画像処理ソフトウエア"Vision Edition-U"を発売 キヤノンが日本企業で初めてユニバーサルロボット社のUR+認証を取得
2019年8月27日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンは、生産現場の自動化を支援する画像処理ソフトウエア"Vision Edition-U"を2019年10月上旬より発売します。ユニバーサルロボット社(以下「UR社」)の協働ロボットと連携する"Vision Edition-U"は、日本企業で初めてUR社の認定製品プラットフォーム「UNIVERSAL ROBOTS+」(以下「UR+」)の認証を取得しました。
発売情報
Vision Edition-U
- 発売日
- 2019年10月上旬
おもな特長
近年、人件費の高騰や人手不足などから生産現場の自動化に対するニーズが高まっています。このような中、キヤノンは、「CANON INDUSTRIAL IMAGING PLATFORM」をコンセプトに、ネットワークカメラや産業用カメラなどのイメージング製品および、画像処理ソフトウエア「Vision Edition」(2018年3月発売)などを活用した生産現場の「見える化」を推進しています。
今回新たに発売する"Vision Edition-U"は、協働ロボットのリーディングカンパニーであるUR社製ロボット専用の画像処理ソフトウエアです。キヤノン製のネットワークカメラなどと組み合わせ、UR社製の協働ロボットと連動することにより、ロボットの手元から作業場の周囲まで、用途に応じて撮影・画像処理を行うことで、ロボットの「眼」の役割を担います。例えば、ロボットによる部品のピック&プレイス作業※において、画像処理により作業の抜け漏れを発見・防止したり、ロボットで部品を電子はかりに乗せる作業において、デジタルで表示される重量を画像処理で認識し、基準を満たしているか確認を行ったりするなど、協働ロボットの作業に付加価値を与えます。
協働ロボットの特徴は、人との協働作業を前提に設計されており、生産現場の規模や種類に応じて、容易かつ柔軟に活用できることです。「Vision Edition」も、ネットワークカメラが持つ光学ズームやオートフォーカス、パン・チルトなどの機能を用いた柔軟な画像処理設定が可能で、特殊なプログラミングを必要とせず容易に導入できます。UR社の協働ロボットと"Vision Edition-U"を組み合わせることで、さまざまな生産現場の自動化に向けたソリューションを提供することが可能になります。
キヤノンは、今後も協働ロボットの「眼」の役割を担う、ネットワークカメラや産業用カメラ、画像処理ソフトウエア「Vision Edition」を幅広い協働ロボットに提供することで、生産現場の自動化を促進し、生産性や品質の向上に貢献していきます。
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特定の位置にある部品をつまみ上げ、決められた位置まで部品を移送する一連の作業。
CANON INDUSTRIAL IMAGING PLATFORMについて
「CANON INDUSTRIAL IMAGING PLATFORM」は、キヤノンが提供する、生産現場向けイメージ一括管理システムです。キヤノンが持つ幅広いイメージング製品群、画像処理技術を活用し、生産現場の「見える化」を実現します。
UR社について
2005年に設立されたUR社は、あらゆる規模の会社にロボット技術を活用いただくことを目的に、小型で、使いやすく、リーズナブルな価格設定で、フレキシブルかつ安全な産業用ロボットの開発を行っています。2008年に協働ロボット第一号を発表して以来、ユーザーフレンドリーなコボット※の提供によって大きな成長を遂げており、現在では世界中で販売されています。UR社はTeradyne Inc.傘下の企業であり、デンマーク・オーデンセに本社を置き、米国、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、チェコ、トルコ、中国、インド、シンガポール、日本、韓国、台湾、メキシコに子会社や支社を擁しています。2018年のUR社の売上高は 2億3,400万ドルでした。
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Collaborative Robot(コラボレーションロボット)の略称で、協働ロボットのこと。
関連情報
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