「EOS Rシステム」の望遠ズームレンズ"RF70-200mm F2.8 L IS USM"を発売 大口径・ショートバックフォーカスにより世界最短・最軽量を実現
2019年10月24日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンは、「EOS Rシステム」の核となる交換レンズ「RFレンズ」の新製品として、プロ・ハイアマチュアユーザー向けの大口径望遠ズームレンズ"RF70-200mm F2.8 L IS USM"を2019年11月21日に発売します。
発売情報
RF70-200mm F2.8 L IS USM
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2019年11月21日
おもな特長
"RF70-200mm F2.8 L IS USM"は、描写性能や操作性、堅牢(けんろう)性などで最高水準の性能を追求した「L(Luxury)」レンズです。RFマウントの特長である大口径・ショートバックフォーカス※1を生かした設計により、焦点距離70mmから200mmのズーム全域で画面の中心部から周辺部まで高画質を実現しています。開放F値2.8のプロ・ハイアマチュアユーザー向けの望遠ズームレンズをラインアップに新たに加えることで、広角・標準・望遠からなるRFレンズの「F2.8 L IS USMズームレンズシリーズ」を構築し、ユーザーの多様なニーズに応えていきます。
高い機動性を実現する世界最短・最軽量ボディー
大口径マウントとショートバックフォーカスを生かし、カメラ側の撮像面近くに大口径レンズを配置して光学系を小型化するとともに、全長が変わるズームタイプの採用と非球面レンズ2枚の効果的な配置により、フルサイズセンサー搭載のレンズ交換式カメラ用焦点距離70-200mm、開放F値2.8のレンズとして、世界最短・最軽量※2を実現しています。
幅広い焦点距離における高画質
「スーパーUDレンズ※3」1枚、「UDレンズ※3」3枚、「UD非球面レンズ」1枚、「ガラスモールド非球面レンズ」1枚を含む13群17枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を画面中心部から周辺部まで低減し、70mmから200mmの幅広い焦点距離において、ズーム全域での高画質を実現しています。
電子式フローティングフォーカス制御の採用による快適な撮影
フォーカスレンズとフローティングレンズ※4の2つのレンズ群を、2つの超音波モーター「ナノUSM」で個別に駆動して最適制御する、電子式フローティングフォーカス制御をキヤノンとして初めて採用しています。ズーム全域で最短撮影距離0.7mを達成するとともに、静止画撮影時の高速AFと動画撮影時の滑らかなAFを実現しています。
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※1
最後部のレンズ面の頂点から撮像面までの光軸上の距離が短いこと。
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※2
世界最短はレンズ収納時。2019年10月23日現在。キヤノン調べ。
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※3
「UDレンズ」:「UD(Ultra low Dispersion=特殊低分散)ガラス」を用いたレンズ。「スーパーUDレンズ」:UDレンズの性能を大幅に向上させ、UDレンズ2枚分、蛍石の特性とほぼ同等の効果を備えたレンズ。
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※4
撮影距離に応じて、レンズを動かすことで収差を補正するレンズ。
ご参考:F2.8 Lズームレンズシリーズ
「F2.8 Lズームレンズシリーズ」の誕生
EFレンズシリーズにおいて、F2.8から始まるプロ向け大口径ズームレンズが最初に誕生したのは1989年です。当時のEOSシリーズの最高級AF一眼レフカメラ「EOS-1」と同時に「EF20-35mm F2.8L」、「EF28-80mm F2.8-4L USM」、「EF80-200mm F2.8L」の3本を発売しました。1989年以前は、画質や明るさを求めるプロの多くが単焦点レンズを使用していた時代がありました。しかし、レンズ技術の向上により、上記3本の大口径ズームレンズを発売したことで、単焦点レンズ並みの明るさや高画質を実現したズームレンズがプロの間でも使用されるようになっていきました。
現在までにいたる「F2.8Lズームレンズシリーズ」
発売年 | 製品名 | 発売年 | 製品名 |
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1989年 | EF20-35mm F2.8L | 2002年 | EF24-70mm F2.8L USM |
EF28-80mm F2.8-4L USM | 2007年 | EF16-35mm F2.8L II USM | |
EF80-200mm F2.8L | 2010年 | EF70-200mm F2.8L IS II USM | |
1993年 | EF28-70mm F2.8L USM | 2012年 | EF24-70mm F2.8L II USM |
1995年 | EF70-200mm F2.8L USM | 2016年 | EF16-35mm F2.8L III USM |
1996年 | EF17-35mm F2.8L USM | 2018年 | EF70-200mm F2.8L IS III USM |
2001年 | EF16-35mm F2.8L USM EF70-200mm F2.8L IS USM |
2019年 | RF15-35mm F2.8 L IS USM RF24-70mm F2.8 L IS USM RF70-200mm F2.8 L IS USM |
RFレンズの「F2.8 L IS USMズームレンズシリーズ」
キヤノンは、新たに5段分の手ブレ補正機構や「ナノUSM」、コントロールリングを搭載した「RF15-35mm F2.8 L IS USM」(2019年9月発売)と「RF24-70mm F2.8 L IS USM」(2019年9月発売)、"RF70-200mm F2.8 L IS USM"(2019年11月発売)の広角・標準・望遠からなる「F2.8 L IS USMズームレンズシリーズ」をラインアップに加えることで、プロ・ハイアマチュアを中心にユーザーの撮影表現の幅をさらに広げていきます。
商品紹介動画
関連情報
- 先行展示のご案内
- 本商品は、キヤノンパーソナル向けショールームにて、先行展示しております。
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"RF70-200mm F2.8 L IS USM"
867KB(2000px×1600px) -
「EF70-200mm F2.8L IS III USM」と"RF70-200mm F2.8 L IS"の全長・質量の比較
1.13MB(2800px×2100px) -
光学構成図
90KB(1244px×762px) -
断面図
85.9KB(891px×596px) -
ナノUSM配置イメージ
108KB(1104px×825px) -
防じん・防滴シーリング
2.81MB(2940px×2397px) -
RFレンズの「F2.8 L IS USMズームレンズシリーズ」
1.08MB(2018px×1374px)
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