2019年1月、2月のマルウェアレポートを公開 日本を標的としたランサムウェアGandCrab感染を狙う攻撃を観測
2019年4月5日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、2019年1月、2月のマルウェア検出状況に関するレポートを公開しました。1月以降に急増した悪意のあるJavaScriptファイルや、ランサムウェアGandCrabの感染を狙ったmalspam※などについて解説しています。
-
※
malware spamまたはmalicious spamの略です。ここでは、マルウェア感染を狙ったスパムメールを指します。
キヤノンMJのマルウェアラボは、国内で利用されているウイルス対策ソフトウェア「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」のマルウェア検出データを基に、2019年1月と2月のマルウェア検出状況を分析しレポートを公開しました。
トピックス
メールに添付された悪意のあるJavaScriptファイルが急増
2019年1月と2月の国内マルウェア検出数は、2018年12月と比較して増加しました。国内で最も多く検出されたマルウェアは、電子メールに添付された悪意のあるJavaScriptファイルであるJS/Danger.ScriptAttachmentでした。JS/Danger.ScriptAttachmentは、メールに添付されたファイル名が、Love_you_<数字>となっていたことから、ESETではこの攻撃を"Love You" malspam campaignと呼んでいます。
ランサムウェアGandCrabの感染を狙ったmalspam
1月、2月はランサムウェアGandCrabの感染を狙ったmalspamを数多く観測しています。1月初旬から確認されているLove you malspamは、JavaScript形式のダウンローダーが含まれたzipファイルが添付されており、ダウンローダーを実行するとランサムウェアGandCrabやスパムボットPhorpiex、コインマイナーなどさまざまなマルウェアに感染する恐れがあります。GandCrabに感染するとファイルが暗号化されたりさまざまな情報を収集されたりします。
マルウェアレポート内では、ランサムウェアGandCrabの感染フローと対策について解説しています。
マルウェアやセキュリティに関する情報を「マルウェア情報局」で公開中
キヤノンMJでは、インターネットをより安全に活用するために、マルウェアや各種セキュリティに関する情報を提供しています。こちらも合わせてご覧ください。
マルウェア情報局は、キヤノンMJが日本国内総販売代理店として取り扱うESET製品に関する情報や、マルウェアの情報を提供するポータルサイトです。本サイトでは、スロバキアのセキュリティベンダーESET社が発信するニュースを中心に、キヤノンMJのサイバーセキュリティに関する研究を担うマルウェアラボが発信するレポートを掲載しています。
-
※
ESETは、ESET, spol. s r.o.の商標です。
関連情報
- 紹介ページ
この件に関するお問い合わせ先
本ページに掲載されている画像、文書その他データの著作権はニュースリリース発行元に帰属します。
また、報道用途以外の商用利用(宣伝、マーケティング、商品化を含む)において、無断で複製、転載することは、著作権者の権利の侵害となります。