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雷に起因する影響についての注意事項

2019年10月3日

(初回掲載日:2015年4月13日)

  • ネットワークカメラ商品設置の際、落雷時の故障対策として避雷器の設置を推奨しております。
  • 避雷器は、落雷時に電源ケーブルや通信ケーブルを介して商品へ流入する過電流をバイパスして大地に逃がす働きがあります。
  • 一方、避雷針は、落雷による構造物の損傷防止、構造物内部の人体の保護を目的としています。電子機器への防止策とはなりませんのでご注意ください。
  • 尚、ネットワークカメラの落雷による故障は修理をお受けしかねますので、ご注意ください。

雷サージ

雷サージとは、雷によって発生する異常な過電圧や過電流のことです。この電圧は非常に大きいため、ネットワークカメラを含む電気機器が故障などの被害を受けます。こうした雷サージによる被害は、直接的な落雷によって発生するイメージがありますが、実際には離れた場所に落雷した場合に、電源線や通信回路を通って侵入してくるものがほとんどです。

避雷器(SPD)について

避雷器は、落雷時に電源ケーブルや通信ケーブルを介して商品へ流⼊する過電流をバイパスして⼤地に逃がす働きがあります。

避雷器(SPD)がない場合:雷サージにより機器の故障が起こります。 避雷器(SPD)を設置した場合:雷サージを逃がし機器を保護します。

避雷器(SPD)の設置イメージ図

ネットワークカメラとHUB、HUBと電源の間に避雷器を設置

避雷器(SPD)とカメラの接続例

接続例1

カメラ側にFG(フレームグランド)が装備されていないモデル

SPDとカメラをLANケーブルで繋ぎます。(LANケーブルはSTP(シールドタイプ)を使用してください。長さはできるだけ短くしてください。(1m以下)) SPDの接地端子はSPDの説明書に従って設置してください。

接続例2

カメラ側にFG(フレームグランド)が装備されているモデル

SPDとカメラをLANケーブルで繋ぎます。(LANケーブルは(STPかUTPかは指定しない)できるだけ短くする(1m以下)) GND線でカメラ側FG(フレームグランド)と SPDの接地端子を接続してください(線はできるだけ太く短くしてください) SPDの接地端子はSPDの説明書に従って設置してください。

動作確認済みSPD

メーカー 株式会社 昭電
商品名 SPR-TB-CAT5e
特徴 CAT5e(1000Base-T、100Base-TX)対応
PoE、PoE Plus対応

上記SPDの取扱説明書をご一読の上、記載内容に従ってください。

  • 保護性能を弊社が保証するものではありません。

対象商品

  • ネットワークカメラ全機種

更新履歴

  • 2015年4月13日:初回掲載
  • 2019年10月3日