大判プリンターの活用で高効率&ストレスフリーの環境へキヤノン株式会社



業種:製造 | 従業員規模:10,000名以上 | 成果:コスト削減、業務効率の向上

お客さま企業が常に快適かつ効率的に業務を推進できるように機器や什器、システムまでトータルにご提案している株式会社有隣堂 オフィス営業部。同営業部では、本社での会議にかかっていた交通費や移動時間を削減すべく2018年にビデオ会議システムとプロジェクターを導入。
わずか半年ほどですでに240万円を超える削減効果を生んでいます。 導入の背景や決め手、導入効果、今後の展望など、オフィス営業部 営業統括 半澤氏と営業の田中氏にお伺いしました。

CAD出力機としての大判インクジェットプリンターの魅力とは

園長 白輪氏
大判プリンターがプロッターとして現場の業務効率化に貢献する、それをメーカー自らが実証している。 キヤノン株式会社の矢向事業所では、これまで用いてきた他社製プロッター(トナー方式) から、キヤノン製大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF iPF825」に切り替えた。大判インクジェットプリンターの性能向上が、主たる要因である。 開発側でありまたユーザーとしての立場にもある岩崎氏は、「iPF825は従来機と比較して画質面で遜色なく、実用上のスピード面でも非常に満足できるものだ(A1サイズ出力は約24秒。大容量HDD搭載でデータのPC解放時間も短縮)」と話す。
マスター図面はPDM環境下で管理されており、電子データで各部門を行き来する。だがそれはペーパーレスを意味するものではない。設計から生産の過程では、検図や確認作業などテンポラリーな目的でプリントアウトする場面が多くなっており、異なるサイズの用紙への出力が求められている。実際の業務ではA4~B0までの多岐にわたるサイズを出力しており、そのためロール紙が複数装填できることも選定の条件だった。

画質・スピード・低ランニングコスト・扱いやすさ。「imagePROGRAF」でストレスフリー実現。

「imagePROGRAF iPF825」は、技術者の感性にも、しっかり応える。線幅を微調整するペン設定の機能はもちろん、カラー図面の際にも、オリジナルを含めて6種類の色微調整機能により、前使用機種との違和感の溝を埋めてくれる。こうした機能について橋本氏は、「CADアプリケーションやHP-GL/2などの調整による互換性維持は100点満点で当たり前。さらにそこからの上積みもサポートできることが、ユーザーの満足につながる。技術者の『感性にお応えする』ことも重要だと考えている」と話す。

また、誰でも簡単に取り扱うことができる点も、インクジェット方式の大きなメリットである。出力図面の品質は従来機と遜色がないのであれば、ハンドリングは簡単なほうがよい。たとえば、ロール紙の交換が簡単に行えるように設計されていたり、インクタンクはプリント動作中でも交換が可能。その手順も、直感的に行えると好評だ。700ミリリットルの大容量インクタンクを用いれば、交換頻度が少なくコストダウンにも貢献する(A1出力、1枚あたり6.7円程度)。
図面は設計者にとって最大のアウトプット(成果物)である。そのすべての結果が詰まったものをストレスなく確認できる環境は、エンジニアにとって理想である。いま、大判プリンター「imagePROGRAF」が、CAD設計現場の大きな戦力となる。

業界標準への対応と万全のワークフローでプロッターの性能を活かす

「NX」や「HP-GL/2」など、機械設計の業界標準環境に対応。imagePROGRAFの利点は、印刷品質や出力スピードだけではない。

IT部門やシステムサポート部門、プロッターを多く利用する部門などを含め事業所全体で繰り返し「imagePROGRAF iPF825」のテストを行った。機械設計をはじめさまざまな分野で用いられる3次元CADアプリケーション「NX」。そこで作成されるデータは、プロッター用の標準言語である「HP-GL/2」を介して伝えられる。データは、正確かつスムーズに解析、認識、転送されていることが必須だが、プロッターとの相性で独自のクセがあり、たとえば線幅の再現性やハッチング(特定の範囲を斜線で埋める網掛けの動作)の密度などに違いが出ることがある。iPF825では、そのクセに対し最適な操作をほどこし、精度向上および全体最適を実現した。

業界標準の環境をワンストップで提供するキヤノンが、販売やサポートのみならず自社の研究開発に関わる事業所で活用している。メーカー自らが「どうすればストレスなく、快適な出力環境を整備でき、そのなかでいかにコストを抑えるか」を検証している。こうした調整やカスタムを含めたサポートの結果は、iPF825を導入したすべてのユーザーに対して最大限に反映できることは間違いない。

出力設定を自動コントロール、プロッターを含めた出力環境全体を最適化

出力データを交通整理し、プリントをサポートする「A-PLOT SERVER」。図面の最適な出力環境を実現する強い味方だ。

CAD設計現場では、用途に応じてサイズやカラー別に出力をするが、複数のプロッターを使い分けるため、その出力設定を自動制御できる環境が求められる。それを叶えるのが「A-PLOT SERVER」だ。 主に用いているプロッターは「imagePROGRAF iPF825」および「Oce PlotWave 360」。前者はカラー印刷が可能でB0までのサイズに対応、後者はモノクロのみの出力だがファーストプリントのスピードが速く、A0までのサイズに対応している。「A-PLOT SERVER」は、印刷データを、サイズ別や縮小など目的別に出力先を自動で振り分ける機能を持っている。たとえば、「A1サイズのカラーデータはiPF825で」といったように、用途に応じてあらかじめ設定した出力内容が特定のプロッターからプリントアウトされるのだ。
さらに、HP-GL/2 非搭載のプリンターからも出力が可能となっているので、ポートを設定することで複合機や通常のオフィスプリンター、またCAD 出力用のプロッターが混在した環境においても、単体で用いるのと同様の操作で印刷が可能になる。「A-PLOT SERVER」の導入は、事業所における印刷環境を飛躍的に向上させるのだ。 従来、プロッターは特殊な出力機で、そのための設定が必要だった。それをオフィスプリンターと同様の感覚で違和感なく使いこなせる。キヤノンが提案する、プロッターを含めた全体のシステムが、あらゆるCAD設計の現場業務に役立っていきそうだ。
  • PDM(Product Data Management)

    設計~生産までの情報を一元化した管理システム。CAD図面データや仕様書などすべての情報が電子データ化されている。

  • NX

    機械設計その他、多分野で標準的に用いられているシーメンス社製のハイエンド3次元CADアプリケーション。

  • HP-GL/2

    プロッター制御用の言語。機械設計業界標準の規格となっており高精度。さまざまなCAD出力データに対応している。

  • A-Plot Server

    キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ社製のサーバーアプリケーション。出力先プリンターの自動振り分け、自動で指定サイズに拡大・縮小し出力する機能などを有する。

キヤノン株式会社 矢向事業所

事業内容:インクジェットプリンター・大判インクジェットプリンター・インクジェット化成品の開発

所在地:神奈川県川崎市

※本記事は取材時(2015年2月)のものです



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