安心して預けることができる。安心して働くことができる。
~幼稚園・保育園を支える映像DXとは~
セミナー概要
防犯カメラはどのように活用していますか?「防犯」だけに捉われない映像記録の活用が、「安心して預けられる」という保護者の側面と「安心して働ける」という保育士の側面に役立っています。本セミナーでは、その両面からどのように映像が活用されているかをご紹介し、「安心・安全」をもたらす映像DXをお話しいたします。
テキストダイジェスト
全国には幼稚園は約9千施設、保育園は約2万9千施設あり、おおよそ360万人の子供たちが毎日を送っています。その生活に安心安全を提供するということは非常に重要です。
一般的には外部からの危険の防御が安心安全の確保と言われており、文部科学省の幼稚園施設整備指針においても物理的な防御策がうたわれております。接近侵入制御というところで、門の視認性をどうするのかということもポイントになります。
視認性の確保は、カメラが補うというのがひとつの考え方になります。敷地からの視認性の確保が難しい場所はカメラを落とし込んでいくことによって補います。他にも保護者の送迎の駐車場や送迎バスの駐車場などでもカメラの目を利用して視認性の確保を補います。これが本来のネットワークカメラの役割です。
園のお客さまの代表的なご要望には、
1. 園の死角をなくしたい。
2.駐車場を記録したい。(事故や不法駐車への対応)
3. 送迎バスの中に置き去りになる事故などに備えたい。
などがあります。
4番目としてもうひとつ、防犯には関わらない、新たな活用の方法があります。
子どもたちを見守る中で、どうしても目を離すことが避けられないことがあります。そこでカメラという、もう一つの目が役割を担います。大型モニターを職員室に設置することで、教室の先生だけではなく、職員室にいる先生や事務の方が常にそのリアルタイムの情報を共有できるシチュエーションを作るということです。
また子ども同士のトラブルへの対応にも有効です。なぜトラブルになったのか、その原因を映像記録で見返してみるという活用も多くなっています。
子供の曖昧な記憶を聞いた保護者の方が心配になって園に問い合わせをしてくることが多々あります。すべてを見ていたわけではないので判断に困る。ここで保護者への対応に負担を感じてストレスになってしまうという職員の方がいらっしゃいます。
こういった従業員の方の働く環境を少しでも手助けしてあげるということがESの向上につながり、離職につながる要因を減らします。
安心安全という保育環境の提供で、ネットワークカメラの映像は防犯カメラの役割を超えています。子どもたちを見守るカメラとして機会が増え、それによってさらに安心安全が担保されてきます。ネットワークカメラは、映像をつなげることによって安心して預けられる園、それから安心して働くことができる園、そういった園づくりに一躍を担っています。