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DIGISUPER 27AF放送・業務用映像機器

DIGISUPER 27AF:オートフォーカス機構を搭載したスタジオ用TVズームレンズ

基本情報

DIGISUPER 27AF

  • 販売終了
型名
XJ27×6.5B AF ISS

おもな特長

独自のオートフォーカス機構を搭載したHDTV対応27倍スタジオ用ズームレンズ

高精細なハイビジョン映像は被写界深度が浅いため手動による焦点合せが難しい一方、ハイビジョン対応の大画面テレビの普及に伴い、放送用レンズにおいてはより正確なフォーカス精度が求められています。

「DIGISUPER 27AF」は、ニュースやドラマなどスタジオでの番組制作で高い支持を得ている「DIGISUPER 27」に、独自のオートフォーカス機構を搭載したHDTV対応の27倍スタジオ用ズームレンズです。キヤノン独自の位相差センサーの採用により、ズーム全域においてフルハイビジョン映像(1,920×1,080画素)にふさわしい高い合焦精度を実現しました。大きくピントが外れた状態からでも、素早く正確にフォーカスを合わせることができるほか、移動する被写体に焦点を合わせたままで追従を可能にするなど、優れたオートフォーカス性能を備えています。

また、「FULL TIME AF」(常時AF)と「PART TIME AF」(一時AF)の2つのモードを備え、それぞれのモードでAF機能のオンとオフを切り替えるACTIVE/HOLDスイッチを組み合せることで、撮影状況に合わせた使い分けが可能です。

ズーム全域で高解像度、高コントラストを実現する優れた光学性能

広範囲の諸収差補正を可能にするキヤノン独自の光学設計技術「パワーオプティカルシステム」を採用しています。また、レンズ材料にUD(Ultra Low Dispersion)ガラスや蛍石を使用することにより、色収差と像面湾曲の収差補正を良好に行っています。さらに、画面中心部から周辺部に至るまでの解像度を向上させ、高いMTF(Modulation Transfer Function)を達成したほか、移動レンズ群を正確に制御するインナーフォーカス方式の採用により、高倍率化を図りながら物体距離による収差変化を抑制することができます。これらの優れた光学性能により、ズーム全域でHDTV に適した高画質化を実現しています。

また、オートフォーカス機構の搭載によるズーム部の延長を最小限に抑え、全長567mmのサイズとウエイトバランスを実現しています。

高精度なデジタル制御

エンコーダーを利用したデジタルサーボシステムを採用することにより、ワイド端からテレ端までのズーミングをわずか0.5秒で素早く行うことができるほか、ズーミング操作と一体感のある高い追従性や、スローズーム時の高精度なズーミングが可能です。

また、ズームやフォーカス情報などのレンズデータをエンコーダー出力、アナログ出力、シリアル出力の3種類の信号で出力できるバーチャル出力端子を標準で装備しており、CG映像とライブ映像を合成するバーチャルスタジオなど、さまざまなシステムとの適合性が向上しています。

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キヤノンマーケティングジャパン株式会社 放送映像営業部