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テクノロジー紹介大判プリンター

高速高画質を実現するキヤノン独自の技術

約1インチ幅ヘッドの高密度ノズルから極小インク滴を吐出し、高精度な画質と高濃度を維持したままで高速印刷を実現する「FINE」。画像処理とプリンター制御を高速・高精度に行うために開発した「L-COA」。そして、高発色プリントを可能にする「LUCIA」顔料インク。これら3つのキヤノン独自の技術が、高画質高速プリントを生み出しています。

色彩のプロを満足させる高画質

高密度プリントヘッド

高速出力と高画質を両立する超高密度なプリントヘッド

超高密度プリントヘッドをダブル搭載(イメージ)

半導体製造に用いるフォトリソグラフィ技術を駆使し、1色あたり2,560ノズルを精密に配置した超高密度プリントヘッドをダブル搭載。この超高密度プリントヘッドの総ノズル数30,720から発するインク滴をミクロン単位で制御し高速プリントと高画質プリントを両立しています。

LUCIA/LUCIA EX

プロのニーズに応える高画質12色顔料インク

清澄感の豊かなカラー表現(イメージ)

キヤノンは、染料インクのような光沢感を持ちながら、鮮やかさ・耐候性のある12色顔料インク「LUCIA」を開発しました。CMYインクに対して補色の関係にあるRGBの特色インクと濃淡2種のグレーインクを開発。全カラー領域でバランスのとれた発色を可能にし、多彩な用紙での高画質プリントを実現します。さらに「LUCIA EX」では、より高発色の顔料に刷新。さまざまな粒径の顔料を採用することにより、色再現領域をさらに拡大。高品位の黒色表現も実現し、プロの高い画質要求に応えています。

CADユーザーに応える高速プリント

1インチワイドヘッド

A1サイズのCAD図面もわずか25秒で出力

合計15,360ノズル(MBK5,120ノズル、BK、C、M、Y各色2,560ノズル)という驚異的な高密度1インチワイドヘッドを搭載。また、マットブラックはノズルを2列搭載し、従来比(当社Wシリーズに比べ)4倍の密度でインクを吐出します。より濃度の高いブラックをさらなる高速プリントで再現し、CAD図面出力を強力にサポートします。

1インチワイドヘッドを搭載(イメージ)
  • imagePROGRAF iPF780 普通紙 速い・エコノミーモード時
  • W8400は2005年発売の当社製B0ノビ対応大判プリンター

リアクティブインク技術

CAD図面などの高精細プリントを実現する5色染顔料インク

建築図面や設計図面の出力には微細な線を正確に描画する必要がありますが、キヤノンは、染料カラーインクに顔料マットブラックインクを反応させることで、文字や線の境界でのにじみを防止するリアクティブインク技術を独自に開発。「5色染顔料リアクティブインク」により鮮明な黒を実現し、極細線や極小文字のプリントを可能にしました。さらに、1,200dpiレンダリング処理により、斜線や曲線はより滑らかに、小さな文字もつぶれることなくクリアに再現します。

リアクティブインクテクノロジー(イメージ)

CAD、グラフィックそれぞれに最適化されたL-COA

イメージプロセッサー「L-COA(エル-コア)」

画像処理からプリンター制御までを高速処理

イメージプロセッサー「L-COA(エル-コア)」(イメージ)

大容量の画像データの処理とプリントデータの作成、プリンターの最適制御をつかさどる大判インクジェットプリンターの心臓部「L-COA」は、キヤノンの「システムLSI統合設計環境」により開発された専用イメージプロセッサーです。L-COAはCAD、グラフィックそれぞれに最適化されており、FINEの能力を最大限に引き出した高品質印刷が可能になっています。さらに専用イメージプロセッサーが高速処理することにより、パソコン側で処理を行うのとは段違いの印刷速度を実現しています。

高生産性を実現し、すべてのユーザーをバックアップ

ストップレスインクタンク交換

プリントしながら、インク交換できる

ストップレスインク交換(イメージ)

インクタンクが空になった場合も、サブインクタンクからインクを自動供給。印刷を止めずにインクタンクの交換が可能です。また、インクを最後まで使い切るので、インクのムダもありません。

ロール紙残量管理機能

印刷途中での用紙切れを防止

写真残量値をバーコードで印字(イメージ)

プリントサイズと比較して残量が不足する場合には、プリントを開始する前にメッセージを表示して用紙の交換を促し、印刷途中での用紙切れを防止します。用紙の種類、長さ、残量などの管理情報を、ロール紙を取り外す際にはロール紙にバーコードを印字、またロール紙を取り付ける際にはプリンター側に記録し、その情報を印刷動作と連携させることによって実現しています。

ノズルリカバリーシステム

プリントミスを低減、高画質を維持

ノズルの目詰まりを精密にチェック、他のノズルで目詰まりをバックアップ(イメージ)

プリントヘッドのノズルからのインク吐出をセンサーで精密にチェックし、目詰まりを検知するとインクを吐出していないノズルを使用せず別のノズルによって自動的に補完し、目詰まりが多く補完しきれない場合にはクリーニングの実行を促す機能です。ノズルの目詰まりが原因によるミスプリントを低減することができます。

カラーキャリブレーション

安定した色再現を実現

対応機種(iPF5100、iPF6400、iPF6450、iPF8400、iPF9400、iPF6400S、iPF8400S、iPF9400S)

カラーキャリブレーション(イメージ)

キヤノンの光学技術の粋を集めた集光レンズを搭載したカラー濃度センサーにより高精度なカラーキャリブレーション機能を搭載。プリンターの個体差や経時変化により生じることのある色のばらつきを低減し、安定した色再現を実現。プリンターでの簡単な操作により、約10分の短時間で補正が完了します。複数台を用いた大量印刷においても安定した色再現が可能になっています。

  • キャリブレーション精度:平均色差Δ E≦2.0以下

インク残量検知機能

インク切れによるミスプリントを防止

LEDの点滅によりインク切れをお知らせします。(イメージ)

インク切れを防ぐために、インク残量をリアルタイムで表示し、少ない場合には、警告をします。インク切れの場合はLEDが点滅します。また、インクタンクに搭載されたスマートチップが残量情報を常に保持するので、タンクを外して再セットしても、残量検知を継続します。

大容量インクタンク

使用頻度に応じた容量選択が可能

対応機種(iPF9400、iPF8400、iPF6450、iPF6400、iPF9400S、iPF8400S、iPF6400S、iPF8400SE、iPF6400SE、iPF825、iPF815、iPF785、iPF780、iPF685、iPF680)

130ml、300ml、330ml、700mlインクタンク(イメージ)

大容量サイズのインクタンクを採用。各色の使用頻度に応じたタンク容量の選択が可能なことに加え、インク交換作業の負担を軽減します。

  • 130ml/300mlはiPF6450/iPF6400/iPF6400S/iPF6400SE/iPF785/iPF780/iPF685/iPF680に対応
    (iPF6450/iPF6400/iPF6400S/iPF6400SEの初期同梱は90ml/120ml)
    (iPF785/iPF780/iPF685/iPF680の初期同梱は90ml/130ml)
  • 330ml/700mlはiPF9400/iPF8400/iPF9400S/
    iPF8400S/iPF8400SE/iPF825/iPF815に対応(初期同梱は330ml)

耐候性

iPF5100、iPF6400、iPF6450、iPF8400、iPF9400、iPF6400S、iPF8400S、iPF9400Sの耐候性

耐光性100年
直射日光のあたらない室内(一日当たり500lux/10時間の露光量を想定)でフレーム(額縁)に保存した場合には、キヤノン純正顔料インクと「厚口コート紙※1」との組み合せにより、100年以上※2の保存性を実現しました。
耐ガス性 80年
実生活環境においては、オゾン(O3)のみならず、窒素酸化物(NOX)、硫黄色酸化物(SOX)といった色あせの原因となるガスが空気中に含まれます。キヤノン純正顔料インクと「厚口コート紙※1」との組み合せでは、このように現実に近い3種混合ガス環境において80年以上※3の保存性を実現しました。
  • ※1
    LFM-CP500S、LFM-CP420S、LFM-CP360S、LFM-CP240S、LFM-CP200S、LFM-CPA00S、LFM-CPA10S、LFM-CPA20S
  • ※2
    耐光性について:評価方法
    光源:白色蛍光灯(70000lux)、温度:24℃、湿度:60%でサンプル上に空気層と2mm厚のガラスを設置(UVカットなし)して加速試験を行ったものです。
  • ※3
    耐ガス性について:評価方法
    温度:24℃、湿度60%RHの一定条件下で、O3、NOX、SOXのガス混合比率を屋内環境の実測平均値(O3:NOX:SOX=3:19:1)と同じ設定にし、濃度100倍で加速試験を行ったものです。
  • 上記※2※3における寿命判断基準
    プリンタードライバーの各用紙のデフォルト設定でプリントした、BK、C、M、Y各色の単色/反射OD値が1.0のポイントで、OD値が20~35%(各色単位で設定)低下した時点をリミットポイントとして判断。プロセスBK中のY、M、C各成分(各構成色)の褪色濃度差が12~18%以上ずれた時点をリミットポイントとして判断。

iPF510 plus、iPF605L plus、iPF610 plus、iPF650、iPF655、iPF750 School・Poster、iPF760、iPF765、iPF815、iPF825の耐候性

耐光性30年
直射日光のあたらない室内(一日当たり500lux/10時間の露光量を想定)でフレーム(額縁)に保存した場合には、染料インクPFI-102(PFI-104)と「薄手コート紙(LFM-CP361S/LFM-CP241S/LFM-CPC/A2/85)」との組み合せにより、約30年※1の保存性を実現しました。
耐ガス性10年
実生活環境においては、オゾン(O3)のみならず、窒素酸化物(NOX)、硫黄酸化物(SOX)といった色あせの原因となるガスが空気中に含まれます。
  • ※1
    耐光性について:評価方法
    光源:白色蛍光灯(70,000lux)、温度:24℃、湿度:60%でサンプル上に空気層と2mm厚のガラスを設置(UVカットなし)して加速試験を行ったものです。
  • ※2
    耐ガス性について:評価方法
    温度:24℃、湿度60%RHの一定条件下で、O3、NOX、SOXのガス混合比率を屋内環境の実測平均値(O3:NOX:SOX=3:19:1)と同じ設定にし、濃度100倍で加速試験を行ったものです。
  • 上記※1※2における寿命判断基準
    プリンタードライバーの各用紙のデフォルト設定でプリントした、BK、C、M、Y各色の単色/反射OD値が1.0のポイントで、OD値が20~35%(各色単位で設定)低下した時点をリミットポイントとして判断。プロセスBK中のY、M、C各成分(各構成色)の褪色濃度差が12~18%以上ずれた時点をリミットポイントとして判断。

プリント保存・展示のご注意

保存・展示方法によっては上記の保存性が発揮されない場合がございます。表示年数は、キヤノン(株)の加速試験によりシミュレーションされたものであり、キヤノン(株)が保証するものではありません。
プリントをより長持ちさせるために:プリントは光や外気を避け保存してください。展示する場合もできるだけ外気を遮断することで保存性が増します。

使える機能が満載!imagePROGRAFプリンタードライバー

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