Canon デジタルシネマカメラ EOS C300 Mark II ファームウエアバージョン 1.1.3.1.00 [macOS]ソフトウエアダウンロード
更新日:2020年7月30日
ダウンロード前に下記の使用許諾契約書を必ずお読みください。
ダウンロードを開始された場合には本許諾書に同意されたものとさせていただきます。
動作環境
ファームウエアの変更を行うには以下の機材が必要です。
1. ファームウエアのアップデート対象となるEOS C300 Mark II本体
2. パソコン(搭載OS:macOS 10.7 - 10.15)
3. 512MB以上のSD / SDHC / SDXCメモリーカード(市販品)
4. SDカードリーダーライター(市販品)、またはパソコンに搭載のSDカードスロット
5. フル充電した本体付属のバッテリーパック
6. 本体付属のコンパクトパワーアダプター
7. ファームウエア(ダウンロードしたファイルです)
ソフトウエア概要
名称 | Canon デジタルシネマカメラ EOS C300 Mark II ファームウエアバージョン 1.1.3.1.00 [macOS] |
---|---|
対象製品 | |
デジタルシネマカメラ | |
EOS C300 Mark II | |
作成者 | キヤノン株式会社 |
掲載者 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 |
転載条件 | 許可無く転載不可 |
圧縮形式 | dmg |
使用条件 | このソフトウエアをダウンロードする前に、本ページ冒頭に記載してあります「使用許諾契約書」を必ずお読みください。 |
本製品の内容
■ファームウエアの変更内容:
ファームウエア(Version 1.1.3.1.00)は以下の内容を盛り込んでいます。
1. EFシネマレンズCN10x25 IAS S/E1に対応しました。
- 周辺光量補正 / 倍率色収差補正
- デュアルピクセルCMOS AFによるオートフォーカス対応
- 「デュアルピクセルフォーカスガイド」機能対応
2. メニュー [Custom Display2] > [解像度/カラーサンプリング]の初期値をONに変更しました。
詳細につきましては本ファームウエア変更と同時に公開する本機の使用説明書(最新版)を参照してください。
■ご注意:
- 今回ご案内のファームウエアVersion 1.1.3.1.00は、Version 1.0.0.1.00 - 1.1.2.1.00のファームウエアを搭載したカメラがアップデート対象となります。カメラのファームウエアが、すでにVersion 1.1.3.1.00の場合にはファームウエアのアップデートを行う必要はありません。なお、一度アップデートを行うと、以前のVersionのファームウエアに戻すことはできません。
- Version 1.0.6.1.00以降のファームウエアにアップデートを行い、アップデート前に使用していたCFast (VPG130) 対応のカードを引き続き使用する際には、本機での初期化が必要となります。アップデート後はCFastカードに記録されているクリップをバックアップしたあと、本機でCFastカードを初期化してください。
■ファームウエア変更のための準備:
- CFast 2.0 カードではファームウエアのアップデートはできません。512MB以上の SD / SDHC / SDXCメモリーカード(市販品)をご準備ください。
- アップデートを行うとメニュー設定やカスタムピクチャーがリセットされます。アップデートを行う前に、あらかじめメニュー設定やカスタムピクチャーを設定データとして、アップデート用とは別のSDカードに保存しておくことをおすすめします。保存した設定データはアップデート終了後にカメラに読み出すことができます。詳しくは、本機の使用説明書(設定データの保存と読み出し項)を参照してください。
- ダウンロードしたファームウエアのフォルダの中にファームウエア(ファイル名:VLB4.FIM、ファイルサイズ:43,974,688 bytes)と、ファームウエアアップデート手順書(PDF ファイル、5言語:日本語 / 英語 / フランス語 / スペイン語 / 簡体中国語)が入っています。ファームウエアの変更作業に入る前にファームウエアアップデート手順書を十分にご確認ください。
変更履歴
■ファームウエア Version 1.1.2.1.00の変更内容:
1. 周辺光量補正 / 倍率色収差補正の対応レンズを追加しました。
- EFシネマレンズ
CN-E20mm T1.5 L F
- EFレンズ
EF70-200mm F4L IS II USM
2. リール番号設定時にクリップ番号をリセットする「オートリセット」機能を追加しました。
3. LCDモニター「LM-V1」を接続してMIRRORボタンで反転表示させた場合に、ジョイスティックの左右操作が反転しない現象を修正しました。
4. 有機EL電子ビューファインダー「EVF-V70」を接続すると緑画が表示されることがある現象を修正しました。
5. Custom Pictureメニューで [Gamma] を [Normal 1~4] に設定した時の [Black Gamma] の補正を適正化しました。
6. Custom Pictureメニューで [Gamma] を [Normal 1~4] に設定した時の高輝度部の色再現を適正化しました。
■ファームウエア Version 1.1.1.1.00の変更内容:
1. XF-AVCフォーマット記録にて、装着レンズの実焦点距離のメタデータに対応しました。
2. LCDモニター「LM-V1」のタッチパネルの応答性の調整機能を追加しました。
3. EFレンズ オートIRIS対応レンズを追加しました。
EFレンズ
「EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM」、「EF85mm F1.4L IS USM」
4. ファームウエアVersion 1.0.8.1.00以降のカメラにおいて、記録モード「Slow & Fastモーション (CROP)」の撮影フレームレートを120fpsに設定した場合に、CFastカード記録とREC OUT端子出力映像が一瞬乱れることがある現象を修正しました。
■ファームウエア Version 1.1.0.1.00の変更内容:
1. LCDモニター「LM-V1」*が使用可能になりました。
2. 周辺光量補正 / 倍率色収差補正の対応レンズを追加しました。
- EF レンズ
「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」、「EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM」、「EF85mm F1.4L IS USM」
* LCDアタッチメントユニット「LA-V1」(別売)を使用してLM-V1を本機に取り付けることはできません。このカメラへの取り付けはサードパーティのアダプターが必要です。
また、ワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-E6 / WFT-E8」(別売り)やGPSレシーバー「GP-E1」(別売り)と同時に使用するときは、LM-V1をWFT-E6 / WFT-E8から離して使用してください。
■ファームウエア Version 1.0.9.1.00の変更内容:
1. CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S装着時
- デュアルピクセルCMOS AFによるオートフォーカスが可能となりました。
- 「デュアルピクセルフォーカスガイド」機能に対応しました。
- カメラ本体のグリップにあるジョイスティックでズーム操作が可能になりました。
- カメラのダイヤル操作でアイリス絞りのマニュアル調節が可能なほか、リモートコントローラー「RC-V100」(別売り)でフォーカス / ズーム / アイリスの操作が可能になりました。
- オートアイリス、プッシュオートアイリスが可能となりました。
- RECボタンのスタート / ストップ連動が可能になりました。
- 装着レンズの型名や焦点距離などのメタデータを取得し、カメラ側で表示可能になりました。
2. 波形モニターの表示位置の変更が可能になりました。
3. 周辺光量補正 / 倍率色収差補正の対応レンズが追加となりました。
- COMPACT-SERVO Lens
「CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S」
- EF レンズ
「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」、「EF16-35mm F2.8L III USM」
4. 顔限定AF動作時、画面内に顔が存在しないときの顔検出アイコンを、グレー表示から白表示に変更しました。
5. レンズのISスイッチがONの状態でカメラの電源をOFFしても、IS機構をロックする仕様に変更しました。
6. ブラウザーリモートのシャッタースピード一覧表示の誤記を修正しました。
■ファームウエア Version 1.0.8.1.00の変更内容:
1. CFastカード記録中にREC OUT端子またはMON.端子から4K RAW出力すると、4K RAW出力映像に瞬間的な横線ノイズが発生することがある現象を修正しました。
■ファームウエア Version 1.0.7.1.00の変更内容:
1. VPG130対応CFastカードと非対応CFastカードを同時に使用した場合、条件によってカメラがフリーズする現象を修正しました。*1
2. カスタムピクチャーの「Noise Reduction」の設定値に、ノイズフィルターを完全に解除するための [-1] *3を追加しました。*2
3. ファインダーの点灯制御を修正しました。
*1 ファームウエアVersion 1.0.6.1.00のカメラが対象製品です。
*2 ファームウエアVersion 1.0.4.1.00 - 1.0.6.1.00のカメラが対象製品です。
*3 ファームウエアVersion 1.0.4.1.00以降、設定値を [Off] にしても、弱いノイズフィルターが適用されています。設定値に [-1] を選択すると、ノイズ低減効果が全くなくなります。そのため、 [Off] 選択時よりノイズが増加します。また、設定値 [-1] で撮影したクリップをCanon XF Utility Ver. 2.1 - 3.2で使用すると、「Noise Reduction」の表示はブランクとなります。
■ファームウエア Version 1.0.6.1.00の変更内容:
1. 有機EL電子ビューファインダー「EVF-V70」(別売り)*1に対応しました。
2. シャッタースピードのアングルモード時の操作性を改善しました。
- アングルモード設定時にフレームレートを変更しても、アングル値が固定されるようになりました。
3. ワイヤレストランスミッター「WFT-E8」(別売り)に対応しました。
4. 65%以下のZebra設定が可能になりました。今回追加された設定値は以下の通りです。
- Zebra 1 Level: 5±5%、10±5%、15±5%、20±5%、25±5%、30±5%、35±5%、40±5%、45±5%、50±5%、55±5%、60±5%、65±5%
- Zebra 2 Level: 0%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%
5. モノラルマイクの入切を選択できるようになりました。
6. ブラウザーリモートで、フォーカスガイド枠表示ができるようになりました。
7. Slow & Fastモーション (CROP)撮影時、音声付撮影が可能になりました。
- 記録モードが「Slow & Fastモーション (CROP)」で、フレームレートと撮影フレームレートが同じ場合に音声記録が可能になりました。
8. CFastカード (VPG130) *2に対応しました。
9. EF24-105mm F4L IS II USM装着時、周辺光量補正と倍率色収差補正に対応しました。
10. XF-AVCのレンジに関するメタデータを修正しました
- Canon Log / Log2 / Log3のレンジをフルレンジに修正しました。
11. オートフォーカスの機能を向上させました。
12. 記録モード変更後の動作信頼性を向上させました。
*1 EVF-V70使用時は記録中の拡大表示および、ブラウザーリモートでのライブビュー表示は機能しません。
*2 動作確認済みのCFastの詳細情報は、キヤノンのホームページなどでご確認ください。
■ファームウエア Version 1.0.5.1.00の変更内容:
1. 特定のモードに設定した場合(スロー&ファストモーション記録など)、一部の手ブレ補正機構搭載レンズ*1の手ブレ補正機能が動作しない不具合を修正しました。
*1 EF35mm F2 IS USM
EF100mm F2.8L マクロ IS USM
EF200mm F2L IS USM
EF300mm F2.8L IS USM
EF300mm F2.8L IS II USM
EF300mm F4L IS USM
EF400mm F2.8L IS USM
EF400mm F2.8L IS II USM
EF400mm F4 DO IS USM
EF400mm F4L DO IS II USM
EF500mm F4L IS USM
EF500mm F4L IS II USM
EF600mm F4L IS USM
EF600mm F4L IS II USM
EF800mm F5.6L IS USM
EF16-35mm F4L IS USM
EF24-70mm F4L IS USM
EF24-105mm F4L IS USM
EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM
EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM
EF70-200mm F2.8L IS USM
EF70-200mm F2.8L IS II USM
EF70-200mm F4L IS USM
EF70-300mm F4-5.6 IS USM
EF70-300mm F4-5.6L IS USM
EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM
EF75-300mm F4-5.6 IS USM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
EF100-400mm F4.5/5.6L IS II USM
EF200-400mm F4L IS USM
EF-S17-55mm F2.8 IS USM
EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
■ファームウエア Version 1.0.4.1.00の変更内容:
1. Canon Log 3を追加しました。*1
2. Canon Log 2の暗部ノイズを低減しました。
3. 記録中でも拡大表示が使用可能になりました。*2
4. CN7x17 KAS S/E1 *3、CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S、CN20x50 IAS H/E1 *3装着時
- デュアルピクセルCMOS AFによるオートフォーカスが可能となりました。(CN20x50 IAS H/E1除く)
- カメラ本体のグリップにあるジョイスティックでズームを操作できるように設定可能になりました。
- カメラのダイヤル操作でアイリス絞りのマニュアル調節が可能なほか、リモートコントローラー「RC-V100」(別売り)でフォーカス / ズーム / アイリスの操作が可能になりました。
- オートアイリス、プッシュオートアイリスが可能となりました。
- 装着レンズの型名や焦点距離などのメタデータを取得し、カメラ側で表示可能になりました。
5. CN7x17 KAS S/E1、CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S、単焦点のEFシネマレンズ装着時
- 「デュアルピクセルフォーカスガイド」機能に対応しました。
6. 周辺光量補正 / 倍率色収差補正の対応レンズが追加となりました。
- COMPACT-SERVO Lens
「CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S」
- CINE-SERVO Lens
「CN20x50 IAS H/E1」
- EF レンズ
「EF35mm F1.4L II USM」、「EF50mm F1.8 STM」、「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」
7. フレームレートなどの記録設定変更時、解像度 / カラーサンプリングなどの関連する設定を可能な限り保持するようにメニュー動作を改善しました。
8. ACESproxy (ACES 1.0) に対応しました。
9. 高輝度光源の周辺に出る黒点現象を低減しました。
10. MXFフォーマット選択時の記録可能時間表示の算出方法を最適化しました。
*1 ファームウエアVersion1.0.4.1.00以上のCanon Log3ガンマで撮影したクリップは、同梱アプリケーションソフトウエアCanon XF Utility 3.0以前ではメタデータに正しくガンマ名称が表示されません。Canon XF Utility 3.1以降をインストールしてください。インストーラは既にリリースしています。
*2 記録中の拡大を有効にすると、「顔検出&追尾」および、ブラウザーリモートでのライブビュー表示は機能しません。
*3 レンズ側もファームウエアの更新を行う必要があります。
■ファームウエア Version 1.0.3.1.00の変更内容:
1. 2016年3月下旬発売のEFレンズ「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」に対応いたしました。(以前のファームウエアではフォーカス、および絞りの機能が動作しません)
■ファームウエア Version 1.0.2.1.00の変更内容:
1. ネットワークに接続した機器のWebブラウザーから操作して、リモート撮影を行うブラウザーリモート機能が、i OS 9に対応しました。
2. カラーサンプリング設定をRGB444 10 bitで記録したクリップのメタデータが、一部の編集ソフトで12 bitと表示されてしまう現象を修正しました。
3. 同期しないGENLOCK信号を入力された際、[Gen.] アイコンを点滅する仕様に修正しました。
■ファームウエア Version 1.0.1.1.00の変更内容:
1. スロー&ファストモーション記録モードで撮影したスローモーション記録映像がスキップする現象を修正しました。(4K 記録の24.00P と23.98P、2K/HD記録の29.97P, 25.00P, 24.00P, 23.98P)