DIGISUPER 100AF放送・業務用映像機器
基本情報
DIGISUPER 100AF
- 販売終了
- 型名
- XJ100×9.3B AF ISS
おもな特長
独自のオートフォーカス機構を搭載した100倍フィールドズームレンズ
高精細なハイビジョン映像は被写界深度が浅いため手動による焦点合わせが難しい一方、ハイビジョン対応の大画面テレビの普及に伴い、放送用レンズにおいてはより正確なフォーカス精度が求められています。
「DIGISUPER 100AF」は、キヤノン独自の位相差センサーを採用することにより、フルハイビジョン映像(1,920×1,080画素)にふさわしい高い合焦精度を実現したほか、大きくピントが外れた状態からの高速でのフォーカス合わせや、高速に移動する被写体に対しピントを合わせたままでの追従を可能にするなど、優れたオートフォーカス機能を備えています。
また、常時オートフォーカスを行う「FULL TIME AF」モードと、ボタンを押した時だけオートフォーカスを行う「PART TIME AF」モードとを切り換えることができるので、撮影状況に合わせた使い方が可能です。
諸収差を良好に補正する優れた光学性能
広範囲の諸収差補正を可能にするキヤノン独自の光学設計技術「パワーオプティカルシステム」を採用しています。また、レンズ材料にUD(Ultra Low Dispersion)ガラスや蛍石を使用することにより、色収差と像面湾曲の収差補正を良好に行っています。さらに、画面中心部から周辺部に至るまでの解像度を向上させることで、高いMTF(Modulation Transfer Function)を実現したほか、移動レンズ群を正確に制御するインナーフォーカス方式の採用により、高倍率化を図りながら物体距離による収差変化を解消することができるなど、ズーム全域でHDTV に適した高性能化を実現しています。
また、オートフォーカス機構の搭載によるズーム部の延長を最小限に抑え、全長661.5mmのサイズとウエイトバランスを実現しています。
シフト式光学防振機構を内蔵
一眼レフカメラ「EOS」用交換レンズの「EFレンズ」で好評の光学防振機構を放送用に、より高精度、高性能に進化させました。作動原理としては、レンズ内のブレセンサーで揺れや振動を検知し、その信号に従ってレンズ群の一部(補正光学系)を光軸に対して垂直方向に移動し、像ブレを打ち消す方向に光線を屈折させるものです。補正光学系をレンズ内に配置できるため、光学系全体の小型化が可能となり、レンズ本体の小型・軽量化に大きく貢献します。
環境配慮設計
EUでは「電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令(RoHS 指令)」により、特定有害物質の電気電子機器への使用が制限されています。“DIGISUPER 100AF”は、「RoHS 指令 2011 / 65 / EU※」に対応するためにキヤノンが定めた管理基準を満たしています。
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EU RoHS 指令 2011 / 65 / EU 特定6物質:
電気・電子製品を対象に、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェニル)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)の6物質の使用を制限する、欧州連合(EU)が実施する有害物質規制です。