柔軟な対応を長年積み重ね、台本印刷業界シェアNo.1を誇る三交社様ですが、その市場動向は縮小傾向にあるといいます。そこで、台本印刷で培ったノウハウを生かしつつ、新しく力をいれたサービスとは？
売り上げを約3倍に伸ばした同社の取り組みについてご紹介します。

「漫画同人誌の作家さんは、オンデマンド印刷特有の黒ベタ部分のテカリ感を嫌う傾向が強いですね。以前、使っていた印刷機は、そのテカリ感を抑えることができて、作家さんに好評だったのですが、保守サービスが終了することになってしまって」

「当時の同人誌印刷機は、古いがゆえに黒ベタ部分のテカリがなく、手描きの味わいが表現できたのですが、それは意図していなかったもの。苦肉の策として、別用途で使用していた既存のオンデマンド印刷機に切り替えましたが、お客さまの求めるクオリティーに応えられないとあきらめていました。そんなところに、キヤノンの営業の方がコミックを印刷した小冊子を持ってきてくれたんです」

「varioPRINT 135」の導入に合わせて生産体制を変更したことで、対応できる部数やページ数は順調に伸びたといいます。その結果、売り上げも約3倍に。「一時的に離れていたお客さまも戻って来てくださいました。売り上げも上がったことで、導入の判断が正しかったと思いました」

「見てもらえばわかるオフセットライクなクオリティーに仕上がる弊社の評判は、口コミでも広まっています。大きなイベントだけでなく、毎週開催されているような小さなイベント・サークルにもアピールしていきたいですね」