エラー表示([#VALUE!] [#N/A!] など)の代わりに、別の文字を表示させたい
Excelでセルの計算結果が[#VALUE!] と表示されてしまうことがあります。このエラー表示の代わりに、別の文字を表示する方法のご紹介です。
問題
あなたはExcelでセミナーの来場率をまとめています。
計算式を入れて、参加率を自動計算するように設定していますが、
文字を入れたセルの計算結果が[#VALUE!] と表示されてしまいます。
このエラー表示の代わりに、別の文字を表示するにはどうすればいいでしょうか?
さぁチャレンジ!
(Excel 2016環境で説明します。Excel 2007以前では対応していないのでご注意ください。)
解答
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他のセルに計算結果をコピーできるよう、一番上のE3セルを編集します。
まずは今すでに入っている計算式[=D3/C3]を【Deleteキー】で削除します。 -
【fx】を押し、関数の挿入ダイアログボックスを立ち上げます。
検索をし、「IFERROR」関数を選択します。 -
関数の引数ダイアログボックスが立ち上がります。
「値」に通常の計算式を入力します。今回は参加率を計算したいので[D3/C3]と入力します。 -
「エラーの場合の値」に表示させたい値を入力します。
今回は、[開催なし]と入力し、OKをクリックします。 -
右下のフィルハンドルを下に引っ張り、他のセルにも結果を反映させます。
「書式なしコピー(フィル)」を選択することで、表の外枠は太線のままで、計算式のみ反映させることが可能です。 -
[#VALUE!] と表示されていたE5セルとE9セルの値が[開催なし]に変わったことを確認します。
【補足】
エラー表記の代わりに文字を入力せず、空白にしたい場合は、エラーの場合の値に[“”](ダブルコーテーション2つ)を入力します。
セルが空白で表示されました。
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