冷却ユニットで用紙の「波打ち」や「貼り付き」を徹底抑制。生産性とメディア対応力を備えたimagePRESS V1000で業務拡大
株式会社丸石

弊社は建築図面などの青焼きコピーを請け負う複写事業からスタートし、時代の変遷と共に大判モノクロコピー、カラーコピー機などの機器を導入して、印刷・製本を軸に、スキャニング、データ化といった顧客ニーズの変化にも対応してきました。土木、建築、設備など建設関係の設計図面の印刷・製本の業務は、年度末の3月に集中します。以前はキヤノンのオンデマンドプリンター imagePRESS C10000VPとimagePRESS C850で生産体制を組んでいましたが、繁忙期のさらなる生産性と印刷品質の向上が課題だと感じていました。ちょうどそのタイミングでimagePRESS V1000が発表されたのです。

imagePRESS V1000のデモンストレーションで驚いたのは、まずは出力スピードです。厚紙でも毎分100枚の高速出力を実現するなど、上位機種imagePRESS C10000VPと同等の生産性が見込めました。
それならimagePRESS C10000VPをもう一台導入したいところですが、設置スペースがありません。その点、imagePRESS V1000のコンパクトさも魅力でした。また、オンデマンド印刷機としての基本性能が大きく向上していることも実機デモでわかりました。
用紙の波打ちを抑制する「冷却ユニット」（本体に標準装備）は、用紙同士の貼り付きがなく整列性が高く排紙され、すぐに後工程にまわせるので、繁忙期における業務効率化を実現できる機能だと確信しました。さらにはimagePRESS C10000VPと同じく色の再現性にも優れ、導入を決めました。

糊付け作業を行う観音製本では、紙がカールしているときれいに糊付けができません。ひと晩かけてカールを取り除くこともあります。
imagePRESS V1000では用紙のカールを抑え、断裁や製本などの後加工がスムーズに。さらに、薄紙から厚紙、封筒、長尺など多様なメディアに対応していることもimagePRESS V1000の魅力です。
特に長尺の両面印刷では、カタログやパンフレットなどの三つ折りを1枚で出力でき、コストを抑えながら高品質な少部数印刷を望まれるお客さまに応えられます。また、中綴じ製本に対応するため「中綴じフィニッシャー・AF1」を装着したところ、ズレも緩みもなく正確かつ高精度に仕上げられるので大変満足しています。

印刷物にとって「納期」は最も重要なポイントです。どんなに良い印刷物でも、お客さまが必要とされるタイミングに間に合わなければ価値がありません。
弊社が創業以来、最新鋭の印刷機器を導入し続ける理由は、高品位な印刷物を期日どおりにお客さまに納めるためです。納期を守りながら従業員に作業負荷をかけず、繁忙期を乗り切るためにも、キヤノンのオンデマンドプリンターは欠かせない存在になっています。ミスのない印刷物をお客さまにお届けする地道な努力を評価いただけているからでしょうか、既存のお客さまからのご紹介で新規顧客におつなぎいただいています。
「丸石に頼んでよかった」と評価いただくことを何よりの喜びに、今後も事業を展開していきます。