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マルチプロジェクション時の設置ワークフローを自動化により改善PCアプリケーションソフトウエア"Multi-projection Support Software"を提供

2019年9月5日

キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社



キヤノンは、レンズ交換式の「パワープロジェクター」シリーズ向けに、マルチプロジェクション時の「画素位置調整」と「色調整」を自動化し、設置ワークフローを改善するPCアプリケーションソフトウエア"Multi-projection Support Software"を10月中旬より無償提供します。

  • 対応機種は、「WUX7000Z」、「WUX 6600Z」、「WUX5800Z」、「WUX 7500」、「WUX 6700」、「WUX5800」(6機種ともに2018年7月発売)、「4K6021Z」(2019年11月上旬発売予定)、「4K6020Z」(2018年12月発売)、「4K5020Z」(2018年12月発売)の9機種。2019年9月5日時点。なお、一部機種は、ファームウエアを更新する必要があります。詳細はホームページでご確認ください。
プロジェクションマッピング例
(株式会社ネイキッド「MUSEUM OF FRAGRANCE」)
マルチプロジェクション時の機材イメージ
(「WUX7000Z」4台使用時)

おもな特長

近年、ビジネスプロジェクターは、従来のプレゼンテーションなどの用途に加え、スポーツイベントにおけるパブリックビューイングをはじめ、美術館での映像作品や、プロジェクションマッピング技術を用いた映像演出など、幅広い用途に活用が広がっています。このような用途では、複数のプロジェクターを組み合わせて映像を投写することで広範囲な投写や輝度を高める「マルチプロジェクション(マルチ投写)」という手法が、利用されています。

一方、マルチプロジェクションは、それぞれのプロジェクターが投写する映像の画素位置や色を正確に合わせる必要があるため、熟練作業者であっても、設置・調整作業に、時間と手間を要するという課題を抱えています。キヤノンは、この課題を解決するため、マルチプロジェクション時の「画素位置調整」と「色調整」を自動化することで、設置時のワークフローを改善するPCアプリケーションソフトウエア"Multi-projection Support Software"を開発しました。

キヤノンは、本ソフトウエアを無償提供することにより、共通プラットフォーム設計を採用する「WUX7000Z」などの「パワープロジェクター」シリーズの魅力を高めるとともに、マルチプロジェクションの利用シーンを広げ、映像表現の新たな可能性の追求に貢献していきます。

設置ワークフローを改善する「自動位置調整機能」と「自動色調整機能」

"Multi-projection Support Software"は、マルチプロジェクション時の「画素位置合わせ」、「色合わせ」の調整を自動化するPCアプリケーションソフトウエアです。
最大4台のプロジェクターがスクリーンに投写する映像を、市販のレンズ交換式カメラ「EOS Kiss」と交換レンズ※1を用いて撮影することで、位置ずれを自動調整する「自動位置調整機能※2」や、色や明るさを自動調整する「自動色調整機能」を利用することができます※3
従来、高度な熟練作業者が時間をかけて手動で行っていた作業を、自動化することにより、ワークフローにかかる時間や手間を改善します。

  • ※1
    「EOS Kiss X10」(2019年4月発売)と交換レンズ「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」(2017年4月発売)、「EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM」(2013年9月発売)、「EOS Kiss M」(2018年3月発売)と交換レンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」(2015年10月発売)、「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」(2014年7月発売)に対応。
  • ※2
    「ブレンド投写」の「自動位置調整」は、「4K5020Z」、「4K6020Z」、「4K6021Z」に対応しておりません。
  • ※3
    必要なシステム構成は「"Multi-projection Support Software"のシステム構築例」参照。

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