Canon デジタルシネマカメラ EOS C700 ファームウエアバージョン 1.0.8.1.00 [Windows]ソフトウエアダウンロード
更新日:2020年7月30日
ダウンロード前に下記の使用許諾契約書を必ずお読みください。
ダウンロードを開始された場合には本許諾書に同意されたものとさせていただきます。
動作環境
ファームウエアの変更を行うには以下の機材が必要です。
1. ファームウエアのアップデート対象となるEOS C700本体
2. パソコン(搭載OS:Windows 10, Windows 8.1, Windows 8)
3. 512MB以上のSD / SDHC / SDXCメモリーカード(市販品)
4. SDカードリーダーライター(市販品)、またはパソコンに搭載のSDカードスロット
5. フル充電したVマウントタイプのバッテリー(市販品):DC 14.8V (12V~20V)
6. 外部電源アダプター(市販品): DC IN 12V (11.5V~20V) XLR 4ピンコネクター
7. ファームウエア(ダウンロードしたファイルです)
ソフトウエア概要
名称 | Canon デジタルシネマカメラ EOS C700 ファームウエアバージョン 1.0.8.1.00 [Windows] |
---|---|
対象製品 | |
デジタルシネマカメラ | |
EOS C700 | |
作成者 | キヤノン株式会社 |
掲載者 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 |
転載条件 | 許可無く転載不可 |
圧縮形式 | zip |
使用条件 | このソフトウエアをダウンロードする前に、本ページ冒頭に記載してあります「使用許諾契約書」を必ずお読みください。 |
本製品の内容
■ファームウエアの変更内容:
ファームウエアVersion 1.0.8.1.00は以下の内容を盛り込んでいます。
1. EFシネマレンズCN10x25 IAS S/E1に対応しました。
- 周辺光量補正 / 倍率色収差補正
- デュアルピクセルCMOS AFによるオートフォーカス対応
- 「デュアルピクセルフォーカスガイド」機能対応
2. Rec Pause表記のOSD画面表示の改善を行いました。
詳細につきましては本ファームウエア変更と同時に公開する本機の使用説明書(最新版)を参照してください。
■ご注意:
- 今回ご案内のファームウエアVersion 1.0.8.1.00は、Version 1.0.0.1.00 - 1.0.7.1.00のファームウエアを搭載したカメラがアップデート対象となります。カメラのファームウエアが、すでにVersion 1.0.8.1.00の場合にはファームウエアのアップデートを行う必要はありません。なお、一度アップデートを行うと、以前のVersionのファームウエアに戻すことはできません。
- リモートオペレーションユニットOU-700(別売)ご使用のお客様は、カメラとOU-700のファームウエアのバージョンを一致させる必要があります。カメラのファームウエアをアップデートした後に、カメラとOU-700を接続して、カメラ本体内のシステム設定からOU-700のファームウエアを更新してください。
■ファームウエア変更のための準備:
- CFast 2.0 カードではファームウエアのアップデートはできません。512MB以上の SD / SDHC / SDXCメモリーカード(市販品)をご準備ください。
- アップデートを行うとメニュー設定やカスタムピクチャーがリセットされます。アップデートを行う前に、あらかじめメニュー設定やカスタムピクチャーを設定データとして、アップデート用とは別のSDカードに保存しておくことをおすすめします。保存した設定データはアップデート終了後にカメラに読み出すことができます。詳しくは、本機の使用説明書(設定データの保存と読み出し項)を参照してください。
- ダウンロードしたファームウエアのフォルダの中にファームウエア(ファイル名:VMA8.FIM、ファイルサイズ:114,524,380 bytes)と、ファームウエアアップデート手順書(PDF ファイル、5言語:日本語 / 英語 / フランス語 / スペイン語 / 簡体中国語)が入っています。ファームウエアの変更作業に入る前にファームウエアアップデート手順書を十分にご確認ください。
変更履歴
■ファームウエア Version 1.0.7.1.00の変更内容:
1. 周辺光量補正 / 倍率色収差補正の対応レンズを追加しました。
- EFシネマレンズ
CN-E20mm T1.5 L F
- EFレンズ
EF70-200mm F4L IS II USM
2. 倍率色収差補正の対応レンズを追加しました。
- EFPレンズ
CJ45e x 9.7B IASE-V H
CJ45e x 13.6B IASE-V H
3. EFPレンズ互換確認をしました。
CJ24ec×7.5B IASE S
CJ18e x 7.6B IRSE S / IASE S
CJ14e x 4.3B IRSE S / IASE S
4. センサーモードが「Super 16mm (Crop)」のときのオートフォーカス機能 / 顔検出AF機能を追加しました。
5. 出力映像に適用できるLUTにおいて、ITU-R BT.2100規格およびITU-R BT.2408レポートに正式対応しました。
(Canon lookup table 201811版以降をお使いください。)
- SDI OUT端子 / MON.端子 / HDMI OUT端子
「HDR-PQ(OOTF 入/切)」を、「HDR-PQ*1」に変更し一本化しました。
「HDR-PQ」「HDR-HLG」の基準輝度をDiffuse White (100%) が203nits相当*2になるように変更しました。
- VIDEO端子(ビューファインダー)
「HDR1600%(OOTF 入/切)」「HDR400%(OOTF 入/切)」を、「HDR1600%*1」「HDR400%*1」に変更し一本化しました。
*1 OOTF 入
*2 変更前の明るさは、OOTF入の場合83nits、OOTF切の場合111nits。HLG出力は1000nitsモニターに表示した場合の明るさ。
6. リール番号設定時にクリップ番号をリセットする「オートリセット」機能を追加しました。
7. 「HDR-HLG」のLUTを適用して色空間BT. 2020を選択した場合に、100%超える輝度信号が出力される現象を修正しました。
8. USERメニュー画面の3画面切り換えが可能になりました。
9. マグニファイ機能の4倍拡大表示が使用可能になりました。
■ファームウエア Version 1.0.6.1.00の変更内容:
1. CDX-36150*1に4.5K RAW記録*2した映像の四辺に黄色帯が記録される現象を修正しました。
2. Custom Pictureメニューで [Gamma] を [Normal 1~4] に設定した時の [Black Gamma] の補正を適正化しました。
3. Custom Pictureメニューで [Gamma] を [Normal 1~4] に設定した時の高輝度部の色再現を適正化しました。
4. 電源を切った後もUSERアサインボタン(またはアサインボタン)で切り替えたホワイトバランスの調整方法を保持するように動作を改善しました。
*1 Codex Digital社製レコーダーです。
*2 ファームウエアVersion 1.0.4.1.00~1.0.5.1.00 のカメラが対象製品です。
■ファームウエア Version 1.0.5.1.00の変更内容:
1. B4マウントアダプター「MO-4E / MO-4P」(別売り)装着時、Super 16mm (2K Crop) のRAW通常記録モードを追加しました。
2. RAWレコーダーにACアダプター / バッテリーの両方が接続されている時に、ACアダプター、および、バッテリーの両方の電圧をカメラ側で表示可能になりました。
3. XF-AVCフォーマット記録にて、装着レンズの実焦点距離のメタデータに対応しました。
4. EFレンズ オートIRIS対応レンズを追加しました。
EFレンズ
「EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM」、「EF85mm F1.4L IS USM」
5. 59.94i, 50.00iで撮影したXF-AVCクリップに顔検出時のメタデータを正しく付加できない現象を修正しました。
6. 保存した設定データをカメラに読み込んだ場合に、一部のホワイトバランスの設定値が書き換わることがある現象を修正しました。*1
*1ファームウエアVersion 1.0.4.1.00のカメラが対象製品です。
■ファームウエア Version 1.0.4.1.00の変更内容:
1. HDRの国際規格ITU-R BT.2100に準拠したHybrid Log Gamma方式の出力を可能にしました。
2. Blackmagic Design社のDaVinci ResolveTM*で作成した3D LUT(.cube形式)を取り込んで、出力に適用することを可能にしました。
3. Super16mmサイズ (2K crop) の記録モードを追加しました。
4. B4マウントアダプター「MO-4E / MO-4P」(別売り)装着時、以下の記録モードを選択可能にしました。
- 59.94Hz: 59.94P, 29.97P, 23.98P
- 50.00Hz: 50P, 25P
- 24.00Hz: 24P
5. ホワイトバランス設定画面で、新しい色温度設定値を追加しました。
6. Slow & Fastモード使用時にアイコン表示を赤くしました。
7. Slow & Fastモードのフレームレート表示方法を改善しました。
8. スキャンリバース記録時、映像と音声がずれてしまう場合がある現象を修正しました。
9. 周辺光量補正 / 倍率色収差補正の対応レンズを追加しました。
- EF レンズ
「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」、「EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM」、「EF85mm F1.4L IS USM」
* DaVinci ResolveTMは、Blackmagic Design Pty Ltd.の商標です。
■ファームウエア Version 1.0.3.1.00の変更内容:
1. CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S装着時
- デュアルピクセルCMOS AFによるオートフォーカスが可能となりました。
- 「デュアルピクセルフォーカスガイド」機能に対応しました。
- カメラ本体のグリップにあるシーソーキーでズーム操作が可能になりました。
- カメラのダイヤル操作でアイリス絞りのマニュアル調節が可能なほか、リモートコントローラー「RC-V100」(別売り)でフォーカス / ズーム / アイリスの操作が可能になりました。
- オートアイリス、プッシュオートアイリスが可能となりました。
- RECボタンのスタート / ストップ連動が可能になりました。
- 装着レンズの型名や焦点距離などのメタデータを取得し、カメラ側で表示可能になりました。
2. 波形モニターの表示位置の変更が可能になりました。
3. 周辺光量補正 / 倍率色収差補正の対応レンズが追加となりました。
- COMPACT-SERVO Lens
「CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S」
- EF レンズ
「EF24-105mm F4 L IS II USM」、「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」、「EF16-35mm F2.8L III USM」
4. 顔限定AF動作時、画面内に顔が存在しないときの顔検出アイコンを、グレー表示から白表示に変更しました。
5. レンズのISスイッチがONの状態でカメラの電源をOFFしても、IS機構をロックする仕様に変更しました。
6. 国際HDR規格 BT.2100に準拠したPQ出力が可能になりました。
7. ブラウザーリモートのシャッタースピード一覧表示の誤記を修正しました。
8. F76以降のF値表示の不具合を修正しました。
9. RAW記録とサブ記録の画角設定が異なる場合、映像出力端子(MON.端子 / HDMI OUT端子 / VIDEO端子)の出力をRAW側の画角で出力する仕様に変更しました。
■ファームウエア Version 1.0.2.1.00の変更内容:
1. カスタムピクチャーの「Noise Reduction」の設定値に、ノイズフィルターを完全に解除するための [-1]*1を追加しました。
2. 特定条件下*2での設定メニュー変更時、 [サブ記録 (XF-AVC) ] や [ダブル / リレー記録] 関連の設定項目を保持するようにメニュー動作を改善しました。
*1 本機では、設定値を [Off] にしても、弱いノイズフィルターが適用されています。設定値を [-1] に選択すると、ノイズ低減効果が全くなくなります。そのため、 [Off] 選択時よりノイズが増加します。また、設定値 [-1] で撮影したクリップをCanon XF Utility Ver. 3.2で表示した場合、「Noise Reduction」の表示はブランクとなります。
*2 以下の条件で、メニュー動作を改善しました。
- スロー&ファストモーション記録から通常の記録に戻した時は、サブ記録の [記録先] 設定や [ダブルスロット記録] 設定をスロー&ファストモーション記録前の状態に戻します。
- サブ記録の [記録先] 設定を変更した時、サブ記録の [解像度 / サンプリング] 設定は変更しません。
- リレー記録 [入] 、およびダブルスロット記録 [入] の状態からダブルスロット記録 [切] にした時、リレー記録は [入] のままになります。
■ファームウエア Version 1.0.1.1.00の変更内容:
1. CDX-36150*1に4.5KのRAW記録や4K60PのApple ProRes記録をはじめとする複数の記録モードを追加しました。
- RAW形式 (解像度 / 最大フレームレート)
[4.5K] 4512x2376 / 100fps
[4.5K Cinescope] 4512x1920 / 120fps
[2K Crop] 2048x1080 / 240fps
- ProRes形式*2 (解像度 / コーデック / 最大フレームレート)
4096x2160 / ProRes 422 HQ / 60fps
3846x2160 / ProRes 422 HQ / 60fps
2048x1080 / ProRes 422 HQ / 120fps
2048x1080 / ProRes 4444 XQ / 60fps
2048x1080 / ProRes 4444 / 60fps
1920x1080 / ProRes 422 HQ / 120fps
1920x1080 / ProRes 4444 XQ / 60fps
1920x1080 / ProRes 4444 / 60fps
2048x1080 (CROP) / ProRes 422 HQ / 240fps
1920x1080 (CROP) / ProRes 422 HQ / 240fps
2. CDX-36150装着時、カメラ本体内のシステム設定からCDX-36150のファームアップができるようになりました。*3
3. リモートコントローラー「RC-V100」(別売り)との通信制御の信頼性を向上させました。
*1 Codex Digital社製レコーダーです。
*2 記録信号形式を「ProRes (Capture Drive)」に設定して初期化すると、多重化により信頼性の高いフォーマットを行うため、記録可能な総容量がCapture Driveの容量の約半分になります。
*3 最新のCDX-36150のバージョンはCodex社のHPにて御確認下さい。