一歩ずつ進めよう!中小企業の未来をつくるDX入門
セミナー概要
DXは、中小企業にとって未来を切り拓くためのカギとなっています。しかし、どこから始めれば良いのか分からない方も多いでしょう。
このセミナーではDXの基本的な考え方と、デジタル化からDXに向けた具体的なステップをお伝えします。成功のポイントを学びながら、一歩ずつDXを進めていく方法を私たちと一緒に探しましょう。
テキストダイジェスト
〈「DX」どう始める?〉
お客さまからのご相談例として、「DXを進める委員会ができた」「DXやってと言われた」など、急に任命されたというお話を伺うことがよくあります。多くの企業でDXを進める際、クラウドサービスやAIの導入をまず思いつくでしょう。しかし、各部門の現状を理解せずに導入を進めると、活用に至らないケースがあります。これらのツールはあくまで手段であるとご認識いただきたいと思います。
DX化への段階1は紙や口頭による業務が中心で、デジタル化が図られていない状態。段階2はデジタイゼーションで、アナログな状況からデジタルツールを利用した業務環境に移行している状態。段階3はデジタライゼーションで、デジタル化による業務効率化やデータ分析に取り組んでいる状態。段階4がDXデジタルトランスフォーメーションとなります。
DX実現に向けて、自社が1から4のどのステップにいるか理解する必要があります。
〈DXに向けた歩き方〉
DXに向けた歩き方として、「現状把握課題の洗い出し」「優先順位計画」「宣言実行」「見直し」のサイクルに継続的に取り組んでいくことであるべき姿に近づいていきます。
まずは現状把握のポイントは業務フローとITの利用状況です。どのような流れで行っているのか、業務フローを把握し、可視化しておくことが大切です。またハードウエアやソフトウエアなどがどのように使われているかというITの利用状況を把握します。
現状を把握するとたくさんの課題が上がってきます。他の手段やツールがない、新しいやり方が浸透しない、ルールの見直しがされていないためにやり方が変えられないなどです。
これらに対して優先順位を検討する際には、重要度と緊急度を考慮することが大切です。コストという観点も忘れてはいけません。コストには人がかける手間と時間も含まれます。急に大きな費用がかかる課題にチャレンジしてもリスクもあり、解決まで手間と時間もかかってしまいます。
〈DXを推進するために〉
DXの第一歩はしっかりと現状を把握することです。業務フローとIT機器の状況がどうなっているのか把握することから動き出してみてください。
キヤノンシステムアンドサポートでは、まかせてITコーディネートサービスをご用意しました。経営者の目指すあるべき姿の実現に向けて、皆さまのDX推進のご支援をしています。