医用画像をどこでも迅速に閲覧できる"モバイル画像参照サービス"を提供開始 医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place」を拡充
2019年7月16日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、このほど医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place(メディカルイメージプレイス)」 のサービスとして"モバイル画像参照サービス"の提供を7月下旬より開始します。本サービスは、モバイル端末を利用しどこでも迅速にCTやMRIなどの医用画像を参照することができ、在宅医療での活用や医療関係者の働き方改革を支援します。
おもな特長
キヤノンMJグループは2014年10月より医用画像を活用するためのクラウド基盤「Medical Image Place」の提供を開始し、第一弾として読影事業者と医療機関をつなぐ"遠隔読影インフラサービス"を開始しました。その後、医用画像のバックアップサービス“医用画像外部保管サービス"や地域中核病院と周辺の医療機関が医用画像を共有できる“地域連携サービス"などを提供し、医用画像に関する読影・保管・参照・共有ができるプラットフォームとしてサービスを展開してきました。
近年、少子高齢化による医療や介護の需要が高まっており、厚生労働省は2025年までに各地域にあった在宅医療や医療介護連携によるサービスを提供する地域包括ケアの構築を目指しています。一方、医療現場では、人材不足やそれに伴う医療従事者の長時間労働も顕在化しており、働き方改革を進めています。労務管理や労働時間の短縮、業務の効率化にITを活用するだけでなく、地域ケア包括ケアの相互ネットワークを生かした総合的なサービスの実現のため、医療情報の一元管理や分析、活用ができる医療介護情報基盤が求められています。
こうした医療現場の環境変化やニーズに対応し、キヤノンMJは"モバイル画像参照サービス"を7月下旬より提供を開始します。医用画像は、診断や治療方針を決める上で重要ですが、特殊なフォーマットで作成されるため簡単に閲覧することが困難でした。本サービスは、医療従事者が災害時などの遠隔医療や在宅医療現場でも、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で医用画像を迅速に参照できるため、医療の質の向上や患者へのサービス向上を実現します。また、医療用クラウド基盤「Medical Image Place」は、各省庁のガイドラインに準拠した高度なセキュリティ対策を備え、また、院内と外部のネットワークを物理的に分離し、電子証明書による認証によりなりすまし防止対策も万全です。
キヤノンMJグループは、医用画像クラウドサービス「Medical Image Place」をプラットフォームに、今後も新しいサービスを拡充し、医療ソリューション事業を強化・拡大していきます。
発売情報
モバイル画像参照サービス
- 月額利用料金(税別)
- 50,000円~
- 提供開始日
- 7月下旬
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初期導入に関する端末費用ならびに設定費用、個別開発費は別途費用がかかります。
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最低月間保管容量500GBまでとなります。
関連情報
- 紹介ページ
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