Multi-Camera Orchestration(MCO)
MCOとは?
近年、映像コンテンツが急速に増加し、日常的に多様な映像に触れる機会が拡大しています。
そこで、映像制作現場ではより魅力的なコンテンツを制作することが求められており、小規模な撮影でもマルチアングル撮影が主流になっています。
しかし、予算やスタッフが限られている場合、複数のカメラのアングルを限られた人数で制御し、満足のいくコンテンツを制作するのは容易ではありません。
そこでキヤノンは、カメラオペレーターが一人であっても、複数のカメラアングルをできる限り自由にコントロールできるソリューションを開発しました。
それが、Multi-Camera Orchestration(MCO)です。
特長
各カメラに“役割”を設定。一人でもチームのようなマルチアングル撮影が可能
MCOでは、キヤノンが長年培ってきた映像解析技術を生かし、俯瞰カメラの映像から、被写体となる人物の位置や頭の高さを把握。
「一番右の人をウエストショットで」など、撮影したい被写体と構図といった各カメラの“役割”を指定できます。また、この“役割”を組み合わせた“役割セット”を設定し切り替えることで、あらゆるシーンに対応できます。
まさに“ひとつのチーム”のように複数のカメラを連動制御できるので、演出の幅が広がるとともに、一体感のあるマルチアングル撮影が可能となります。


俯瞰カメラで常に被写体の位置を把握し、安定した役割の実行が可能
MCOではステージ全体を俯瞰するカメラを2台設置します。
この俯瞰カメラの映像から、ステージ上の被写体の位置やサイズを把握しているため、「一番右の人をウエストショットで」など撮影したい被写体と構図を指定するだけで、撮影が可能です。
プリセットを使う場合は、撮影前に、被写体にステージに立ってもらい、カメラのプリセット登録をする必要がありましたが、MCOを使えば、被写体の立ち位置を厳密に規定する必要なく、相対的な位置関係(上手から何番目、等)で撮影対象の被写体を設定しておくことが可能です。
機器構成
MCOを使用するためには、俯瞰カメラ2台、撮影用カメラ、制御/設定用のPCがそれぞれ必要です。MCOを制御するPCアプリケーション(MCO Core)にはFULL版/Lite版の2種類のライセンスがあり、それぞれ使用可能な機器構成や、機能・精度が異なります。

- MCO関連アプリケーション
| アプリ名 | デバイス | 説明 |
|---|---|---|
| Multi-Camera Orchestration Core (MCO Core) |
PC | MCOの制御、処理を行うアプリケーション(Full/Lite) |
| MCO License Activation Tool | PC | MCO Coreのライセンスを認証するために使用するアプリケーション |
| Multi-Camera Orchestration Control Panel | PC | MCO Coreの設定(各役割の変更)を行うアプリケーション |
| Canon Multi-Camera Control | モバイル | メインカメラがリモートカメラ以外の場合に、メインカメラのPT信号を送出するアプリケーション |
- MCO CoreのFULL版ライセンス・Lite版ライセンスの違い
| MCO Core | 特長 |
|---|---|
| Full | GPUを活用した高度な骨格検出を採用しており、頭部位置などの認識精度が高いのが特長です。 カメラ本体の自動追尾機能を用いて構図作成、自動追尾を行います。 カメラ本体自動追尾の制御+俯瞰カメラ映像を解析し、MCOシステムから遠隔制御
|
| Lite | GPUを使わずにCPUで動作可能な軽量モデルです。 軽量かつ効率的に動作します。 俯瞰カメラで撮影した映像を解析しMCOシステムから遠隔制御
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機器構成例(MCO Core:FULL)

機器構成例(MCO Core:Lite)

活用事例
配信スタジオ:AMP合同会社


Inter BEE 2025


Inter BEE 2024


購入・ダウンロード
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社 イメージングソリューション企画課