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動画ディスプレイ DP-V2420 ファームウエア Version 1.4.2

情報掲載日:2020年11月5日

ファームウエア変更内容

このファームウエア(Version 1.4.2)は、以下の修正を盛り込んでいます。

  • TSL UMD protocolを用いた画面上のタリー表示機能が使用できない場合がある現象を修正しました。

尚、Version 1.4.2 は Version 1.4 と同じ機能および性能向上を含んでいます。Version 1.4 で追加された機能と性能向上の内容は以下の通りです。

  1. ファイル形式「.cube」のLUTファイルを、ディスプレイ本体に直接インポートすることが可能になりました。
  2. シネマEOSカメラ※1から Canon Log の映像を SDI/HDMI で出力している際、出力映像のレンジ(フルレンジ/ナローレンジ)に応じて、ディスプレイのカラーレンジ(フル/リミテッド)を自動判定して表示することが可能になりました。
  3. 「CDL/User LUT」に、RED Digital Cinema社製カメラで撮影した映像をHDR(PQ)とSDRに変換するLUT2種類を追加しました。
  4. 「ピクセル値チェック」に、指定したピクセルのxy色度値と色度図上の座標位置を表示する機能を追加しました。※2
  5. 「レンジチェック」に、従来の「オーバーレンジ」と設定した高輝度レンジ部分を着色表示する「ピークレンジ」を追加しました。
  6. 「シグナルモニタリング」で検出したエラー履歴を、USBメモリーなどの外部メモリーにエクスポートすることが可能になりました。また、電源オフ/オンした場合でもエラー履歴を保持することが可能になりました。
  7. 「セーフティーゾーンマーカー」のエリアサイズ(幅・高さ)とエリア表示位置(水平・垂直)の設定範囲を変更しました。また、エリアの形に「ボックス (マスク)」を追加しました。
  8. 「エリアマーカー2」を追加しました。2種類のエリアマーカーの設定が可能になりました。
  9. 「グリッドマーカー」の「間隔」の設定に、「80%(UHD)~ 95%(UHD)」を追加しました。
  10. 「オーディオレベルメーター」に、チャンネルの並び順と表示位置の変更設定を追加しました。
  11. SD-SDI信号の映像を表示する時、アスペクト比に応じて「16:9」と「4:3」を選択して表示することが可能になりました。また、Payload IDによる自動判定で表示することも可能になりました。
  12. 入力信号が SD-SDI と HD-SDI で切り替わった際、自動で判定して表示を切り替えることが可能になりました。
  13. 「フレーム輝度モニター」のHDR/SDR比率グラフの表示スケールの設定値に、「10%」「5%」を追加しました。
  14. Wi-FiまたはLAN接続によるリモート操作時のView画面のクリック/タッチ操作でピクセル値チェックの位置移動や、Control画面での調整バーの設定値の直接入力など、ウェブブラウザー画面の操作性が向上しました。
  15. 本体ボタン名の点灯を常時行う設定を追加しました。
  16. Hybrid Log-Gamma (HLG) のシステムガンマのオート時の動作を変更しました。
  17. 電力セーブ機能を追加しました。
  18. その他、操作性および表示改善を行いました。
  • ※1
    シネマEOSカメラからCanon Logのレンジ選択が可能な機種
    C500 Mark II/C300 Mark III (SDI/HDMIともに対応)
    C700/C700 GS/C700 FF (UserLUT設定、かつSDIのみ可能)
    (2020年5月末時点)
  • ※2
    カラーガマット「BT.2020」かつガンマ「1.0、2.2、2.35、2.4、2.6、PQ、HLG (HLG RGB除く) 」の場合のみ。

今回ご案内のファームウエア Version 1.4.2 は、Version 1.4.1 以前のファームウエアを搭載したディスプレイがアップデート対象となります。ディスプレイのファームウエアがすでに Version 1.4.2 の場合には、ファームウエアのアップデートを行う必要はありません。

ファームウエア変更のための準備

アップデートを行う前に、予め設定項目をエクスポートしておくことをお勧めします。エクスポートした設定内容はアップデート終了後にディスプレイにインポートして設定します。
ダウンロードしたファームウエアのフォルダーの中にファームウエア(ファイル名:update_dpv2420.rom、ファイルサイズ:25,822,470bytes)と、ファームウエアアップデート手順書(PDFファイル、5言語:日本語/英語/フランス語/ドイツ語/簡体中国語)が入っています。ファームウエアの変更作業に入る前にファームウエアアップデート手順書を十分にご確認いただきますようお願いいたします。

ファームウエアの変更を行う場合には以下の機材が必要です。

  1. ディスプレイ本体
  2. パソコン
  3. USB メモリー(FAT16 または FAT32)
  4. ファームウエア(ダウンロードしたファイル)

本機で使用しているソフトウエアについて

本機に組み込まれているソフトウエアは、当社または第三者のソフトウエアモジュールが含まれています。

当社開発ソフトウエアとフリーソフトウエア

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ダウンロード

ファームウエアを変更するためのファイルをダウンロードできます。
日本語版ファームウエア変更手順書については、「日本語版ファームウエア変更手順書」をクリックするとファイルが表示されます。