毎月平均2万枚の重要書類をセキュアなクラウドで一元管理、新しい技術を柔軟に取り入れ、より便利なインターネット銀行へauじぶん銀行株式会社
業種:金融(インターネット銀行業)|従業員数:650名|成果:業務効率の向上、コスト削減、セキュリティ強化
顧客の生活を支える身近な存在として確かなブランドを構築するインターネット銀行。スマートフォンアプリをメインチャネルに預金口座や住宅ローン、カードローンなどをはじめとする利便性の高いフルバンキングサービスを展開しています。インターネット銀行ならではのスピード感と柔軟性を生かした安心・安全な金融サービスを強みに事業基盤を拡大し続けています。同社では、長年にわたって業務に活用してきたドキュメントファイリングシステムの保守サービス終了に伴い、システム更改を余儀なくされていました。そこでキヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)の「DigitalWork Accelerator 電子取引管理サービス」および「MEAP クラウドスキャン for DigitalWork Accelerator」による新たな業務体制の確立を図り、着実な成果を挙げています。コンシューマーファイナンス企画推進部の小関氏とローンセンターの白石氏に導入の背景やシステムの選定理由、運用の効果などについて詳しく伺いました。
導入のポイント
- お客さまの課題
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- 業務効率化を兼ねた先進システムへのリプレイス
- 毎月平均約2万枚におよぶ重要書類のセキュアな一元管理
- 解決策
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- 「現行業務を変えない」ニーズにあったセキュアなクラウド環境の導入
- 大容量のデータ移行を実現
- 複合機連携によるスムーズな電子化
- 導入効果
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- 紙と電子の一元管理を実現し、登録業務にかかる時間を約98%削減
- インデックス検索による優れた検索性を実現
- セキュリティ強化とコスト削減を両立
解決ソリューション
01 導入背景業務効率化を兼ねた先進システムへのリプレイスを模索
日本初のモバイルに特化した銀行として各種の金融サービスを提供する同社、創業より業界を牽引し、積極的にDXを推進するなか、常に時代に合った業務体制の構築をめざす同社において具体的にどういった課題があったのでしょうか。
システムの保守期間終了に伴う業務体制の見直し
当社では、カードローン申込書類の管理業務において、2012年からキヤノンMJ製の「Report Shelter」を使用してまいりました。しかし、継続利用するためには、保守延長やサーバー機器の入れ替えが必要となる状況でした。また、旧システム環境はオンプレミスで運用されていたため、メンテナンスやバックアップなどの運用負荷が大きいという課題があったほか、紙書類の取り扱いが依然として多く、検索性や保管方法の面でも改善の余地がありました。こうした課題や状況を踏まえ、旧システムの延命ではなく、業務効率化と運用負荷軽減を図るため、クラウドサービスへの移行に踏み切ったことが導入の背景です。
銀行の事業に適した高度なスペックを追求
システムの選定においては、金融機関として運用面およびセキュリティ面の両面から、万全な業務体制の再構築をめざし、最適解を探索するべく幅広い情報収集を行いました。当社にとって理想的なシステムを慎重に検討するなかで、キヤノンMJにご提案いただいたのがDigitalWork Accelerator 電子取引管理サービスとMEAP クラウドスキャン for DigitalWork Acceleratorだったのです。
02 選定理由システムの機能面だけでなく、移行支援や業務の継続性を総合的に評価
既存のドキュメントファイリングシステムに替えて、キヤノンMJのDigitalWork Accelerator 電子取引管理サービスおよびMEAP クラウドスキャン for DigitalWork Acceleratorを選択した理由はどこにあったのでしょう。提案内容や導入の決め手となったポイントなどを伺いました。
大容量のデータ移行を実現する技術力と既存業務への理解度
1テラバイトを超える大量のデータを移行するのは、時間やコストがかかるだけでなく、システム設計という点でも慎重な検討が必要であると考えていました。そのため、複数のサービスを比較・検討した結果、当社の既存業務を十分に理解したうえで、高い技術力を持っているキヤノンMJにシステム更改からデータ移行まで一貫して支援いただける点が決め手になりました。
「現行業務を変えない」というニーズに合致
実際の現場では、必ずしもパソコン操作に慣れているメンバーばかりではないため、「現行の業務を大きく変えず、作業負荷を増やさないこと」が選定方針の一つとしていました。その中で、事前に実施していただいたデモンストレーションを通じて、新システムの画面がシンプルで操作が直感的に行えることを体験でき、導入後の運用を具体的にイメージできた点が、評価の大きなポイントとなりました。
厳しいセキュリティポリシーや要件をクリア
導入にあたっては、定められた厳格なセキュリティポリシーをチェックシートに沿って全ての要件をクリアしていただきました。また、金融機関特有の要件についても一緒に整理しながら丁寧に対応してくださいました。さらに、システムの移行作業や導入後の運用についての質問に対しても、分かりやすく説明いただくなど、キヤノンMJの一貫した誠実なサポートに大変感謝しています。

03 導入後の成果毎月平均約2万枚の書類を一元管理、既存の業務フローを維持しつつ約98%の業務削減に成功
紙で届く書類は複合機ワンプッシュ登録、電子で届く書類は数分で一括登録
実際の運用では、カードローンをお申し込みいただいたお客さまからご提出された本人確認用の書類をDigitalWork Accelerator 電子取引管理サービスのクラウドに格納し一元管理しています。現在も紙で届く本人確認書類はまだ多く、これらの紙書類はMEAP クラウドスキャン for DigitalWork Acceleratorと連携した複合機でスキャンして、電子化からクラウドへのアップロードまでを自動化しています。電子で届く書類は、一括で登録するものと、画面から個別に登録するものがあります。一括登録は、以前はRPA用のパソコンを使用し、100件の処理に最大60分程度かかっていましたが、導入後の現在は、200~300件規模の書類でも、バッチ処理により、わずか3分程度でクラウドへ格納が完了し、書類格納にかかる作業時間が約98%削減されています。画面からの個別登録はドラッグ&ドロップにより書類を簡単にアップロードできています。紙と電子で届く本人確認書類、および、それらに付帯する書類含め、毎月平均約2万枚におよぶ書類を対象に、担当者の作業負荷が大幅に軽減されただけでなく、処理スピードと安定性の向上を実現しています。

飛躍的に向上した優れた検索性
旧システムでは「本人確認書類」といった大きなカテゴリーでしか書類を登録できませんでしたが、現在は「運転免許証」「マイナンバーカード」など書類ごとに細かく分類して登録できるようになりました。インデックス検索により必要な書類を迅速かつ確実に検索・閲覧できるようになったことも業務効率化につながっています。
セキュリティ強化とコスト削減を両立
また、金融機関として顧客情報の管理は厳密かつ厳格に行っています。パソコンを介さずに複合機から直接クラウドに顧客データを格納できることは、パソコン上にデータを保持する必要がなくなり、情報の削除漏れや流出といったリスクを根本的に排除できます。業務の安全性を向上させ、より高いセキュリティレベルでの運用を実現することができています。加えて、バックアップ用CD-ROMの保管にかかっていた外注費の削減や運用コストも軽減され、セキュリティ強化とコスト最適化の両立を実現できています。
04 今後の展開より良い業務体制の構築に向けて取引先連携を見据えたDXを加速
DigitalWork Accelerator 電子取引管理サービスおよびMEAP クラウドスキャン for DigitalWork Acceleratorの導入によって、ローン申込書類を効率的に管理する新しい業務体制を構築した同社、最後にこれからの時代を見据えた取り組みや展望についてお聞きしました。
新たな仕組みづくりで取引先との連携をよりスムーズに
今回の導入について当社の上層部からは、業務に携わる現場の混乱を招くことなく大規模なシステム更改を完遂できたことを高く評価されています。今後の展望としては、取引先がダイレクトにクラウドに書類データを格納する仕組みの構築やDigitalWork Accelerator 電子取引管理サービスの機能拡張、他部署への横展開を検討中です。引き続きキヤノンMJにはご支援いただき、さらなる業務効率化に向けてお知見をお借りしつつ、継続的なサポートをお願いしたいと考えています。
auじぶん銀行株式会社
事業内容:インターネット銀行業
従業員数:650名
所在地:東京都中央区日本橋1丁目19番1号 日本橋ダイヤビルディング14階
設立:2008年6月
資本金:1,190億円
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本記事は取材時(2026年7月)のものです。
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社 デジタルドキュメントサービス戦略推進課
