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MS-510|特長

肉眼では認識困難な闇夜を数Km遠方から監視する高度な撮影が可能

港湾や沿岸の警備や事故の監視、国境付近での異常の監視、公共インフラ設備や重要施設の事故や災害時の監視などにおいては、昼夜を問わず緊急の対応を迫られ、撮影が困難なシーンを非常に遠方から捉えることが求められます。
このようなシーンでは、既存の一般的な監視カメラでは、暗所や遠方を鮮明に捉えるための低照度の撮影性能や、レンズの望遠側の撮影性能が不足する事態が想定されます。
MS-510は、キヤノンの放送用レンズと組み合わせることで、近赤外感度を向上させたSPADセンサーの超高感度性能と、豊富な高倍率ズームレンズのラインナップにより、このような困難な撮影を可能にしました。

湾岸・沿岸
国境
インフラ

近赤外感度を向上させたSPADセンサーによる性能向上

近赤外感度を向上させたSPADセンサーを搭載することで、現行製品のMS-500と比べて最低被写体照度が0.001 luxから、0.0006 luxへ向上しています。
これにより、低照度でナイトモード※1を使用した際に視認性の高い撮影ができ、特に、近赤外光を検出するようなユースケースにて活用の幅が広がります。

  • ※1
    ナイトモード時は可視領域から近赤外領域まで使用して撮影します。SPADセンサーの前面のフィルターがIRカットフィルターからIR透過フィルターに切り換わり、センサーに届く近赤外光が増加します。センサーが受ける光量が増加するため、低照度撮影に有効です。
  • ※2
    レンズの近赤外成分透過率により、カメラ全体としての出力は変化します。

十分照度~低照度での視認性に優れた画質

超高感度カメラとして得意な低照度だけではなく、十分照度でも高い被写体視認性を発揮できます。
高倍率なキヤノン放送レンズと組み合わせることで、広角から超望遠まで、昼夜問わず撮影するカメラとして活躍します。

十分照度では、最速1/4000秒までの高速シャッターを使いながら動体の像ブレを抑えて撮影できます
一般的なカメラでは暗めに映ってしまうような低照度でも、昼間のように明るく撮影できます
  • ※1
    映像と同時刻に肉眼で見えている明るさを模して、EOSで露出を調整して撮影した画像です。

多彩な画質プリセットや画像補正機能

夜間監視や遠方監視では、暗所特有のノイズや大気の影響により、映像の鮮明度が低下することがあります。MS-510は、用途に応じた画質設定を保存できるカスタムピクチャー機能を搭載しています。監視用途のプリセット「CrispImg2(クリスプイメージ2)」では視認性を確保するため、シャープネス・ガンマカーブ・ノイズリダクションを最適化し、昼間は高精細で高コントラスト、夜間はノイズを抑えた映像を撮影できます。また、広いダイナミックレンジで明部階調を保持できるガンマ(BT.709 Standard/Canon 709)を使ったプリセットも用意しています。さらに、かすみ・もやの影響を抑えて適正なコントラストに自動調整する「かすみ補正」、逆光や明暗差の大きい場面で黒つぶれと白飛びを抑制する「スマートシェード補正」を搭載しています。霧や逆光などの厳しい環境でも、対象の輪郭や文字情報を視認性高く捉えることができます。

システム構成例

カメラを直接操作する小規模な構成や、シリアル通信によるリモート制御を行う構成、IPネットワーク通信による遠隔地からの制御を行う構成などが可能です。