4K Canon Log ISO12800 1/50 F4.0 (グレーディング済み)
4K Canon log ISO12800 1/50 F4.0
4K ピクチャースタイル:ポートレート ISO12800 1/50 F4.0
制作=電通クリエーティブX P=狩野毅 VE=渡辺裕之 L=栗本淳平 Assistant P=窪田雄志 ST+HM=今井純子 T=西村真美子(SATORU JAPAN) Pr=寒河江啓之 PM=鈴木剛
Production Assistant=野崎淳史 Colorist=平川裕美子・大田徹也
メイキング写真を撮っている際には撮影はLEDで顔にライトを当てていたが、ノーライトで撮影しても充分にディテールが残っていたのでこのページの作例はすべてノーライトの4K(ISO12800)で撮影したものを紹介している。
「丸の内の夜景で4K設定(ISO12800)、しかも手持ちで撮っても画質が落ちないのはすごく驚きました。Canon Log収録ならハイもローも見事に描写できるのですごいカメラですね。ノーライトにすると見た目では暗いんだけど明るい絵が撮れていました。地明かりで歩きながら撮ってみたけど、夜の遊園地も地明かりで撮れるんじゃないかというぐらい、これだけ光が弱く、条件の厳しいところで撮れるというのは新鮮な驚きでしたね」(狩野)
CINEMA EOS SYSTEMの登場以来、多くの映像関係者に待ち望まれていた4K動画撮影の可能なEOS-1D Cが登場。CMなどムービー撮影も積極的に行うスチルフォトグラファーの狩野毅さんに様々な角度からテスト撮影をしてもらった。
EOS-1D Cを使った感想を教えてください。
狩野 いわゆるDSLRムービーのできるカメラが出てきた時はスチルの人間が違和感なく使えるカメラが出てきたぞと思ったんですけど、ピクチャースタイルの調整や撮影後のコントロールが難しいことなど、ストレスがありました。EOS-1D Cは35ミリのフルサイズでCanon Logの絵が撮れるというのが魅力的です。スチルフォトグラファーにとってはEFレンズのボケ味が使えるということも含めて魅力を感じます。CMや企業のプロモーションビデオなど、今の撮影のフローだと、カット数がどんどん増えているのでCanon Logで撮影しておいて、最後にまとめてグレーディングして色をコントロールした方が楽なんですね。現場でピクチャースタイルの絵を作ろうと思っても、その都度色温度を細かく調整していくのは難しい。でもCanon Logで撮っておけば後の仕上がりもよくなるし、カットとカットのなじみもよくなる。そう考えるとCanon Logで撮れるというのはフォトグラファーにとっても武器になると思います。
Canon Logにはどんな印象をお持ちですか。
狩野 スチルの感覚で言えばネガフィルムを作っているようですね。ネガカラーの方が後でコントロールできました。Canon Logを使えば細かいカラーコントロールができるから自分のスタイルを作りやすいし、仕事に合わせたトーンを作りやすいと思うので、Canon Logによってやっと仕事に使えるカメラになったという気がしています。後処理のことを現場で想定しなくていいので現場でのストレスがないですね。フルHDでHS(ハイスピード 60P)が撮れるカメラがEOSではなかったし、Canon Logで収録できるというのも新しいので、使ってみたくなります。
4K撮影についてはいかがですか。
狩野 4K撮影できることで、目線が変わらずにロング、バストアップ、超アップといろんなサイズが切り出せるのでマルチカメラが不要になるかもしれないですね。夜の地明かりだけで人物を撮った際に、肉眼よりもディテールが残っていたのはもう観たこともない絵が撮れたという感じがしました。
4K Canon Log ISO640 1/50 F4.0
(グレーディング済み)
4K ピクチャースタイル:ポートレート
ISO640 1/50 F4.0
4K ピクチャースタイル:ポートレート
ISO100 1/50 F4.0
HD Canon Log ISO640 1/125 F3.2
(60P撮影)