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4Kカメラ対応ポータブルズームレンズ2機種を発売 高い機動性を実現した「UHDgc」シリーズのラインアップを拡充

2019年4月3日

キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社



キヤノンは、2⁄3型センサー搭載の4Kカメラに対応するポータブルズームレンズの新製品として"CJ18e×28B"を2019年6月下旬、"CJ15e×8.5B"を2019年7月下旬より順次発売します。

CJ18e×28B
(倍率18倍/焦点距離28~500mm)
CJ15e×8.5B
(倍率15倍/焦点距離8.5~128mm)

発売情報

CJ18e×28B(IASE S)

価格
オープン価格
発売日
2019年6月下旬

CJ15e×8.5B(KRSE-V S)

価格
オープン価格
発売日
2019年7月下旬

おもな特長

新製品2機種は、4Kに対応する光学性能を持ちながら、HD放送用カメラ対応のポータブルレンズと同じ高い機動性と運用性を確保した「UHDgc」シリーズの製品です。本シリーズのラインアップを拡充し、ドキュメンタリーや各種イベント撮影などの映像制作や、報道などにおけるさまざまなニーズに応えます。

4Kカメラに対応する光学性能と高い機動性を確保

蛍石やUDレンズ※1を採用するとともに、それらを最適配置する独自の光学設計技術を用いることで色にじみや輪郭の色づきを抑制し、画像の隅々まで優れた色再現性を実現しています。また、レンズのコーティングや鏡筒内面の反射を防ぐ設計により、ゴースト・フレアを抑制し、HDR※2やWCG※3に対応した階調性豊かな映像表現が可能です。HD放送用カメラ対応レンズと同等の小型・軽量な筐体(きょうたい)を実現することで、4K光学性能と高い機動性を確保しています。

望遠端最大1,000㎜の焦点距離で迫力ある超望遠撮影を実現した"CJ18e×28B"

"CJ18e×28B"は、倍率18倍、焦点距離28~500mmの幅広い焦点距離をカバーし、レンズ本体に内蔵する2倍のエクステンダー使用時には、望遠端で1,000mmの焦点距離を達成しています。「UHDgc」シリーズの特長である高い機動性と可搬性により、さまざまな撮影スタイルで迫力のある超望遠撮影が可能で、自然番組やドキュメンタリー、報道など多様なシーンで活用できます。

光学防振機構の搭載により高い抑振性を実現した"CJ15e×8.5B"

"CJ15e×8.5B"は、キヤノン独自のバリアングルプリズム※4による手ブレ補正機構を採用し、広角端から望遠端までズーム全域で、かつ幅広い振動周波数で高い抑振性能を実現しています。4Kカメラ対応の光学性能を確保しながら肩担ぎや車載など多様な撮影シーンに対応します。
  • ※1
    Ultra Low Dispersion Lens=特殊低分散レンズ。
  • ※2
    High Dynamic Rangeの略。映像の明部と暗部の輝度差(ダイナミックレンジ)を向上させる技術。
  • ※3
    Wide Color Gamutの略。映像の色域(カラーガンマ)を広げる技術。
  • ※4
    2枚のガラスに挟まれた高屈折率液体の角度を変化させることにより光軸を傾け、ブレを補正する機構。

ご参考

2019年4月8日(月)から11日(木)まで米国ラスベガスで開催される放送・映像制作機器の展示会「NAB Show 2019」のキヤノンブースにおいて、"CJ18e×28B/CJ15e×8.5B"を展示します。

放送用レンズの市場動向

日本や欧米諸国では、デジタルテレビ放送の普及に伴う放送機器のHD化がほぼ完了し、日本国内では2018年12月より新4K8K衛星放送が開始され、4K対応機材の導入がさらに加速しつつあります。一方、新興国では、今後デジタル放送への完全移行が予定されている国も多くあり、HDTV放送用機材の需要も継続して見込まれるとともに、4K放送への関心も高まっています。(キヤノン調べ)

関連情報

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