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4K放送用カメラ対応ポータブルズームレンズ"CJ15e×4.3B"を発売
クラス最広角の広角端4.3mmと最高倍率15倍ズームを実現

2019年9月6日

キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社



キヤノンは、2⁄3型センサー搭載の4K放送用カメラに対応するポータブルズームレンズの新製品として、広角ズームレンズ"CJ15e×4.3B"を2020年1月下旬より発売します。

CJ15e×4.3B
(倍率15倍 ⁄ 焦点距離4.3~65mm)

おもな特長

"CJ15e×4.3B"は、2⁄3型センサー搭載の4Kカメラに対応する高い光学性能を持つ、光学性能を重視したハイエンド向けのポータブルズームレンズ「UHDxs」シリーズの広角ズームレンズです。シリーズの特長である高い光学性能を備えながら、クラス最広角※1の広角端4.3mmとクラス最高※1の高倍率15倍ズームを両立し、スポーツ中継や各種番組制作のロケなど、多彩なシーンにおいて、臨場感あふれる高画質な映像表現が可能です。キヤノンは、4K放送用カメラに対応するポータブルズームレンズのラインアップを拡充し、幅広いユーザーの要望に応えていきます。

クラス最広角の広角端4.3mmとクラス最高倍率15倍ズーム

広角端4.3mm、高倍率15倍ズームにより、スタジアムの全景や広大な景色などの撮影に適しています。また、広角端4.3mmと最至近撮影距離約0.3mを実現しており、スペースの限られた場所や被写体に接近した撮影が可能です。

4K放送用カメラに対応する高い光学性能

蛍石、UDレンズ※2、スーパーUDレンズ※2を採用し、それらを最適配置する独自の光学設計技術により、色にじみや色収差を良好に補正し、ズーム全域で画面中心から周辺部まで優れた色再現性を実現しています。また、キヤノン独自の特殊コーティング技術「ASC(Air Sphere Coating)」により、フレアやゴーストを抑制し、HDR※3やWCG※4撮影においても、階調豊かな映像表現が可能です。

小型・軽量な筐体で高い機動性と操作性

4K光学性能を持ちながら、質量約2.19kg※5、外形寸法約163.0(幅)×107.6(高さ)×249.6(長さ)mmと、HD放送用カメラ対応レンズと同等の小型・軽量な筐体を実現し、報道やドキュメンタリーなどの分野に求められる高い機動性を確保し、撮影者の負担を軽減します。

  • ※1
    ENGスタイル(報道現場などで肩に担いで撮影する方式)で撮影可能な広角端5.0mm以下の2⁄3型センサー搭載の広角ズームレンズにおいて。2019年9月5日現在。キヤノン調べ。
  • ※2
    「UD(Ultra Low Dispersion=特殊低分散)ガラス」を用いたレンズ。スーパーUDレンズは、UDレンズの性能をさらに向上させたレンズ。
  • ※3
    High Dynamic Rangeの略。映像の明部と暗部の輝度差(ダイナミックレンジ)を向上させる技術。
  • ※4
    Wide Color Gamutの略。映像の色域(カラーガンマ)を広げる技術。
  • ※5
    IASE Sの場合。IRSE Sの質量は約2.11kg。IASE Sはフォーカスサーボ有、IRSE Sはフォーカスサーボ無。

ご参考:4K放送用レンズのラインアップについて

キヤノンは、世界最高※1倍率6.7倍を実現した国産初※1の放送用ズームレンズ「フィールドズームIF-I型」(1958年発売)から半世紀以上に渡り、高性能レンズを通じて映像業界のイノベーションに貢献してきました。4K化という大きな変革期を迎えた今も、その姿勢に変わりありません。たゆみない研究から生まれた最先端の光学技術と、メカニカル技術、材料工学、生産技術を融合し、厳しい評価試験を経て操作性と信頼性を確立しています。
より美しい映像を求め、見えなかった世界を目にしたいという人の願いは不変です。キヤノンは、その願いと、4K化という時代の要請に、先進のレンズテクノロジーで応えるとともに、業界最多※2の4K放送用レンズのさらなるラインアップの拡充を進め、制作現場の多様なニーズに応えていきます。

  • ※1
    1958年発売当時。キヤノン調べ。
  • ※2
    2019年9月5日現在。キヤノン調べ。

業界最多17本の4K放送用レンズのラインアップ

スタジオ ⁄ フィールドズームレンズ 計6本
製品名 発売年月
UHD-DIGISUPER 122 2019年4月
UHD-DIGISUPER 111 2019年2月
UHD-DIGISUPER 90 2016年2月
UHD-DIGISUPER 86 2016年5月
UHD-DIGISUPER 66 2018年8月
UHD-DIGISUPER 27 2017年3月
ポータブルズームレンズ 計11本
カテゴリー 製品名 発売年月
UHDxsシリーズ CJ45e×13.6B 2018年4月
CJ45e×9.7B 2018年3月
CJ25e×7.6B 2019年2月
CJ20e×7.8B 2016年6月
CJ15e×4.3B 2020年1月(予定)
CJ12e×4.3B 2016年2月
UHDgcシリーズ CJ18e×28B 2019年6月
CJ15e×8.5B 2019年7月
CJ24e×7.5B 2018年6月
CJ18e×7.6B 2018年11月
CJ14e×4.3B 2018年8月

ご参考:展示会への参考出展

2019 年9月13日(金)から17日(火)までの5日間、オランダ・アムステルダムで開催される国際放送機器展「IBC 2019」のキヤノンブースにおいて、"CJ15e×4.3B"を展示します。

放送用レンズの市場動向

日本や欧米諸国では、デジタルテレビ放送の普及に伴う放送機器のHD化がほぼ完了し、日本国内では2018年12月より新4K8K衛星放送が開始され、4K対応機材の導入がさらに加速しつつあります。一方、新興国では、今後デジタル放送への完全移行が予定されている国も多くあり、HDTV放送用機材の需要も継続して見込まれるとともに、4K放送への関心も高まっています。(キヤノン調べ)

発売情報

CJ15e×4.3B

参考価格
オープン価格
発売日
2020年1月下旬

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