2022年上半期サイバーセキュリティレポートを公開 ~Emotetの再流行、脆弱性Log4shellを悪用した攻撃などを解説~
情報掲載日:2022年9月27日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)は、“2022年上半期サイバーセキュリティレポート”を公開しました。攻撃の手法を変化させ続け感染拡大を狙うマルウェア「Emotet」や、ロギングライブラリLog4j2の脆弱性「Log4Shell」を悪用した攻撃など、2022年上半期に発生したサイバーセキュリティの脅威動向について解説します。
キヤノンMJグループはセキュリティソリューションベンダーとして、サイバーセキュリティに関する研究を担うサイバーセキュリティラボを中核に、最新の脅威や動向の情報収集および分析を行い、セキュリティ対策に必要な情報を定期的に発信しています。
このたび、2022年1月から6月(上半期)に発生したサイバー攻撃の事例や、総合セキュリティソフトESETにより日本国内および世界全体で検出されたマルウェアなどについて解説した、“2022年上半期サイバーセキュリティレポート(以下、本レポート)”を公開しました。
本レポートでは、再び活動が活発になった「Emotet(エモテット)」における検出数の推移に加え、攻撃手法の変化を時系列で紹介しています。さらに、日本国内でEmotet感染を公表した組織数の集計を通じ、企業や団体など幅広い組織で攻撃を受けていることを報告しています。
また、2021年12月ごろから注目を集めた、さまざまなアプリケーションで利用されているロギングライブラリLog4j2の脆弱性「Log4Shell(CVE-2021-44228)」について紹介しています。この中で、脆弱性を悪用した攻撃の検出数の推移や被害状況、さらに脆弱性の発生要因について解説しています。
その他、本レポートでは、サポートが終了したInternet Explorerのこれまでの歩みとWebブラウザーの今後の展望、国家によるセキュリティ製品の調達制限の背景とサプライチェーン・リスク、暗号通貨とサイバー犯罪の関わりなどについて紹介しています。