複合機のカーボン・オフセットに自治体発行のクレジットを活用
地域のCO2削減活動支援策として8月下旬より神戸市で開始
2020年8月19日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、キヤノン製複合機を導入したお客さまの事業所が所在する、自治体発行のオフセットクレジットを活用してカーボン・オフセットを実施する仕組みを、神戸市が取り組む「こうべCO2バンク」より開始します。
昨今、気候変動や地球温暖化が世界的に大きな課題となっています。そのため、主な原因とみられるCO2の排出削減に向け、少ないエネルギーで効率的に使える「省エネ」製品の提供や、社会全体のCO2削減活動を支援する「カーボン・オフセット※1」等の取り組みの重要性が増しています。
キヤノンMJはこれまで、経済産業省が推進するカーボン・オフセット制度を利用し、当社がオフセットしたCO2排出量を、複合機を導入されたユーザーが自己排出分の削減量として活用する仕組みを実施してまいりました。
一方神戸市では、市民・事業者・行政の協働による低炭素型まちづくりを推進し、住宅用太陽光発電システム・燃料電池システムの設置によるCO2排出削減を、環境価値化(クレジット化)し、神戸市内の環境保全活動につなげる「こうべCO2バンク」という仕組みを展開しています。
この度キヤノンMJは、自治体が販売するオフセットクレジット※2を活用した複合機におけるカーボン・オフセットを、業界初の取り組みとして導入いたします。自治体のクレジットを活用することで、その地域のCO2削減活動に貢献することが可能となります。
キヤノンMJは第一弾として、キヤノン製複合機※3を導入したお客さまが「こうべCO2バンク」発行のJ-クレジットによるカーボン・オフセットを利用できる仕組みを、2020年8月下旬より開始いたします。※4
「こうべCO2バンク」のJ-クレジットは、神戸市内の一般家庭の太陽光発電・エネファーム等で削減したCO2をクレジット化しているため、神戸市所在の複合機を導入したユーザーはカーボン・オフセットの実施を通じて、市内のCO2削減に貢献することができます。※5
キヤノンMJは今後、自治体が行うカーボン・オフセット制度の活用を通じて、地域内におけるCO2削減だけでなく、環境意識向上や、環境保全活動活性化のさらなる促進に貢献します。
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※1
カーボン・オフセットとは、自らの温室効果ガス排出量のうち、削減努力をし、それでも削減できない量を他の場所での排出削減・吸収量で埋め合わせ(オフセット)する取り組みです。
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※2
カーボン・オフセットに用いるために発行されるクレジットのことです。
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※3
カーボン・オフセットの対象となるのはオフィス向け複合機(再製造モデルを含む)と一部のプロダクションプリンターです。
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※4
神戸市所在でないお客さまにもご利用頂けます。ただし神戸市所在であるかないかにかかわらず、該当クレジットの在庫状況によりご希望に添えない場合があります。
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※5
「こうべCO2バンク」クレジットの販売による収益は、神戸市が行う環境保全事業に活用されます。
キヤノンMJグループにおける環境への取り組み
キヤノンMJグループは、「共生」の理念のもと、地球上のあらゆる生物の多様性に配慮し森や故郷を後世に永遠に残すため、豊かな生活と地球環境を両立する社会づくりに貢献します。
その取り組みの一つとして、オフィス向けの複合機やレーザープリンターなどの製品には、製品稼働時の消費電力削減に貢献するオンデマンド定着技術やIH(Induction Heating)定着技術などのキヤノン独自の省エネルギー技術が採用された、環境配慮製品を提供しています。
さらに、社会全体のCO2削減活動(森林保全や企業等の省エネ活動)を支援し、気候変動の防止に貢献するために、オフィス向け複合機(一部機種を除く)の製品ライフサイクル全体で排出するCO2の「カーボン・オフセット」を行っています。製品の環境配慮技術により、製品ライフサイクル全体で排出するCO2は削減されますが、それでも削減できないCO2分に相当するオフセットクレジットを購入することで、カーボン・オフセットを実施し、CO2排出実質ゼロの製品を提供しています。※
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Refreshedシリーズはライフサイクル全体のCO2を事前にオフセットして出荷していますがiR-ADVシリーズおよびimagePRESSシリーズは、お客さまのご要望に応じキヤノンにてオフセットを行います。
関連情報
この件に関するお問い合わせ先
お客さまからのお問い合わせ先
- キヤノンマーケティングジャパン株式会社 商品環境推進グループ
- 電話番号 03-6719-9207
報道機関からのお問い合わせ先
- キヤノンマーケティングジャパン株式会社広報部
- 報道関係者の方からのお問い合わせは、下記リンク先よりお問い合わせください。
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