を吹き続けます。

白／黒背景ローラーに、ブラシ状のワイパーを設置。原稿1枚搬送ごとに白／黒背景ローラーが1回転し、センサーガラス上のほこり・紙粉などを除去します。

上部センサーで超音波を発信し、その変化を下部センサーで感知することで、原稿の重送を高精度に防止する「超音波重送検知」。DR-X10Cは、読み込む原稿の種類に応じてON／OFF設定できる超音波センサーを3つ搭載し、より効率的なスキャン環境を実現します。また、綴じられた原稿を検知する「ステイプル検知」機能も搭載。スキャン時の原稿の波打ちや跳ね上がりなどを瞬時に検知し、搬送を迅速に停止。大切な原稿を破損から守ります。

給紙ガイドを移動できるため、異なるサイズが混載した原稿も、原稿端を揃えることでピックアップローラーが確実にキャッチ。また、オプションのインプリンター使用時も、一定の位置に印字することが可能です。

スキャン用途に応じて、画像の背景色を白と黒から選択することができます。白の場合、薄紙原稿に文字強調を行った際のノイズの低減など。黒の場合は、原稿の裏写りを低減するなどの効果があります。