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業界の域を超える高品質な配布物を内製し他園との差別化や保護者の信頼獲得を実現印刷物内製化ソリューション 認定こども園松原幼稚園さま

少子化が急速に進行し、ますます激化の一途をたどる園児の獲得競争。各園さまざまな対策を講じる中、イメージ戦略、保護者の信頼獲得のためにとりわけ重要となってくるのが、園の特長や活動内容についてどのように伝えていくかという課題です。今回は、学年だよりや入園案内など多種多様な配布物を内製し、在園児と未就園児それぞれの保護者と良好なコミュニケーションに成功している認定こども園の事例をご紹介します。

認定こども園松原幼稚園 さま

「自分たち子弟の幼児教育は自分たちの手でやっていこう」という理念の下、1954年に群馬県で開園。幼稚園型の認定こども園として、生きる力となる基礎力の育成に力を注いでいます。

所在地:群馬県邑楽郡泉町 西小泉三丁目6-22
開園:昭和29年6月20日
職員数:347名
事業内容

  • 認定こども園

2019年7月現在

導入背景教員自ら制作に携わったほうが
より想いが伝わるというこだわりで内製化を推進

事務長 関根 英幸氏

少子化が加速する中、今後の幼稚園経営においては「いかにして選んでもらうか」を強く意識した取り組みがより一層重要になっていきます。そうした世の中の流れにいち早く対応し、保護者との良好なコミュニケーションの実現に力を入れてきたのが松原幼稚園です。教育を主とする幼稚園型の認定こども園としての高い志の下、業界でもオリジナリティに富んだ運営を行う同園事務長の関根英幸氏が語ります。「法人化した1979年ごろに初めてモノクロプリンターを導入して以来、教員の手作りで配布物を作成することにこだわってきました。その原点にあったのは、実際に指導にあたる教員自身が制作に携わったほうが、教育への熱心な想いがよりダイレクトに伝わるのでは?という発想です。ここ群馬県邑楽郡大泉町というところは、大手企業の工場がある関係でブラジル人をはじめ、ペルー、中国など、人口比率の15%が外国人という特殊な町で、人口4万人という小さいエリアに幼稚園や保育園が5つもあります。そのため、待機児童問題が取りざたされる都市部と異なり激戦区なんです。そうした中、どう当園の教育内容を在園児の保護者、未就園児の保護者に訴えかけるか、試行錯誤の中で出した一つの答えが内製化だったのです」

選定理由より速く、より美しいマシンを導入することで
内製化のメリットをより活かせる

関根氏が続けます。「内製化を行うにあたっては、当然何よりプリンターの性能、品質が重要になってきますが、一つ前に使用していた機種も画質はよく、コスト的にも非常にリーズナブルだったので、特に不満を抱いていたわけではないんです。でも、新しい機種が出たからと営業の方から勧められたのが、imagePRESSC650でした。最初は、キレイで速いだけでしょ?という認識だったのですが、いや、他にもいろいろなことができますよ、と。ファイルや不織布にも直接印刷できるというのは驚きました。実際、試しにロゴマークのデータを渡したところ、各ツールにプリントして持ってきてくれたのですが、本来のカラフルな色味が鮮明に再現されており、仕上がりの美しさは想像以上でした。スペック的にも、従来機種よりスピードは倍以上速く、厚紙など数多くの用紙に対応していて、以前の光沢紙と比べてコストは1/3に下がる。クオリティの高いマシンを導入するだけ内製化のメリットをより活かせることは間違いありませんし、今後のさらなる展開を考えて導入を決めました」

導入効果 高品質印刷への即時対応高精細な写真を多用した紙面展開や
法美大出の教員によるデザインが保護者にも好評

プリンターの入れ替えにより、これまでに以上に内製化に力を入れ始めた松原幼稚園。事務長の関根氏は具体的な導入効果としてどのようなメリットを感じているのでしょう。「例えば、毎月在園児の保護者に配布している学年だより。教育内容をわかりやすく伝えるには目で訴えるのが一番ということで、写真をたくさんピックアップし、各学年の教員がWordでレイアウトまで行っていますが、imagePRESS C650に変えることでより鮮明な表現が可能になり、相当な時間の短縮にもつながったと実感しています。また、当園では幼稚園には珍しく、絵画教室や音楽、英語などそれぞれ専任の教員を置いており、入社説明会の際にお渡しする入園案内は美大出身で、絵画教室の担当教員である田島がillustratorでデザインしています。結局、見栄えが悪ければ誰も手にとってくれませんし、その点田島がクリエイターとして相手の心を動かすデザインを具現化できているのもimagePRESS C650のおかげと言えるかもしれません」元々はデザイナー志望だったという田島氏。POPなカラーリングが目を惹く前述のロゴマークも彼女による作品だそうで、ロゴを中心にデザインされた入園案内ツール一式(封筒、ファイル&パンフレット、不織布の手提げ袋)は、そのかわいらしさと完成度の高さで保護者の間でも大変好評を博しているそうです。

今後の展望保護者の興味を惹く印刷物やグッズを配布し
幼稚園への信頼感や親近感を醸成

田島 紘氏

最後に、内製化の流れの中で今後チャレンジしてみたいこと、キヤノンへの要望についてお二方にお聞きしました。「事務的な書類はどんどんペーパーレス化が進んでいくと思いますが、紙だからこそ伝わる気持ちもあると思いますし、保護者に伝えたいこと、発信したいことに関してはこの先も紙ベースのものは無くならない、無くしたくないなと考えています。キヤノンには、今後もプロ仕様でありながらプロでなくても使いこなせるものを提供してほしいですね」と関根氏。また田島氏は「業者に依頼すれば最低でも100部と言われるところを、1部から簡単にチャレンジできます。次の展開として現在クリアファイルのデザインに着手していますが、引き続きこのプリンターで使用できる消耗品をいろいろ入手し、幼稚園のオリジナルグッズとして配布できればと思っています。あるいは、それらの消耗品に園児の作品をプリントし、保護者の方に配るといったことも考えられますね」と答えてくれました。クリエイティブな能力に長けた教員と外注さながらの仕上がりが可能なプリンターのコラボで、時間やコストをかけずに次から次へと幼稚園の域を超えた配布物を生み出す松原幼稚園。同園のオリジナルな取り組みに今後も注目です。

キヤノンS&Sがご提案する印刷物内製化ソリューション

「心に響くカラー」が想像を超える説得力を生み出す

  • ディスプレイに映るイメージを忠実に再現
  • さまざまな質感やサイズの用紙に幅広く対応
  • 毎分65枚の高速出力で、待機時間を大幅削減!( A4サイズの場合)

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