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DP-V2730 | 特長1

高画質・高輝度

最大・全白輝度1000cd/㎡ 高コントラスト100万:1

HDR映像制作(ITU-R BT.2100、EBU TECH3320、Dolby Vision)で定められている1000cd/㎡を実現。また、高輝度だけでなく全黒輝度も0.001cd/㎡を達成し、100万:1という高いコントラスト性能を実現しています。
高輝度と広色域によって、高い光学性能を有する4Kレンズと広いダイナミックレンジを有するCINEMA EOSカメラが捉えたHDR映像を忠実に再現することができ、よりハイクオリティなHDR映像制作ができます。

  • 輝度値は工場出荷時の標準値で、保証値ではありません。

黒の表現力の向上

直下型LEDのバックライト発行イメージと効果

高画質エンジンのハードウェア性能を大幅に進化させることで、より緻密なローカルディミング制御が可能となり、明部と暗部の境界の光漏れを抑制。本来暗い箇所は暗く明るい箇所は明るく表示することでメリハリある高コントラスト表示を実現しています。
全白・ピーク輝度1000cd/㎡を実現しつつ、放送やシネマの映像制作で重要な黒の表現力が向上したことで、夜景や花火シーンなどで暗部の階調表現を正確に表現することができます。

広色域

DP-V2730はLEDの色、輝度等の各性能を最大限引き出すキヤノン独自のバックライトシステムを搭載することで更なる広色域化を実現。
HDTV放送規格ITU-R BT.709やUHDTV放送規格のITU-R BT.2020、デジタルシネマ規格DCI-P3やAMPASが提唱するカラーマネジメント規格ACESの伝送規格ACESproxyに対応し、放送やシネマの映像制作において、広色域映像が持つ色を忠実に再現することができます。

広視野角

独自の光学設計により、斜めから見ても輝度・色の変化が少ない映像表示が可能です。
複数の人が同時にモニタリングを行う場合も、正確な画質確認ができます。

  • キヤノン測定による。固体差によるバラつきがあります
使用例:中継車での画質と映像の確認方法
視野角イメージ

高精度ユニフォーミティ

独自開発のディスプレイ用映像エンジンを搭載し、きめ細かい調整をすることで画面内の色・輝度ムラを防ぎ、高精度な均一性を実現しています。

デザイン・インターフェース

27型パネル採用

キヤノン 業務用ディスプレイDP-Vシリーズとして、初めて27”パネルを採用。
4K映像の画質確認や映像編集において、人物の肌や被写体のエッジなどディテール部などの視認性が高まります。
またマルチ画面表示機能で4入力映像を4画面同時表示する際にも、各画面サイズが大きくなるため、より映像確認が行いやすくなります。
表面処理は屋外や名所での使用環境を想定し、アンチグレアコーティングを採用。撮影現場での映り込みや反射を抑えます。

薄型・軽量ボディ

本体サイズを可能な限りスリム化する設計により、中継車やスタジオで使用されている24型ディスプレイの代わりに設置できるサイズを実現しています。
また31型(DP-V3120)に比べ、約50%の薄型化・軽量化を実現。
中継車やスタジオ、編集室などスペースに制約のある環境にも適しています。

静音設計

効率の良い放熱構造で、高輝度表示で使用しても非常に静かな環境を実現。撮影現場での収録作業や編集室でのカラグレを行う際も、ファンの音量を気にすることなく作業が可能です。

スピーカー搭載

撮影現場で使用を考慮した大音量出力できるステレオスピーカー(最大出力2W+2W)を内蔵。

12G-SDI端子

12G-SDI端子(IN/OUT各4系統)を搭載。3G-SDI端子では4本のSDIケーブルを必要としていた4K 60P映像を、12G-SDI対応ケーブル1本で入力できます。また、4系統の4K 60P映像を2Kサイズに縮小し、2画面/4画面表示できるほか、1系統の8K 60P映像を4Kサイズに縮小して表示・確認することも可能です。映像制作の効率化だけでなく、ディスプレイの台数やケーブルの本数の削減、設置の手間やコストの削減にも貢献します。

MULTIFUNC. SDI OUT端子

機能拡張を実現するためのMULTIFUNC. SDI OUT端子を搭載。
有償アップグレードライセンス適用で使用が可能です。