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EOS C400 | バーチャル・LIVE機能の拡充

【主な特長】

バーチャル/LIVE機能の拡充

Canon Virtual Production System

Canon Virtual Production Systemでは、レンズとカメラの撮影情報をリアルタイムに通信・演算することで、出力映像に応じたバーチャルプロダクションに適したCVメタデータをイーサネットケーブル1本で取り出し、または記録することが可能です。
従来必要であった事前のキャリブレーションが不要で、ズーム等のレンズ操作に連動した歪曲データが送出されるので、実写と仮想空間上の撮影範囲を合致・連動させた自然なCG合成映像を容易に得ることができます。

  • RFマウントシステムの高速通信によるリアルタイムメタデータ出力

    ズーム、フォーカス、絞りに連動した光学データをリアルタイムにカメラ側へ通信・演算し、CVメタデータとしてプラグインで外部出力が可能です。CVメタデータはEthernetケーブル1本での取り出しに加え、記録メディアに保存することも可能です。

  • キャリブレーションレス

    バーチャルプロダクション制作の大きな足かせとなっていたのが、事前にレンズごとのキャリブレーションが必要なことです。
    Canon Virtual Production SystemはEthernetケーブル1本でレンズとカメラのメタデータをリアルタイムで高速通信可能です。
    必要な機材や事前準備を削減することができ、結果として人件費を削減することができます。

  • コンティニュアス歪曲データ(ズーム連動)

    RFマウント通信により、映像に同期した連続的かつ高精度な歪曲データを取得可能なため、CGとの境目にズレが生じず、違和感のない自然な映像を制作することができます。
    従来は不可能だったズーム操作にも対応することで、撮影ポジションと構図の自由度が大きく向上します。

タリー連動・リターン入力に対応

G-LOCK/SYNC/RET端子とイーサネット端子をカメラ本体に搭載し、拡張ユニットなしでリターン入力とタリー入力が可能。
ライブ用途に必須な機能を搭載することで、印象的な映像表現が可能な大判センサーカメラとして、配信システムに組み込むことが可能。

IPストリーミング(SRT)

Cinema EOSとして新たにSRTプロトコルに対応。IPデコーダーやPC※2に、本機の映像と音声のストリーミング送信が可能です。
放送局などの既存の映像制作・編集フローの中で、ニュース番組や動画サイトでのライブ配信などが可能になります。

メイン動画
(メディア記録)
IP ストリーミング(MPEG-2 TS)
映像(H.264/AVC) 音声
記録形式 解像度 フレーム
レート
ビット
レート
解像度 フレーム
レート
形式 ビット
レート

XF-AVC
XF-AVC S

3840×2160 59.94P

9Mbps
4Mbps

1920×1080 59.94P 59.94i

MPEG-2
AAC 2ch

256Kbps
50.00P

9Mbps
4Mbps

1920×1080 50.00P 50.00i

MPEG-2
AAC 2ch

256Kbps

XF-AVC
XF-AVC S

1920×1080 59.94P

9Mbps
4Mbps

1920×1080 59.94P 59.94i

MPEG-2
AAC 2ch

256Kbps
50.00P

9Mbps
4Mbps

1920×1080 50.00P 50.00i

MPEG-2
AAC 2ch

256Kbps
XF-AVC 1920×1080 59.94i

9Mbps
4Mbps

1920×1080 59.94i

MPEG-2
AAC 2ch

256Kbps
50.00i

9Mbps
4Mbps

1920×1080 50.00i

MPEG-2
AAC 2ch

256Kbps
  • ※1
    カメラのモードがシステム周波数59.94/50.00(Hz)、記録形式がXF-AVCまたはXF-AVC Sで16:9(UHD/FHD)の場合のみIPストリーミング可能。
  • ※2
    動作確認済みデコーダー・パソコン用ソフトウェア:
    UDP/RTP/RTSP:富士通IP-920 / 富士通IP-HE950D / VLC Media Player
    SRT:Haivision Makito X4 / Evertz XPS-EDGE / VLC Media Player