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映像クラウドプラットフォームを運営するセーフィーに、キヤノンマーケティングジャパンが9.8億円の追加出資を実施

2019年9月26日

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
セーフィー株式会社



キヤノンマーケティングジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、ネットワークカメラのクラウドサービスを展開するセーフィー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐渡島隆平、以下セーフィー)に9億8千万円の追加出資を実施します。

キヤノンMJはネットワークカメラや映像解析ソフトウエア、映像管理基盤を軸とした映像ソリューション事業を展開しています。2017年9月には、クラウドによるライブモニタリングや録画サービスのニーズの高まりを受け、ネットワークカメラのクラウドサービスを展開するセーフィーと資本業務提携を実施しました。これにより、流通・小売・飲食業を中心とした店舗や事業所において、セーフィーのプラットフォームを活用した映像クラウドサービス"VisualStage(ヴィジュアルステージ)"を展開し、店舗管理やマーケティングなど幅広いニーズに対応してきました。

この度のセーフィーへの追加出資により、キヤノンMJはネットワークカメラのクラウドサービスを中核に位置付け、ターゲット業種の拡大、中・大規模顧客へのアプローチ強化、キヤノンの持つ技術との組み合わせにより、さらなるシナジーの創出を目指します。

具体的な協業内容

  1. 協業のターゲット業種をこれまでの「流通・小売」業に加え「製造」「医療・介護」業にも拡大し、業種に適したソリューション提案を実施
  2. キヤノンMJの扱う中・大規模顧客向けの映像管理ソフトウエア"XProtect"※1とセーフィーの小規模向けクラウド型サービス"Safie"を連携させ、中・大規模顧客向けに映像情報の一括管理を可能にするシステム提案を強化
  3. キヤノン株式会社の映像解析技術(群衆人数推定や人物属性推定)や、映像解析ソフトウエア"BriefCam"※2の映像要約技術を"Safie"と組み合わせることで、より質の高い映像クラウドサービスを展開

キヤノンMJは今後、Safieクラウド専用カメラの提供や、カメラと連動するAIサービスの共同開発・クロスセルなどを計画しており、クラウド映像ソリューションの業界トップランナーを目指します。

一方、セーフィーはこの度の追加出資を受けて、キヤノンMJとの協業による製品企画や開発を強化します。具体的には、Safieソフトウェアモジュールのキヤノン製ネットワークカメラへの対応を推進させるほか、映像解析ソフトウエア"BriefCam"を利用したアプリケーションの提供を進める計画です。特に、映像解析や映像検索については、市場での需要が高まってきていると捉えており、この両社でのシナジー創出で、映像活用による新たな社会課題を解決していきます。クラウドサービスならではの拡張性を生かし、様々な業界でお役立ていただけるアプリケーションの拡充を図ります。

  • ※1
    キヤノングループ マイルストーンシステムズ社製 ネットワークカメラ管理ソフトウエア
  • ※2
    キヤノングループ ブリーフカム社製 映像解析ソフトウエア

出資の概要

第三者割り当てによる出資

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